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ことばの灯台 #ポストスタンダード運動

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【マガジンをフォローして灯台の光をキャッチして✨】 「私って、みんなと違うのかも...」 そんな思いを抱いたことはありませんか? 社会の「当たり前」や「普通」に違和感を覚える。 …
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記事一覧

本当は一人ひとりが「じゃないほう」 - 連載『ことばの灯台』再始動に寄せて

本当の自分は、みんなと違うかもしれない。 家族、恋人、友人たち──社会のスタンダードとは違うかもしれない。 正直な気持ちにとことん向き合う 自分の正直な気持ちにとことん向き合えば、「本当の自分」に出会える。同時にそれは、周囲に合わせたり教えられたスタンダードをなんとなく選んでいたりする「いつもの自分」の姿を俯瞰することになるかもしれない。 「自分はみんなと違う」という思いは、しばしば孤独感や寂しさを呼び起こす。孤独や寂しさはまるで悪いことのようにいわれることが多いけれど

「帰省しないと親がかわいそう」は本当か

https://rengesha.com/n/n7732b4ce644cお盆休みが近づいて「帰省しようか、どうしようか」と迷っていたり、「出来れば帰省したくないな…」と気がすすまなかったりする人も多いのではないでしょうか。 帰省しない! なんていうと、親不孝みたいに言われたりしがちな日本社会ですが、よく言われる「帰省しないと親がかわいそう」って、本当なのでしょうか? 親孝行とか親不孝とか日本社会って、「親を大切にするのは善いこと」という価値観が根強いですよね。 核家族化

利益ではなくワクワク感から物事を始める

僕が代表をしているれんげ舎というNPOは、この夏で設立27周年を迎えました。ずっと独立独歩で活動してきて、「取引先」は多くても「コラボ先」はほとんどありませんでした。 でも、コロナ禍のあたりから、この先の時代に本当にやりたいことをやっていくためには、「自分たちの力だけで取り組むのではなく、もっと色々な人たちに助けてもらいながら、良いコラボしながらやっていく必要があるという思いを持つようになりました。 1+1はいくつになるの?ずっと独立独歩でやってきた僕にとって、コラボって

「教える人」ではなく「当事者」として話してみては?

こんなにも「教える人」が多いのは、日本の歴史上、はじめてのことではないでしょうか。組織に属さずに、「個人として何かをしたい」という人が増え、またSNSなどの発達が「個人ブランディング」や「個人発の活動」を容易にしました。 それって、すごく楽しいことだと思うのですが、無理して「教える人」を やろうとして、嘘っぽくなったり自分らしさを発揮できなくなったりしている人が多いなと思います。 「教える人」の条件って何だろう?僕自身も、「教える人」として仕事をすることがよくあります。僕

伝えたいことがあるなら謙遜しちゃダメ

日本社会って「謙遜は美徳」みたいか感覚がありますよね。社会人になると、みんな当然のように謙遜しまくります。でも、もし心から伝えたいことがあるのなら、謙遜なんかしていちゃダメです。 無批判に謙遜しまくる人たちけっこう若い人たちが「させていただく」を連発するのを、最近はよく見かけるようになりました。芸能人なんかでも、舞台挨拶的な場面なんかでよく見ませんか? どんだけさせていただくんだよ、と思えてきます。 社会人になると、例えば「いつもお世話になっております」みたいな常套句がす

わたしのなかのわたしたち

夏風邪をひいて寝込んでいたときに、やることもないので気晴らしに映画をみました。『CODA あいのうた』という作品です。ネタバレを含みますが、映画をみて思ったこと、自分で自分を励ます必要についてなど、書いてみたいと思います。  人々の励ましを得て夢に踏み出す主人公のルビーは、海辺の街で暮らす高校生の女の子。お父さん、お母さん、お兄ちゃんと4人で暮らしていて、家業は漁師です。貧しいながらも仲良く暮らしていますが、少し変わっているのは、彼女以外の家族3人は耳が聞こえないという点で

昔とは違う暑さにどう対処する?

東京の週間予報をみると、最高気温は連日35度・36度・37度と高温ばかり。昔は「異常気象だね」なんてよく言っていたけれど、近年はあまり言われなくなりました。「異常」ではなく「変化」だととらえる人が増えたからではないでしょうか。 もはや異常ですらないのかも「異常気象ですね!」 そんな言い方は、昭和の時代から言われていました。気象学的に本当に「異常」なのかは分かりませんが、季節外れの天気があると、よくそんな風に言ったものです。 公害の問題、地球温暖化の問題など、人類が環境や

あなたは1日に何回「悪い想像」をしていますか?

あなたは「悪い想像」をする方ですか。それとも「良い想像」をする方でしょうか。どちらも思いの外やっかいなもので、間違った対処をしている人が大勢います。 降水確率50%の天気予報を見てどう思う?久しぶりに会う友人と出かける前夜、天気予報をチェックすると降水確率50%と出ていました。さぁ、あなたはどんなことを感じるでしょうか。 もちろん、どんな予定かにもよるわけですが、例えばちょっと疎遠だった友人とあちこち移動するような予定だったとしたら、降水確率50%って微妙なラインじゃない

自分に「最適化された世界」に行く方法

あなたには、この人生で「行ってみたい場所」はありますか?世界遺産みたいな有名な観光地でしょうか、それとも映画や小説のなかに出てくる架空の世界でしょうか。僕は「自分に最適化された世界」に行きたいです。 本当の自分を表現しない人が生きる世界日本社会には、本音を言わずに生きている人が大勢います。他者や場の要求にフィットする自分を演じて、自分自身が本当に思っていることは言いません。時には、心にもないことを自分を意見として述べることだってあるかもしれません。 そのように、日本社会で

もう映えなくても大丈夫!"Threads"を試してみた

マストドンやBlueskyなど「Twitterに代わるSNS」がずっと話題でしたが、突如metaが送り出した「Threads」が爆発的にユーザを増やしています。僕もさっそく試してみて、「Threadsだからこそ起こること」があると感じました。 テキスト主体のSNSだからこそTwitterがなんだかんだと騒いでいたら、Metaから「Threads(スレッズ)」というSNSがローンチされました。突然のことで驚きましたね。 Twitterにも、新しく登場したThreadsにも、

家族は幸せの装置!とは限らないから

日本社会には、「家族」と「幸せ」を結びつけて話す傾向がありますよね。「家族と居られるときが一番幸せ!」という人にとってはそうでしょうが、それってみんなに当てはまることではないですよね? そもそも、何を幸福だとするのかは一人ひとり違うはず。家族と幸せは、ひとまず切り離して考えるのが妥当でしょう。 人それぞれが当たり前なのに…何を幸福とするのかは、人それぞれ。家族をどう思っているのかは、人それぞれ。どちらも考えるまでもなく人それぞれなのに、家族と幸福を短絡的に結びつけられること

憂鬱な気分は必ず晴れる

あなたはいまどんな気分ですか?もしかして、憂鬱な気分を体験していますか。僕も、あなたと同じように憂鬱さに圧倒されてしまうことがあります。でも、自分を見失ってしまうことはありません。なぜって、憂鬱な気分は感必ず晴れる、そう決まっているからです。 気持ちは上がったり下がったりするもの僕は昔、数年間にわたって4行日記をつけていました。大学ノート4行分の日記です。すごく小さな枠ですので、波瀾万丈な一日だと事実を書くだけでも大変です。 でも、それを淡々とつけていて、ある法則に気が付

欲しいものと本当に欲しいもの

「あなたの欲しいものは何ですか?」 こう質問されたら、何と答えますか。それはモノでしょうか、コトでしょうか、それともアリヨウでしょうか。そして、ここが今回の一番大事なところなのですが、あなたが「欲しい」と答えたそれは、あなたの本当に欲しいものですか。 欲しいものは沢山ある僕はイベントなんかを主催すると、可能なら集まった人たちに参加の動機をききます。自己紹介なんかもしてもらうのもいいけれど、かえってその人にとっての本筋から外れていくようで、あまり意味を感じないからです。

おじさんたちはアイドルではなく自分を推そうぜ

乃木坂46の公式ライバルのアイドルグループがデビューしました。その名も「僕が見たかった青空」です。AKB48以来、数字がつく定番の流れを変えて、なんだかポエティックなグループ名です。映画のタイトルみたいじゃないですか? 最初はユニークだなくらいにしか思わなかったのですが、グループ名に込められた思いを知って、衝撃を受けました。彼女たちは、夢をあきらめたおじさんたちのために、歌い踊ることになるかもしれないからです。 僕青の「僕」は寂しいおじさんたち?AKB48の全盛期に公式ラ