ばあちゃんへ


お通夜・告別式と、滞りなく無事終わり、

一人帰宅するバスに揺られながら

お母さんが棺に入れたおにぎりと
同じ味のおにぎりを持たせてくれたもんだから

食べながら

やっと張り詰めていたものから解放されて
ばあちゃんへの思いが沸々と溢れ出てきたから
上手く書けない事は百も千も承知ですが
今の思いのままにここに書き留めておこうかと


. . . ✍🏻



いつも可愛がってくれて

いつも甘やかしてくれて

いつも無償の愛を注いでくれて
温かく包んでくれた ばあちゃん




幼い時の一人寂しかったお留守番も
唯一暗記していたばあちゃんの電話番号押して
安定剤のようにばあちゃんの声聞いたり

親戚が来る度に
人見知りを発揮していた幼い私は
駆け込み寺みたいにばあちゃんの家に一人で
転がり込んでちゃっかり泊まったり

私が帰ったら寂しがるかなって
やっぱりばあちゃんちに泊まると母にせがみ
日が沈んでからばあちゃんの家に突撃して

ばあちゃんの横に布団敷いて一緒に寝て

(そんな日に迎える朝は決まって)
目覚ましたら早々
張り切って台所に立って朝ご飯作ってくれてて
テーブルいっぱいにご馳走並んでて

私が書いた捨ててもいいような絵も 習字も
行く度に壁に貼って飾ってくれて

帰る時には
いつも大好物の小豆の赤飯作ってもたせてくれて

、、、

あれもこれも尽きないほど出てくる
これからもずっと大好きなばあちゃん


いつだって私の一番の拠り所だった ばあちゃん


写真も ビデオも 全然残ってないけど

頭にはすぐ思い出せる

あの日の、
あの瞬間の、
あのばあちゃんの姿、声

愛をもって人と関わることは
ばあちゃんからたくさん教えてもらったよ。




ばあちゃんがこれからどこに行くのかは
まだ未熟な私にはよく分からないけど


思う存分

食べたいものを食べて

楽に呼吸が出来て

見たい景色をみて

聴きたい音色をきいて

手も足も身軽に動かせて

痛みも何もないところで

ただ、楽になっていたらいいなと。

そして

仏壇に話しかけては
ずっと会いたがっていた最愛のじいちゃんと
念願の再会、出来てたらいいなと。


ただただ、思うばかり。



心から、ばあちゃんの孫でよかった🥹


ばあちゃん、ありがとうね。


安らかにね。



end.

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