初投稿 風邪を引いた。

自己紹介なんて堅苦しいことをしても私に誰も振り向かないと思うだろうし、
間の抜けた挨拶なんてしてもどうかと思うので、文章を書こうと思う。

風邪を引いてる。
混沌と意識がしている内に、書いているものなので、
これを投稿したことを後悔するかも知れない。

この前、風邪を引いたとき、
書いていた、日記がある。

風邪引き日記

アルコオルを飲んだ、ばかりに夢うつつである。

アルコールに、うなされる。

二日酔いじゃなかった。風邪であった。
虚ろになってゆく意識へと辷りが加速してゆく。
こうして日頃と過ぎてゆくのであろう。
そうして退屈に思えてきた。

部屋から出て、鏡があり、「髪型が荒れなくなった」と思い、
部屋に戻ったら、ぶっきらぼうな誰かに、ひどく荒らされている。うなされた痕跡。

病駆の身体になっても、太宰も読めない。
考えると現れる咳に遮られて、思考の闇に降りていけない、至って健康な身体である。

全く頭が廻らん。
本が全然読めない。
太宰が風邪を引いたとき、何冊読んだか、
書いてなかったっけ。
碧眼托鉢。フィリップの骨格。あぁ(太宰は、)風邪を引いてない。
風邪を引くと変なものが見えてくる。

朧からぼんやり自分の輪郭が泛び上がってきたのである。
先日、風邪を引いた。
寝込んであった。
久しく頭を遣わせてなかった。
朧に見えた自分がぼんやり境界を留めて此方を向かって見ていた。
頭を遣うとゃっと自分に境界が出来るのだった。
構造と構築されてきた自己が通ったとこが現れる。
そこの全ての経験が、現れてやっと見えだした。
これは三途の川の暁でも見てきたのだろうか。


これは、日記形式の文章で、threadを纏めていき、
一本の小説のように仕立てた。
無頼派のようなところから浄土教へ近づいて、
その浄土教の文化で、ある朧へとつながっている。
それを、膨大な構成のように見せてて、
小さい処から、妄想で膨大な処へとゆく過程が面白いと思って書いた。

風邪は、流行りのものであった。
前の風邪も、同じようなものであった。
最近、風邪を引きやすい。
身体でも、弱っているのだろうか。



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