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調子が悪い時に「回復の手段」を選べますか?

誰にでも「調子が悪い時」ってあります。
肉体的にも精神的にも、自分の調子が悪いと感じた時に、回復するための手段を自覚的に選択出来るかどうか、というのが今回のテーマです。

自分で自分を見守る

これは調子が悪いときに限らないのですが、自分で自分の状態や様子を見守るのって、すごく大事だなと思います。

僕は「自分はいま本当は何を感じているのか」ということに対して、非常に注意深く生きてきました。若い頃、鳥山敏子さんを通して知った身体的世界は、深く面白く時に恐ろしく、僕を魅了しました。その結果、僕が一番大事にしているのは、自分で自分を見守る(正直に自分を見つめる)ということです。

日常的に自分で自分を見守っていると、調子が悪い時は、そのことが鮮烈に実感されます。でも、ただ見守っているだけで調子の悪さから抜け出せるかというと、そうでもないようです。

回復のプロセスにいるのかどうか

生きている以上、調子が上がったり下がったりすることはあります。でも、こうした波を打つ動きが弱まって、「あれ?下がったままかも…」みたいになることも…。これが本当の意味で「調子が悪い」ということかもしれません。

そんなとき、ただ自分を見守っているだけではどうにもなりません。また、見守ることさえやらないと、回復が遅れてしまいます。生きている以上、きっと元気になれると思うのですが、その時間がどれだけかかるのかという問題があります。

人が元気になるためには、必要な時間があります。それを短縮するのは無理かもしれません。でも、必要以上に時間がかかってしまうことのないように、自分で出来ることはないだろうかと思うのです。

ちゃんと自分を助けよう

「回復のプロセスに進もう」という意志を持つことは、必要以上に時間をかけないために、必要なことです。調子が悪いときって人はぼんやりしがちです。「元気になろう」という願いとつながり、そう心に決めるためには、意識的にそうする必要があります(少なくとも、僕の場合は)。

その次に大切なのは、それを実行にうつすこと。自分で自分を助けるのです。

考えがまとまらずにどうしていいか分からないのなら、話の分かる人に聞いてもらうためにアポを取ります。そういう相手が思いつかないなら、カウンセラーを探して予約するのでもいいでしょう。回復するために、手を打つのです。

他人から相談されたら、親身になっていろいろと助けるのに、自分のことになると冷たくなる人がたくさんいます。客観性を生きていないのです。大切な友達に接するように自分に接する──そんなイメージの方が、客観的に自分を助けられます。

その時々の自分にとって何が薬になるのか、それは分かりません。でも、自分で自分を放り出さずに、あの手この手で助けてあげたいと思います。

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