火起力@湯沢市岩崎地区 鍋っこ遠足 Life Maestro University
火を起こし、守る。
これは私たち人類にとって、もっとも原初で、もっとも重要なチカラである。
ってなことを考えながら、Life Maestro University では、「火起力(ひおこしりょく)」を身につけるための実践講義を9月8日(日)秋田県湯沢市岩崎地区にて開催しました。
当日は、かけるの杜氏2名のほかに、なんと東京から2名が休日返上して自腹で参加!笑
さらに湯沢市岩崎地区のコーディネーター澤橋さん、はじめ、ゆざわの有志6名の皆様に多大なご協力をいただきました。
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鍋っこ遠足とは?
秋田県湯沢市で古くから行われていた伝統行事です。
昔は学校の遠足で、家々から下ごしらえした里芋や野菜といった食材や鍋などを担いで遠足。河原にたどりついて、みんなで火を起こして、芋の子汁を準備。そのまま、河原であったかい鍋をかこんで、ワイワイガヤガヤする行事、だそうです。
とはいえ、近年いろいろあって、封印されている「鍋っこ遠足」
それを復興してみたい!という湯沢市の方々と
Life Maestro Universityにて火起力を実践する機会をつくりたい!という、おせっかい社かける、の願いが重なり、今回の場に繋がりました。
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当日は、まず朝10時に岩崎地区のふるさとふれあいセンターに集合(なんと、この時点で、地元の方々が朝8時からおむすびを準備してくださっていました!!)
河原へむけて遠足出発。
道中、作り味噌醤油で有名な「石孫本店」さんに立ち寄らせていたただき、会長直々に蔵の中をご案内いただきました!(石孫本店さんでは華やかな糀の香りにやられました!)
さらにその後、今度は岩崎糀屋さんに立ち寄り、本日の鍋っこ遠足で使う「きゅうりと小那須の特性糀漬け」を差し入れいただきました!(どちらも驚くほど美味しく感動でした!!😄)
そこから、澤橋さんのご自宅へ
すでに、穴の空いた一斗缶から、水煮された里芋、さらにはおにぎりまで、準備を頂いており、(全部無償でやっていただきました、本当に有難い!!)それらを担いで、河原へGO!
もうすぐ、美味しいあきたこまちが実りそうな、黄金色の田圃の脇を通り過ぎ、
ゴロゴロ石場を歩き行き、辿り着いた河原がこちら!
なんと、この日は秋田の9月にもかかわらず、36度の猛暑日!!
この道40年のベテラン澤橋さんも「人生最高気温の鍋っこ」と呼ぶほどの、灼熱の鍋っこパーティーが開幕しましたw
湯沢市岩崎地区の皆様には、まずは芋の子汁醤油編を調理いただき、
その傍で、東京から来た「鍋っこ3人娘」は縄文式火起こしに挑戦!
大した知識も経験もないなかで、一冊の本だけを頼りに見様見まねでナイフで板に穴をあけ、手でこすり合わせ始めます。
あの手、この手と、わずか1時間半の間に、縄文2000年分ぐらいの進化を見せつつも、なかなか火は起きず。
みかねた、大学生起業家、新汰さんや、
秋田県議会議員の住谷さん兄さんも駆けつけてくれて、必死に火起こしに協力!(本当にお忙しい中、駆けつけてくださりありがとうございました!!!)
人類による発火法は
自然発火の利用
が、、、、
残念ながら縄文式では火は起こせず、、、、、次回にリベンジすることになりました。
縄文とはかくも過酷なものなのか、と実感するとともに、火が当たり前のようにある生活への感謝を感じました。
とはいえ、ここで、たちすくむ「鍋っこ三人娘」ではありません。
懐から取り出したのは虫眼鏡。w
理科の実験さながらに、季節外れの灼熱の太陽の光を、新聞紙にあてて、わずか5分で火起こしに成功!!
湯沢市の、高橋さんも「思いのほか感動してる自分がいる」と興奮気味。
この火をもとに、芋の子汁味噌編の調理を開始しました!
さて、自分で起こした火で煮た芋の子汁のお味は?
う、、、、美味い!!!!
なんじゃこりゃ!
丁寧に下ごしらえされた鶏肉(親鶏と若鶏の両方!)、なめこ、里芋のダシと、混じりっけなしの味噌の味が奏でる夏の終わりのハーモニー!!
空には一面の青空、眼前の皆瀬川のせせらぎ
この一杯のために、また来たい!!と思わずにはいられない、究極の芋の子汁!
さらに、岩崎のお米と、お味噌でつくっていただいた焼きおにぎりも、美味!
炎天下の中ながら、やまぬ食欲に、鍋っこ三人娘もご満悦でした。
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(火起こしに全力を注いだのち、颯爽と次の仕事に向かわれる、住谷さん!)
来た時よりも美しくの精神で片付けたのち、澤橋さん宅へ
炎天下の鍋っこにみんなヘトヘトななか、
おばあさまが、一人一人にお水をくれました。(岩崎は水道水もめちゃくちゃ美味しいのです。笑)
今回、火起こしに用いた道具たち!!(かける、のあいらぶ♨️で永久展示決定)
火起力については、あらためて次回リベンジをしたいと思いますが、
なにより、今回の鍋っこ遠足@秋田県湯沢市岩崎地区では、湯沢、岩崎の食文化の豊かさと、人の温かさを、これでもか!いうほどに体感することができました!
お世話になった湯沢市岩崎地区の皆様にお礼を申し上げると、なんと、これ持ってけ!と、味噌に地酒にお菓子にしそジュース、りんごジュースと、「差し入れの三倍返し」!!!
温かい、おせっかいとお裾分けに心も身体もすっかり満腹です。
東京から初湯沢となった二人も、セリしゃぶに、味噌の仕込みに、雪かきツアーと、早速、次の約束もうまれて、すっかり湯沢ファンになってしまいました。w
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今回の場を、現地で前準備、運営をいただいた湯沢市岩崎地区の澤橋さん、奥様、おばあさま、さらに小南さん、新汰さん、湯沢市役所高橋さん、さらに住谷議員、石孫本店さん、岩崎糀屋さんなど、皆々様本当に本当にありがとうございました!!!
かけるの湯沢市、そして岩崎地区へのLOVEが、ますます深まった最高の1日でした!!
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