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人生初の骨壺ショッピング。骨壺は一生もの?

はじめに。
 これは、おせっかいネーネーが人生の大先輩オバーたちに聞いたり教わったりしながらウチナー嫁として修業する日々の沖縄不思議体験を、イラストとエピソードを交えて語るウチナーワールドのお話。オバーのウチナー口解説も交えて嘘のような本当の話をつづっていこうねぇ。
 今回は、今後体験することも少なくなるであろう「洗骨」の儀式のお話。
 今では人が亡くなると火葬にされるけれど、沖縄では戦前まで土葬が一般的だったんだよ。お墓に入る前に土葬にされ、白骨になる頃に洗骨のために取り出される。昔は川に行って骨を綺麗に洗い、新しく準備した骨壺に納めてからお墓に入れられていたらしい。
 さらに夫婦は最終的に夫婦用の「ジーシガーミ(厨子甕)」に入るのだけど、地域によっては洗骨の時に一緒にしているところもあるみたい。
 現代は衛生面から火葬されるけれども、まだ古いしきたりの場所では儀式だけが残ってる。
 そんな場所に嫁いだおせっかいネーネーは義理の両親の洗骨の儀式をすることになった。まずは何をどう準備すればいいのか、集落のオバーに聞きに行く。

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