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39歳男、初海外、初インドに勢いで行くとこうなる。7日目

今日も4:30に起きてガンジス川に行く。
今度はひろき、しょうごも一緒に3人で現地でボートの交渉をして、船に乗る

今日もゆらりといい舟の時間だ。日の出は今日は曇りで見えなかった。当たり前のものなんてないのだ。

川の向こう岸は浅く、沐浴をする人でたくさんだ。みんな気持ち良さそうだ。

ガンジス川は想像してたより綺麗だった。
茶色くて濁っているチャイみたいな色を想像してたが、実際は緑がくすんだ江ノ島の海くらい。こちら側は砂浜もあるので、ほんと江ノ島に見えてきた。

水質は時期にもよるらしい。今は綺麗な時期でこのあと7〜9月は雨季に入り、水量が爆発的に増え土砂とかも混ざり汚くなるみたい。

そうこうしてると、沐浴原理主義者のしょうごは沐浴すると言い出す。
沐浴安全主義者のはずの私も、したい気持ちと、やめとく気持ちの狭間で揺れ出してきた。

ほんとは一生の思い出としてやりたい。でもガンジス川は入った日本人の8割が発熱、嘔吐、下痢の症状を発症するほど危険。あと数日で帰国するのに、寝込んで飛行機に乗れなくなってしまう可能性を考えるとやはりしない方が賢明だ。

結果、沐浴した。

ガンジス川に入らないで帰ってくる自分より、入って帰って来る自分の方が好きだからだ。

カッコつけて言ってるが、ギリギリまで悩んだし、勢いだし、なにより沐浴原理主義者のしょうごの後押しも大きい。(しょうごは体調が悪くなるとさえ考えてないスーパーポジティブマンでもあるが笑)

今は無事だが、発症するまで何日間の潜伏期間もあるのでどうなるかはわからない。

ただ、この事実は一生の思い出として大切にしたい。

本当はこの旅の目標としてガンジス川に入ってくると言いたかった。でもその自信がなくて言えなかった。でも入れた。今は清々しい気持ちでいっぱいだ。あとは数日先の未来の自分に任せる。

未来の俺、わりぃ!あとは頼んだ!!

その後は宿で朝食をとり、
サールナートに3人で向かった。

野菜スープとパンとチャイ

長期旅行者の2人はこれからも旅が続くのでお金にシビアだ。
サールナートに行くためにオトーリキシャーと値段交渉するのだが、最後の1ルピーまで諦めない。自分の条件に合わなければ他をまた探す。
時間があるゆえにできる行動だ。

僕は短期旅行者で時間はないがお金には余裕がある。だから、交渉はある程度するが、時間がかかり過ぎるならめんどくさくなってお金で解決する。

こういう価値観の違いは1人ではわからなかったから、団体行動した事でできた発見でおもしろかった。

サールナートはブッタが弟子たちに初めてその悟りを伝えた場所だ。
いろんな遺跡を見て楽しんだ。
巨大な遺跡にもよく見ると細かい模様が走っており、手仕事の細かさに脱帽した。

隣の博物館にはより、細かな遺跡が展示しており、興味深かった。また、我が国SONYが協賛しており、エアコンのありがたさはSONY様のおかげだろうと思い込み、敬服した。

サールナートの遺跡
ダメーク・ストゥーパ

帰って来ると宿の前に猿が8匹くらいたむろしてて、キーキー威嚇して来る。

猿の輩たち

犬、牛、猿はインドではどこにでもいる。
怖かったのでシャクティさんに連絡して追っ払ってもらった。

帰ってくるとまた熱中症の様になってしまったので、昼飯、晩飯も食べず泥のように眠った。

つづく

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