石子と羽男 第4話

最初の寸劇

ナレーションじゃなくて、数秒の演技でその話のあらすじが分かるのが、良い。
今回は、塩崎も出てて、オラオラ叫んでるのが面白かったし、石子はビリギャルみたいとなった。
ドラマの最初に微笑みポイント。

電動キックボードでの事故

毎回のことだが、本当に身近で起きてもおかしくない事件。
ただ、加害者と被害者の証言が食い違っていて、どちらかが嘘をついている。
嘘をつくには理由があって、色んな背景が絡み合って、テンポ良くも内容が深くなっていく。

差し入れをしたり、保険の手続きをお願いしたり、信じて思い合う姉妹。
姉がチラシを配るシーンに特に心を打たれた。

刑事裁判では、無罪ではなく、執行猶予。それで終わりではなく、民事裁判の賠償金は、できるだけ頑張るという終わり方。
加害者にも理由があったのだから、許そうという姿勢でなく、事故で人を傷つけてしまう可能性があることは忘れてはいけない。となるのが、毎回良い終わり方だなと思う

羽男の変化

第4話は、石子と羽男が、絆が深まっているのを感じた回。

最初。見栄を張るためか、クルージングとの嘘のインスタ投稿をする羽男。
雑に髪を乾かす→ビールを飲もうとする。

キックボードに乗りながらの会話。メモに残しているように、天才ぶるためにオールバックにする羽男。天才ぶる必要はないと伝える石子。

階段での会話。姉の言葉、臨機応変にできないことを気にしてたという本音を石子に話す羽男。
ビールを飲む→スローで髪をかきあげる。
(景色と自然なスローと音楽のタイミングと全部すごく好き)

髪を中心とした描写で、ありのままの自分を受け入れて、石子になら本音を話してもいいかなという信頼関係が生まれていっている心情の変化が感じられた。

1回だけだと何気なくて見逃す描写も何回か見ると、そこも繋がっていたのか!となる。何度見ても新しい発見があって面白い。

相棒という言葉を大げさと言っていたが、裁判でアドリブでいれてくるところも、絆が深くなっているのを感じれてよかった。


そば処塩崎で飲む3人


石子と羽男と塩崎が3人で飲んでるところ。
声が被ったり、間や言葉が、本当に素で会話してるみたいで、微笑ましかった。
台本通りでなくてもいいから、自分の言いたいタイミングで、セリフを言ってくださいっていう演出と聞いていた。まさにそういうところが、ライブ感を作り上げていると特に感じれた部分。

大庭の自分語り


タグがついてる新入社員を見かけたが、声をかけれなかった話。
とても自分に重なった。
あの時ああしておけばよかったという後悔は、ふとした瞬間に何度も思い出してしまう。
大庭が決めたように、自分のためだけに存在してしまっているストッパーは、外していきたいと思った。

まとめ

身近にあることを分かりやすく、丁寧に、背景も絡めて教えてくれる。かと言って、堅苦しくなく、とても見やすい。これはダメだと言われるだけとは、圧倒的に違う印象の残り方。
もう学校の社会の授業とかで流してほしい。
第5話も楽しみ。

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