こども映画教室 in 小布施<前編>

2月中旬に小布施町にて開催されたこども映画教室。小布施で開催してみての感想をこども映画教室の方々に伺いました。

前編でお話を伺ったこども映画教室代表の土肥悦子さんは、映画的な視点からみた小布施町について語ってくれました。

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Q. 小布施でこども映画教室をやってみていかがでしたか?

A.下見で小布施町に来た時、「あ、映画になる場所だな」って思ったんです。それで、その時私が思っていた映画になる町だなとか風景がいっぱいあるなって思った要素が、今回こどもたちの作った映画の中に結構しっかり入っているんですよね。

例えば、風情のある駅。普通はあんな風には撮れないんだけど、こどもたちはうまく使っていたんですよ。後、町にいっぱいあるくねくねした道。その角を曲がると何があるか分からないっていうね。そこをこどもたちは疾走しているんですよ。そんな場面もたくさんあって…。

映画的な場所だっていうことを直感的に分かって使っているこどもたちがすごいなと思いました。今回映画をつくるにあたって、この小布施という場所が元々持つ魅力をこどもたちがふんだんに使えたっていうのは本当に良かったなと思っています。

あとは、いっぱい聞いたのは人。人がすごくすごくオープンなんだなと思いました。オープンだから映画の中に取り込まれやすいんです。何か撮る時には、そこの土地を使わせてもらうから、映画づくりは必ずそこの町の人と関わらざるを得ないんです。その時に、閉鎖的なところなのか、オープンな場所なのかっていうのは映画をつくる上で全然違うんです。

今回小布施でやった時にすごく感じたのは、この町は開かれた町だなっていうこと。町の人に聞いてみたら、元々商売をやっている人たちがいたとの事でした。それってやっぱり、外からのものを受け入れる気質を持っている町だと思うんですよね。

だから、小さな町なのに、発信するものがいっぱいあったり受け入れる懐の深さみたいなものがあるんですよね。だから、やっていてすごく楽しかったです、

人も場所も良いってことはとても映画的な町だと思うので、やれて良かったです。

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土肥 悦子(どひ・えつこ)さん プロフィール

シネモンド代表、こども映画教室代表、金沢コミュニティシネマ代表、ワークショップデザイナー。2015年度日本映画ペンクラブ奨励賞受賞。
ミニシアターブーム全盛期の1989年に映画配給興行制作会社ユーロスペースに入社し、買付、宣伝を担当する。アッバス・キアロスタミやレオス・カラックスなどの作品を担当。『そして映画はつづく』(晶文社刊)企画・翻訳。1998年にミニシアター「シネモンド」を金沢に開館。2003年「金沢コミュニティシネマ準備委員会(現金沢コミュニティシネマ)を立ち上げる。2004年から金沢で「こども映画教室」をプロデュース。2011~2013年、東京新聞「言いたい放談」にて隔週でコラムを執筆。2012年アミール・ナデリ監督『駆ける少年』配給宣伝を手がける。2012年青山学院大学社会情報学部ワークショップデザイナー育成プログラム修了。2013年、東京で任意団体「こども映画教室」を立ち上げ、その活動を横浜、川崎、福島、弘前、八戸、尾道、高崎、上田、など全国に広げている。
2017年には東京国際映画祭とタッグを組んで初の中学生向けティーンズ映画教室を開催予定。

編著:『そして映画はつづく』『こども映画教室のすすめ』『映画館(ミニシアター)のつくり方』
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こどもたちが制作した映画は、小布施短編映画祭Facebookページにてご覧いただくことができます。

映画視聴はこちら→ https://www.facebook.com/ObuseShortFilmFestival/

こども映画教室公式サイト→ https://www.kodomoeiga.com/

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葛飾北斎の作品づくりを支え続けたまち、小布施 江戸時代から受け継がれてきた、クリエイティブの気風を、次世代につなげていきたい。 そんな思いを胸に、私たちは「小布施短編映画祭」を始めました。 私たちの映画祭は、たくさんの出会いを大切にした、新しい映画祭です。
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