三十時瑞稀と私の最高の夏2022～サマパラHiHi Jets公演に入った〜

2022年8月16日。
東京には台風が迫っていた。
そしてわたしはその日のHiHi Jetsのサマパラ公演のチケットを持っていたのだ。

前日から「明日のチケットを持っている方へ」なんてメールも届いたりして、なんとか掴み取ったこの券、ちゃんと使えるのだろうか、なんて不安になったりした。
いくらHiHi Jetsが雨男たちだからって台風はないじゃん〜🤣と思った。
私は名義もひとつ、ソロ参戦で、この公演だけが私のサマパラだった。
ゆうぴがコロナにかかってしまって、彼なしで本来のセットリストをやりたくないと急遽違うセットリストを組んだり、帰ってきたらみんながゴリゴリにかっこよくて最高、なんてツイートをみたりしていたから、本当に不安で、職場の人に頼んでみんなでてるてる坊主を作って開催を祈った(アットホームな職場です)。

そして当日朝、なんとか持った天気と、「開催」のメール。
天気が悪かろうが、その文字を見ただけで私の心は快晴、気温40度、熱中症注意。
洋服もあまり凝りすぎず、靴も長靴で、落ち着いて歩けるように髪はちょっと巻いてポニーテールに。
ウキウキで準備しながら瑞稀くんを観られるのが楽しみで仕方なかった。
帰りは電車止まって歩いて帰ることになってもいいから、なんとか東京ドームシティにたどり着かせてくれ、という気持ちで家を出た。
そしてたどり着いた東京ドームシティ。
来ただけで終わったような気持ちになりかけたが、もちろん本番はこれから。
なんとか気を持ち直して、受付に向かう。

この公演は、感染症対策のこともあり、入場順が3グループに分かれていて、私は入場順が3番目、最後だった。
席にはあまり期待をしておらず、入れるだけ最高だよねという気持ちでいた。
入場するまで席が分からないシステムだったので、すっかり2階、3階の奥の方でみる覚悟できていたのである。
何も考えずに「さ〜て私の座席は……」と座席を確認すると

アリーナ2列

アリーナ2列？ってアリーナの2列目？ってこと？
一瞬よく分からなくなり、スクショをとって画面を閉じた。
本当に？アリーナなのか？本当か？
そう思いながらもう一度画面をみると、確かにアリーナ2列とかいてある。
数字的には端っこの方だろうと予測できたが、本当にこんなことが有り得るのか？
私が前から2列目……

半信半疑でアリーナに降り立ち、席を確認すると、やはり前から2列目だった。
ステージ端の方ではあるものの、めちゃくちゃ2番目。
視界の目の前には2階バルコニー席の人に会いに来るための階段のようなものが。
これ絶対ここに来るじゃん、という勝利の確信。
震えながら開演を待った。

そして出てきたHiHi Jetsと瑞稀くんは、本当にただただかっこよかった。
ゴリゴリに踊る瑞稀くんも、しっとり歌う瑞稀くんも、ローラーで爆速で通過する瑞稀くんも、煽りまくる瑞稀くんも、めちゃくちゃにかっこよかった。

案の定私の目の前のお立ち台のところにやって来て目の前に座り、客席に目をやる瑞稀くん。
目線の先にいたのはおそらく私だろうと、あの時は私と目があっていただろうと、全てのオタクが思うことを思った。
なんどもこちらに来て、ファンサをしてくれて、本当に幸せな時間だった。

そしてMCで、瑞稀くんが30時まで撮影をして現場に来て、また撮影に行って30時まで撮影をして……というのを数日繰り返すというのをきいてしまった。
推しの活躍は本当に嬉しい。
でも、活動をすることで体調を崩したり、辛い思いをしたりすることは望んでいないのである。
本気でその話を聞いた時心配したし、息を飲んでしまった。
忙しのは売れっ子の証拠、とは言うけれど、無理はしていないだろうか。

そう思ったものの、最後の挨拶の時、「どんなに辛くとも、HiHi Jetsのメンバーがいるから、ファンのみんながいるから、がんばれます」と言ってくれた彼は本当に充実した表情で、キラキラ輝いていて、応援していてよかったなと心から思った。

これから何があっても彼を、彼らHiHi Jetsを応援していきたい。

頼むからサマパラを円盤化してください
セトリ2種とも映像化してください

よろしくお願いします