「～ことから」・・・「ので」「から」との違いは？

ご質問

『中級から学ぶ日本語三訂版』１９課「使いましょう」ｃ「～ことから」の文型について質問させていただきます。

他の文法書や教え方の手引きに、意味は原因・理由を述べる言い方だと載っています。では、「ので」や「から」とイコールで、言い換えができるのか、わざわざ「～ことから」を使うのはどんな時だろうかと考えました。

教え方の手引きには「～ことから」には、後件の「結果に至るまでに少し時間的な間隔や何らかの過程が存在したという意味を伝える機能があります」と載っていますが、分かりにくいです。これを学生に説明するとなるとなおさらです。

自分なりに考えたのですが、

○今日は暑いから、エアコンをつけましょう／つけたいです。
「～から」前件：理由　後件：結果　相手への働きかけ、意志表現にも使える
×今日は暑いことから、エアコンをつけましょう／つけたいです。
「～ことから」前件：理由　後件：結果　相手への働きかけ、意志表現には使えない
○今日は暑いことから、エアコンをつけることになった
「～ことから」前件：理由　後件：結果　事実を述べるときに使える
暑いからどうしようかと考える時間的間隔や過程がありエアコンをつけるという事になった

どうでしょうか。

これだと「ので」や「から」と「～ことから」の違いが説明しやすいと考えたのですが。

ご回答よろしくお願いいたします。

ご返事

「ことから」について

日本語記述文法研究会『現代日本語文法　6』くろしお出版

に以下の記述があります。