こども映画教室 in 小布施<後編>

 2月中旬に小布施町にて開催したこども映画教室。現在、小布施短編映画祭 Facebook ページにて、こどもたちが制作した映画が公開されています。

インタビュー後編では、2日半映画と真剣に向き合うこどもたちと時間を共にした大川景子監督にお話を伺いました。

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Q. 今回、小布施でこども映画教室をやってみていかがでしたか?

A. 小布施って駅を降りたら周りがぐるっと山に囲まれているじゃないですか。でも町のほうへ歩いていくと、お店も人もいて結構賑やか、更に行くと住宅地には、細い道、神社やお寺もあって…。様々な背景が小布施にはあって、とても映画的な面白い場所だなと感じました。こどもたちの作った作品にもその魅力がたくさん映っていたと思います。

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Q. では、そんな小布施町での撮影のなかで特に印象に残っている出来事はありますか?

A. 印象的な場面…。あ、1 日目のワークは印象的でしたね。

1 日目はみんな口数も少なくて、ガチガチな表情だったんです。普段は何人かすごくうるさい子がいたり、私が前で喋っていても、逆に突っ込んでくる子もいたりするんですけど、今回はみんなすごく真剣に聞いてくれているなって感じていたんです。でもやっぱりすごく、緊張しているのを感じていたんです。

その 1 日目に 1 人ずつ互いにワンカットを撮るっていうワークをやった途端に、急にチームで声をかけ合ったりとか、初めて会った子に、ちゃんと「こうやって」と言葉で説明したりして、そこから急にみんなの空気がほぐれたのを感じたんですよね。みんなが映画にハマり始めた、あの瞬間は印象に残っています。

2 日目に映画の本編を撮影するときも、また朝になるとみんな何となく緊張しているんですよ。私が担当したチームは口数が少ないほうで、まだお互いに気を使っているのかな?という緊張感を感じたんですけど、カメラとマイクを持って演技を始めると、急に何かが開くっていうか…。忽ちスイッチが入る瞬間があるんです。表情もキリッとなって、会話のやりとりも発言も自然に増えていくんです。それが結構印象的でした。本気の映画づくりにはなんか、そういう力ってあるんだなって今回強く感じましたね。

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大川 景子(おおかわ・けいこ)プロフィール

諏訪敦彦監督『ユキとニナ』(09)に編集助手として携わる。その後、杉田協士監督『ひかりの歌』(19)、井手洋子監督『ゆうやけ子どもクラブ!』(19)等に編集スタッフとして参加。監督作に米国生まれの日本文学作家、リービ英雄のドキュメンタリー映画『異境の中の故郷』(13)。こども映画教室には2010年よりスタッフとして参加している。
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映画視聴はこちら→https://www.facebook.com/ObuseShortFilmFestival/

こども映画教室公式サイト→https://www.kodomoeiga.com/



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葛飾北斎の作品づくりを支え続けたまち、小布施 江戸時代から受け継がれてきた、クリエイティブの気風を、次世代につなげていきたい。 そんな思いを胸に、私たちは「小布施短編映画祭」を始めました。 私たちの映画祭は、たくさんの出会いを大切にした、新しい映画祭です。
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