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イメージだけで語るべからず

自己紹介

 ロマニスタのおしょうと申します。noteを始めてみました。5年前までは個人のブログをやっていたのですが現在は実質閉鎖中で、今さら復活させるのもアレなので、形を変えて再始動することにしました。「AS ROMA GIAPPONE」の方にも記事を載せているのですが、そっちはそっちで不定期ながらも継続します。こっちの方では、気張らずにフリーダムな感じでやっていきます。初見の人はツイッターで「おしょう@osho_1016」で検索してみてください。

雑談

 そういえば、先日募ったアンケートの自由記入欄でポケモンネタを振られたんですが(ツイッターのアイコンにカモネギがいるため)、実はもう10年以上も買っていません。最近はswitchオンラインの「ポケモンスタジアム2」をプレーしています。ラフレシアが可愛いね。
 先日ニンテンドーダイレクトをライブで見ていたのですが、個人的に激アツなものはとくになかったですね。でも横スクのマリオ新作はやりたいなあ。ロマニスタ同士で観戦会をするのもいいけど、ゲーム部もつくりましょうよ。数年前にFIFAを一緒にやっていた時期があるんですが、実はまたやりたいです。次回作は「FIFA」ではなくなるようですが…。

 話は変わりますが、少し前に「FACT FULNESS」という本を読みました。取り扱う内容は自分の専門外なので、鵜呑みにするでもなく、疑念をもつでもなく、ただ事実として書かれていることを吸収するといった読み方ではありましたが、十分に楽しみました。
 簡単にいうと、人々が世界を正しく捉えていないということを、データに基づいて示していくというものです。現代社会にさまざまな課題があることを否定するわけではないのですが、世の中はみんなが想像しているような悪いことばかりではないと主張するわけです。「世界の何割の人々がいくらかでも電気を使える?」「世界の何割の1歳児が予防接種を受けることができる?」といった問いに対して、大半の人は「2割」「5割」などと答えてしまうのですが、実際には8割以上。誤った認識が世界中に広がったままになっているようです。

雑談②

 さて、そんな雑談を長続きさせるつもりはないので、サッカーの話にすり替えていきます。特定のだれかをリプライで攻撃したりすることは一切ないのですが、ツイッターのタイムラインでサッカー評を見ていると「それは事実と異なるのではないか?」と思うことがたまにあります。おそらく自分も誤情報を流したことはあるでしょうし、だれかを咎めようとする意図はありません。しかし、やはり誤りだと気づいたことがあれば、その誤解を解きたい気持ちになります。

 ここで少しだけ話を戻しますが、先ほどの書籍では「チンパンジークイズ」というものがあって、先述した電気や予防接種のくだりも含まれるのですが、ここで提示された三択問題の12問は、いずれも正解率が3.3割を下回っています。当てずっぽうに答えても、つまりはチンパンジーが答えても33%の確率で正答できるのに、博識な人のアンサーであっても正解率がほんの3割以下となるのです。
 先日ツイッターでみなさんが回答してくれた「ウルトラスーパーサッカークイズ」ですが、実はこのブログ用に作成したクイズだったのです。誤解が生じていそうな要素を探し、出題してみました。意地悪なことをしてしまい、ごめんなさい。

 このクイズでは10問を出題しました。その33%なので、いい加減に答えても3~4問くらいは当たるはずです。しかし、平均点は2.0点。4問以上で正答したのは、27人中の4人でした。
 ただ、私が言いたいのは「みんなはサッカーを分かっていない」なんてことではありません。このようなスタッツなんて、年間2000試合を見ていると言っていた小柳ル○子でさえも知らないと思われるただの数字でしかなく、仮に全問不正解でもプロの解説者が務まるかもしれないし、その逆みたいなこともまたあり得るのです。
 じゃあクイズはなんだったの?って感じた人もいると思いますが、意味がないということでもありません。ただの数字とはいっても、事実ではあります。今回クイズに使ったデータは、私個人としてはそれほど意外じゃない(けど世間的には誤解されていそう)と思ったものを選んでいます。クイズのうち、以下の問題を振り返ってみましょう。

Q. この中で今季、ディフェンシブサードでの90分平均タックル数が最も多い選手は?
▶ラウタロ・マルティネス
▶モハメド・サラー
▶ネイマール

A. ネイマール(正解者は27人中の1人だけ)

 例えば、W杯でネイマールが自陣に戻って懸命に守備をしていたとすると「今大会は気合いが違うぜ!」みたいな反応をするファンが多く見受けられます。その中で、とあるPSGのファンが「いや普段もべつに守備サボらないぞ」と言っていたのを私は覚えていたので、今回このデータを探してみたのです。「ディフェンシブサードでのタックル数が多い=守備的なプレーが得意」とは必ずしもいえないかもしれませんが、守備の怠慢を指摘する前に(細かい数値はともかく)こういった事実があることを少しでも認識しておくべきだと思います。

 さて、第1回のテーマがこれですから、こういうスタイルのnoteになるのかな?と思いきや、そんなことは一切ありません。今後は不定期かつ題材もテキトーです。ただ、こうした考えをもって普段しゃべっていかないと、誤解が広がるかもしれないということは伝えたかったのです。

おわり

 ときどき「AS ROMA GIAPPONE」に記事を載せているのもあって、今後はnoteとうまい具合に使い分けていく所存です。堅いのはARGに載せ、もう少しゆるい、または個人的な趣味が色濃いテーマではコチラを利用します。あとはローマやサッカー関連じゃない場合。

 余談ですが、今回のクイズの1問目の前に「ロマニスタですか?」という項目を設けていたのですが(ローマ関連のクイズで他クラブファンとの相違があるかを調べたかったため)、全員ロマニスタでした。他クラブからの人望はゼロ。でもそれでいいです。ロマニスタに嫌われなければ今後もやっていけそうです。まだまだよろしくお願いします!

 なお、答え合わせがこの記事の主題ではないので詳細説明はしませんが、答えを記しておきます。

Q. この中で今季、90分平均タックル数が最も多い選手は?=正答率:4%
▶モイセス・カイセド
▶スタニスラフ・ロボトカ
▶マルコ・ヴェラッティ(正解)
これはヴェラッティ。技術の高さがフォーカスされる選手ですが、タックル数は毎シーズン必ず多いですよ。

Q. この中で今季、得点期待値を最も大きく上回った選手は?(90分平均ではなく実数値)=正答率:44%
▶アーリング・ハーランド
▶マーカス・ラッシュフォード
▶フビチャ・クバラツヘリア(正解)
ただの当てずっぽうよりは正解率が高かった、数少ない問題。

Q. この中で今季、ペナルティエリア外での守備アクションが最も“少ない”選手は?=正答率:11%
▶アレックス・メレト
▶アンドレ・オナナ(正解)
▶ルイ・パトリシオ
これはインテリスタに聞きたいんだけどマジ?足元の技術と守備範囲の広さって同じように考えられがちだけど、異なる要素ですよと示すための、良い例が見つかりました。

Q. アル・ナスルのクリスティアーノ・ロナウドは、サウジリーグで16試合に出場。何得点を記録した?=正答率:37%
▶14得点(正解)
▶8得点
▶5得点
こちらも33%超えの正答率を記録。

Q. 直近2シーズンで、アシスト数が最も多いのは?=正答率:26%
▶ブルーノ・フェルナンデス
▶トレント・アレクサンダー=アーノルド
▶キリアン・エンバペ(正解)

Q. 直近5シーズンで、得点数が最も多いのは?=正答率:30%
▶モハメド・サラー
▶ハリー・ケイン
▶リオネル・メッシ(正解)

Q. この中で、ローマでの出場時間あたりの得点数が最も多い(得点ペースが良い)のは?=正答率:15%
▶ステファン・エル・シャーラウィ
▶タミー・エイブラハム(正解)
▶エルドル・ショムロドフ
昨季27ゴールですからね。さすがにエイブラハムです。でも7割以上の人はエル・シャーラウィを選んでいました。もしかしたら今季だけの成績だと思ってしまったかな?問題文が不親切だったかもしれません。すみません。

Q. この中で、相手のシュートにつながるエラーが少ないのは?(出場時間あたりの頻度/ローマ所属時のみ)=正答率:7%
▶コスタス・マノラス
▶フェデリコ・ファシオ
▶ファン・ジェズス(正解)
なんかやらかす人というイメージがつきまとっている気がするのですが、直接失点につながったシーンとかまったく覚えがないんですよね。このデータには、単に空中戦で負けたとか、ドリブルで抜かれたとか、そういうのは含まれていないはずなので、本当にただの個人的なエラーという点では全然やらかさない選手だったと思います。これも問題文が説明不十分だったかもしれませんね。

Q. この中で、プリマベーラの選手をトップチームでデビューさせた回数が最も多いのは?=正答率:22%
▶エウゼビオ・ディ・フランチェスコ
▶パウロ・フォンセカ(正解)
▶ジョゼ・モウリーニョ
これも「だからなんだ」という話ですけど。モウリーニョも少なくないのですが、フォンセカの方が多いです。どちらが若手を重宝するか、という言い方だとまた結果が変わるかもしれませんが、デビューさせた数ではフォンセカ。数年前のことって、どうしても覚えていられないものです。

※とくにローマ以外の選手ですが、日頃から試合を熱心に見ているわけではないので、自分自身でも感覚的にはピンとこないスタッツも一部含まれます。私のミスで本当に間違ったデータを提示した可能性もなくはないので、「さすがにおかしくない?」というデータがあると感じたら、ご指摘ください。

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