■ビジネススキルUP講座 第1回


こんにちは。
東京在住の20代♀です。
初めて投稿します。

0. まずは簡単な自己紹介から。

私は新卒で今の会社へ入社し、2020年秋に本社へ異動となりました。現在は、会社の事業戦略を担う部署で働いています。簡単に言えば、新しいサービス(商品)を考える部署です。

会社の本業は、「運輸業」ですが、
今いる部署では、本業にとらわれず、新たなサービスを作ろうとしています。

私は入社以来、国内の現場(支店)をはじめ、国際事業を担う部署と、東南アジア某国の現地法人で仕事をしてきました。基本的には、どの部署でも既存の運輸関連業務に携わってきました。
(現地法人にいた際は、在住日本人向けの生活支援サービスも担当していましたが…)

1. 講座受講のきっかけ

その後、2020年秋に現在の部署へ異動となりました。同じ会社とはいえ、今まで経験してきた業務とは全く性質の異なる仕事です。
新しいものを考えることは好きですが、「好き」や「楽しそう」と思うだけで務まるものではありません。

例えば、「こんな商品ラインナップにしたら良さそう!」とか、「これくらいの数字を目指せば良いんじゃない?」とか、まず目標とする状態や数字を置いてみるところまでは、比較的簡単に出来ると思います。
しかし、その理由や根拠をきちんと論理立てて説明できる人は、(私の周りでは)少ないように感じました。私自身も同じく苦手で悩んでいました。

そこで、体系的にロジカルシンキングやビジネススキルについて学びたいと思い、本講座に辿り着きました。

しかも、講座受講が決まった直後、奇跡的なタイミングで新規プロジェクトのリーダーを任せてもらえることになりました。本講座で体系的に学び、即実践できる、この上ない環境です。

2. 講座で学んだこと

記念すべき第一回目は、主に3つのことを学びました。

1. 外部・内部分析
2. 5 forces
3. アンゾフの成長戦略マトリクス

それでは順に振り返ります。

2-1 外部・内部分析

これは新しいことを始める際、今置かれている現状を知り、どう戦略を立てるかを決めていくために、まず着手すべき分析です。
これにはクロスSWOTという手法を用います。

⑴その準備として、はじめにSWOT分析を行います。SWOTとは、それぞれ以下の頭文字を取ったものです。

S…Strength(強み)
W…Weakness(弱み)
O…Opportunity(機会)
T…Threat(脅威)

会社として持つ「強み」や「弱み」、それらを取り巻く外部環境としての「機会」や「脅威」を一つずつ書き出していきます。
この場合の機会とは、例えば「EC市場が拡大している」とか「EPAの発効により、輸出入のハードルが下がっている」等です。一方で脅威とは、「他社がシェアを拡大させている」とか、「業界に参入する企業が増えている」等です。

いきなり書き出そうとしても、すぐに行き詰まってしまうかもしれません。そうした時は、

・人、モノ、金、情報
・QCD(Quality, Cost, Delivery)
・4P+Brand (Product, Price, Promotion, Place)
などの切り口で考えてみると良いでしょう。

⑵SWOTの書き出しが済んだら、それらをクロスさせて(掛け合わせて)いきます。
横列に内部環境、つまり自社の「強み」と「弱み」を置き、その左側に外部環境、つまり「機会」と「脅威」を縦に置きます。それぞれがクロスする部分は、以下のように分類されます。

※keyword map アカデミー HPより引用

①強み×機会=積極化
②強み×脅威=差別化
③弱み×機会=弱点克服
④弱み×脅威=専守防衛/撤退戦略

そうすると、①積極化が最も取り掛かりやすく、反対に④の専守防衛/撤退戦略に当てはまるものは、「やめておこう」と判断することができます。

2-2. 5 forces

この5 forces(ファイブフォース)では以下の2点を知ることができます。

今取り組もうとしている事業が(の)
①儲けられる分野かどうか
②新規参入の難易度はどうか

※Salesforce HPより引用

①まず、上図中央の「既存競合他社」から考えていきます。具体的には、業界内での競争優位性について、具体的な競合他社を記入していきます。周りの4つについても、具体例を挙げてそれぞれ埋めていきます。

②全て記入できたら、5つそれぞれの大きさを測っていきます。例えば、「新規参入企業」が多ければ「大」、少なければ「小」といった具合です。他4つについても同様です。

③ ①②の結果から、横軸と縦軸に分けて分析していきます。

横軸:
売り手、買い手の交渉力が小さいほど、儲けられる分野だと判断することができます。

縦軸: 
新規参入企業、代替品が少ないほど、新規参入がしやすい分野だと判断することができます。

2-3. アンゾフの成長戦略マトリクス

最後は、どのような順序で、誰に対してサービス(商品)を売っていけば良いかが分かるマトリクスです。

※fujiwebs HPより引用

①こちらは、まず「市場」を横軸、「商品」を縦軸に置きます。そして、それぞれを「既存」と「新規」に分けます。
(市場を縦軸、商品を横軸にしてもOKです)

②この4つは、左上からZを描く様に攻めていくのが順当とされています。例えば「市場浸透戦略」では、既に販売している商品を、既存の顧客に対して更に営業していく。次に「市場開拓戦略」で新たな顧客層に対して既存商品を販売していく、といった具合です。

③最後に「多角化戦略」まで来れば、今度は新規市場での新商品販売も、既存市場での既存商品販売に変わっていきます。すると、「多角化戦略」を起点として、新たなZ字を描くように戦略を練ることができます。

3. まとめ

以上、第一回は3つの考え方について学びました。

1. 戦略立案の第一歩「外部・内部分析」
2. 新規事業参入の可能性をはかる「5 forces」
3. 4つの成長戦略「アンゾフの成長戦略マトリクス」

次回は、抜けモレを防ぐ「MECE」について書きます。

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