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39歳男、初海外、初インドに勢いで行くとこうなる 5日目

久美子の家のドミトリーはエアコンがなく、寝苦しい夜を越えて待ち遠しい朝を迎えた。(一泊約400円)

今日はサンタナというデリーの時にも行った日本宿の支店に泊まる事にした。

日本語ペラペラのインド人のガイド、バダルさんという方が宿にいて火葬場について教えてくれた。


火葬場は二ヶ所、大きい方と小さい方があり、小さい方が安心だと言う。大きい方マニカルニカーガートは、見に行くと色々話しかけてくる人がいて火葬場の奥の方まで案内され、最終的に30000円請求されて逃げてきた人がいるからという理由だった。

ただせっかくなら大きくて有名な方を見たい。
日が暮れてからマニカルニカーガードに向かった。

ガンジス川のほとりにあり、24時間、365日、稼働している火葬場。1日に300体ほど火葬してるらしい

煌びやかな布で隠された遺体が竹のタンカーみたいので運ばれ、ガンジス川に浸して清められ、薪の上に置かれて燃やされていた。 
それぞれ6体くらい同時に燃やせるように見える。

すると1人のインド人が現れて色々火葬場の仕組みとかをレクチャーしだした。ずっとしゃべってるから、ガイドの方ですか?と聞くとボランティアでやってると。お金はいらないとのことだった。

途中からボランティアがもう1人の人にバトンタッチして2人目からもガイドをうけていると、徐々に上の段に進んでいく。これが、あのお金かかるやつじゃないのかと思い、常にお金の事は聞いたが無料だと言う。

ちなみに、カーストの位によって火葬する場所が違うらしい。カーストの低い人は低い段で。高い人は高い段で。

ボランティアに連れられて、徐々に上の段の方を見学させてもらい、最終的にこの火葬場で3000年燃やし続けている神聖なる種火を見せてくれた。
24時間火を見守って絶やさないようにしているらしい。
この種火から火をもらってそれぞれの遺体を火葬してるとのこと。

3000年燃やし続けている種火

それを見てお祈りを一緒にした。そのあと、頭に何かペイント?か何かほどこされ、ここでお金を払うように言われた。

「え?お金は無料ですよね?」と言うと

「私には無料だ。火葬場に払ってくれ。」

やっぱりこれが30000円のやつなのか?!と思い、急に怖くなり、話が違うと告げ、私は一目散にその場を去った。

焦ったので結局、いくら払えといってるのかも聞き忘れた。

下段の方に降りていくと、さっきの1人目のボランティアの人がいて、支払ったか?と聞かれた。

払ってないと正直にに話さない方がいい気がしたので「払った!」と嘘をついた。

すると、「いくら払ったんだ?」とまで言ってくる。余計怖くなって、なんとかごまかして急いで帰った。

その時、ドネーションと言っていた。
帰って意味を調べたら「寄付」という意味だ。

今思えば色々説明してくれて、寄付として少額おさめる分にはいいが、30000円となるとまた話は別だ。10ルピーくらい払ってから様子を見ればよかった

宿に帰って来たらスタッフのインド人が食べてたまかないカレーを食べていた。ちょっとつまみ食いさせてもらったらめっちゃ美味かった。暫定一位。最近カレー食べるのしんどいと思ってたけど、舌に合わないカレーが続いてるだけかも。

明日は朝5時からバダルさんのガンジス川のボートツアーを頼んだので早く寝る。

つづく



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