仲間と出会う、出会った人と仲間になる
場づくりをするなら、仲間が大切です。共に場をつくる仲間です。
仲間どうしのつながりの質が、そのまま場の質になる。そう言っても過言ではありません。場をつくる人たちの関係性は、それくらい決定的な要素です。
必要な一言、言えていますか?
具体的には、例えばこんなことがあります。
何らかの場を振り返っているとき、ある仲間の行動をみて、あなたがちょっと気になったとしましょう。注意をしたり、疑問を投げかけたりする必要がある場合です。
あなたは、そんなとき、仲間に率直に話せていますか?
関係がぎくしゃくしそうで、黙ってしまうことはありますか?
黙ってしまうと、「語られない言葉」が生まれます。
仲間との関係が直ちにぎくしゃくすることがなくても、場はその混乱を抱えて込み、混乱の影響下に置かれます。だから、本当は出来るだけクリアにしておくといいのです。
友達にならなくていい
仲間は、友達ではありません。
仲間であると共に、友達としての関係があってもいいのですが、そういう「仲良しの関係」はなくても構いません。仲良しなら仲良しで、かえってやりにくいことってありませんか?
日常的に友達としてのつながりがあり、それが必ずしも、心からの関係ではない場合です。
「あなたのやっていたこと、ちょっと問題じゃないかな?」
こんな一言を発すると、日常の関係がぎくしゃくしかねない。だからつい黙って、“いつもの楽しい感じ”を再現してしまう。これでは、場づくりはいつも壁の手前までしかいけません。
お互いの本当の力を発揮出来ないのです。
友達と場づくりをするなら、仲間としての関係性がベースにある方が、場づくりはやりやすいです。ここぞというときになれ合うのではなく、仲間モードになって、ちゃんと話し合える関係性が、場を支えます。
そしてその場が、自分や仲間を支えてくれます。
仲間の喪失は仕方がない
新しい仲間と出会えることがあるのと同時に、大切な仲間が去っていくこともあります。以前、かけがえのない仲間の喪失への対処について書きました。
それはそれで、仕方がありません。
長く活動していれば、仲間が去ることはあります。孤独や寂しさを感じることもあるでしょう。でもそれで普通です。そんなときは、新しい仲間を探しましょう!
仲間になるには?
いままで希薄だった「仲間一歩手前」の人たちとの関係性を、深めてみませんか。ここではオープンな態度が鍵になります。
新しく場を始めたい場合も同じです。
「ぜんぜん仲間が見付からない!」
そんなときはまず、自分の言動を客観的に振り返ってください。
周囲に対して、自分をオープンにしていますか?
仲間になってほしい人に、つくりたい場について話していますか?
ただ心の中で思っているだけ、立ち話でちょっと話しただけ…。これでは、潜在的な仲間を、失ってしまいます。ちゃんと誘わなかったばかりに、それきりになってしまうのです。
すぐにアポイントをとって、会って話しましょう!
仲間を好きにならなくていい
仲間のことが好きじゃなくても構いません。
オープンな態度で必要なことを話し合え、互いに信頼できること。それが、ここで言う「仲間」の条件です。
みんなと仲間になれなくても構いません。
ずっと仲間でいられなくても、それはそれでいいのです。
何かを始めるときに力を発揮する仲間がいます。でもその人は、始めたら満足して去って行くかもしれません。何かを続け、深めることに力を発揮する仲間がいます。その人は、当初あなたにとって目立たない存在かもしれません。
目の前の場を、共に大切に出来る仲間。
そんな仲間とのかかわり合いを、どうかもっと楽しんでください。
\Question/
あなたにはいま、どんな仲間が必要ですか?
いま仲間になってほしい人はいますか?
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