見出し画像

306という数字。

私はよく「306」という数字を使います。誕生日でも記念日でもないのですが、気に入ってよく使っています。


幼稚園~小学6年間、インターナショナルスクールに通学しており、基本的に英語を共通言語として様々な国籍の子供たちと教育を受けて育ちました。クラスはあったものの、小学生でも高校生と同じ授業を受けることができ、年齢関係なく交流ができる環境がすごく好きでした。

小学3年生のある日、突然クラスメイト一人一人に番号が言いわたされました。3年生で、アルファベット順に並ぶと前から6番目だったため、私の番号は「306」でした。学校全体の人数も増えてきており、出席番号で管理をし始めたタイミングだったのだと思います。(当時はクラスメイト10人もいなかったのですが...)

自分の持ち物・テストの解答用紙に番号を書くことはとても新鮮だったのを覚えています。同時にナンバリングされていることには違和感があったのも覚えています。まるで牛さんや豚さんのように家畜になった感覚もありました。「個」というよりもただの「生徒306」。

しばらく経つと、慣れない番号とは仲良くなれました。自分を表す1つの要素として理解するようになり、4年生になる頃には306でなくなることが寂しくなるほど気にいるようになっていました。

組織の一員である感覚、自分自身を違った括りにしてくれる306番に安堵感があったのかもしれません。

その後も、出席番号・社員番号など番号をふられることはありましたが、やはり最も衝撃を受けた「306」には敵わず、今でもよく使用する番号となっています。

皆さんにも思い出の数字とかあるのでしょうか?

2020.01.22_aoi

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?