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デッキ紹介【犬の手繋ぎ手烈風帝】

全国五百万人のデッキビルダーの皆さん、初めまして。初めてじゃない人はどーもどーも。
オスカーと申します。

今回は新弾()のカードを使ったデッキ紹介になります。5月22日に発売された「疾風のデュエリスト編」のカードを主軸にその名に恥じない風属性メインのデッキを作ってみました。

最近、気付いたら最新弾が変わってるので、販売ペースとカードプールの拡張の速さを思い知らされますね。


やりたいこと

今回のキーカードはこちら。

↑イラストがゆる可愛い、とても好き

キーカードとした「SRマジックハウンド」はまず効果ではなく、イラストに惹かれました。

スピードロイドはおもちゃ、お菓子に付いてくるような玩具をモチーフとしていて、一部のカードはゆるキャラのような何ともいえない可愛らしさがあります。
「SRマジックハウンド」のイラストは特にその愛嬌ともいうべき魅力が顕著で、使ってあげたくなりました。

注目したのは②効果。

②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「スピードロイド」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、そのモンスターとはカード名が異なり、レベルが同じ「スピードロイド」Sモンスター1体を効果を無効にしてEXデッキから特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

単純に墓地から盤面に+1を出力する便利な効果ですが、ふと思ったのは

「これ、ハウンドを継続的に墓地に用意しつつ、シンクロモンスター戻してシンクロモンスター出せれば擬似的にループ可能では?」

ということ。

戻すモンスターと出すモンスターは同レベル限定なので、必然的に同レベルのSRシンクロモンスター、ということになります。
該当するのはこの2種のみ。

↑HSR連中のネーミングセンスいいよね

⭐︎5のSモンスターである「HSRチャンバライダー」「HSRマッハゴー・イータ」。

「SRマジックハウンド」②効果で片方を墓地からエクストラデッキに戻し、もう片方をエクストラデッキから出すことができます。

↑Sモンスターでも可能との裁定

チャンバライダーは墓地へ送られた場合、除外されているスピードロイドを手札に戻す効果があるので、コストで除外したマジックハウンドをすぐ回収できます。

マッハゴー・イータには回収効果が無いので、『チャンバラEx戻し、マッハ出力』の際には除外されたハウンドを墓地に戻す必要があります。
このカードの出番ですね。


これでループコンボはほぼ完成しました。

ただ毎ターンSRシンクロモンスターを出しても所詮、効果無効で打点2000の準バニラ。
デュエルの流れを左右するパワーはありません。

そこでこのコンボを召喚権を残して風属性モンスターを場に出せるギミックとして捉え、フィニッシャーを設定しました。

最上級帝の一角を担う「烈風帝ライザー」。
対象に取るものの、ドローロック可能な2枚のデッキトップバウンス、風属性をリリースしてアドバンス召喚するとボーナス効果で手札バウンスも付きます。

つまるところ、
チャンバライダーorマッハゴーイータを使って「烈風帝ライザー」をアドバンス召喚しちゃおう!
というデッキになります。

まとめ

「SRハウンドドック」可愛い!使いたい!

→墓地効果で「HSRチャンバライダー」と「HSRマッハゴー・イータ」を擬似ループ

→召喚権残してるので、「烈風帝ライザー」をアドバンス召喚!

デッキレシピ



レシピなのか。
風属性で固めた、所謂属性デッキみたいな構成になりました。
唐突に大量の枠を奪っていったネフティス連中については後述します。

初動

このデッキの初動としてやりたいこと、準備したいことは以下の2つ。

① ⭐︎5HSRループの準備
②「烈風帝ライザー」のサーチ


①は「SRマジックハウンド」の通常召喚さえ通ればOKです。
それを可能にするのがこの新カード。

「SRデュプリゲート」を「SRマジックハウンド」の召喚成功時効果で墓地に送り、墓地効果でレベルを1下げて特殊召喚。
⭐︎3シンクロで「ゴヨウ・ディフェンダー」になります。

後の流れは以下の通り。

「ゴヨウ・ディフェンダー」×3
→ゴヨウ×2で「聖騎士の追想イゾルデ」、戦士Pサーチ

→イゾルデで「月鏡の盾」落として「屈強な釣り師」特殊召喚

→イゾルデ釣り師で「水晶機械巧-ハリファイバー」

→ハリ効果で「生きる偲びのシルキィ」or「SRドミノバタフライ」(⭐︎2チューナー)を特殊召喚

→⭐︎2チューナーと3体目のゴヨウで「HSRマッハゴー・イータ」をシンクロ召喚

〜相手ターン〜

ハリから「シューティング・ライザー・ドラゴン」を特殊召喚、デッキから「執愛のウヴァループ」を墓地へ送って⭐︎3になり⭐︎5のマッハとシンクロして「PSYフレームロード・Ω」

上記の動きが出来れば、

・Sモンスターを除外するコストを4回払える状態の「執愛のウヴァループ」
・除外されたマジックハウンドを墓地に戻す「PSYフレームロード・Ω」

を用意できます。
⭐︎5HSRシンクロ+ウヴァループで、アドバンス召喚のリリース要員計2体を確保できるわけです。

ただ「ゴヨウ・ディフェンダー」効果発動条件の関係上、宇宙最強カード「SRベイゴマックス」とアンチシナジーなのが難点。
あと、問題点としてはこの初動+αだけでエクストラを都合9枚使います。んなアホな。

②「烈風帝ライザー」のサーチ

②に関しては正直かなり苦心しました。
当初調べても中々良い選択肢がなかったのですが、他カードとの兼ね合いも考慮し、このカードに任せる事にしました。

「守護神-ネフティス」は「ネフティス」モンスター2体という強烈な縛りがあるものの、比較的簡単に鳥獣族・⭐︎8である「烈風帝ライザー」をサーチ出来ます。

また、ネフティスは11期に入り、新規カードを貰っています。

↑何気に現状⭐︎2の最高打点らしい

「ネフティスの繋ぎ手」は儀式召喚成功時に「ネフティス」儀式モンスターをデッキから儀式召喚扱いで出せる、まさに魔改造新規。
繋ぎ手→祀り手→下級ネフティスと芋づる式に展開して、召喚権を使わず場に3体のモンスターを出力出来ます。

↑ネフティスフェスティバルプレイヤー(違

繋ぎ手から展開をスタートすれば、「守護神-ネフティス」とネフティスモンスターが場に残るはず。
「守護神-ネフティス」は鳥獣族なので、「王神鳥シムルグ」ひいては「ダークネス・シムルグ」に繋げられます。

「烈風帝ライザー」に除去を、そこに反応して湧いてくる「ダークネス・シムルグ」にプチ制圧を担当させる感じです。

まとめ

・ハウンドドックからデュプリゲート落として色々経由してΩ→準備完了

・守護神-ネフティスから烈風帝ライザーをサーチしつつ、王神鳥でダークネス・シムルグを用意


中盤以降の動き

上記2つの準備が完了したら、あとは引いたカードで戦っていきます。

イゾルデで加えた戦士ペンデュラムスピリットモンスターを継続的にアドバンス召喚して、何度も「ダークネス・シムルグ」を蘇らせても良し。

⭐︎5HSR+⭐︎4チューナーであるウヴァループでアーケティス作ってドロー加速しても良し。

そして、「烈風帝ライザー」を使うならやっぱり使いたいこのカード。

リリース要員を確保した状態で「ダーク・アドバンス」を発動すれば、相手ターンに「烈風帝ライザー」を墓地から拾いつつそのままアドバンス召喚できます。

ライザーの効果で墓地からデッキトップに戻す効果は自分の墓地も対象に取れるので、こちらの攻め手が確保出来ているなら「ダーク・アドバンス」を戻して再利用することも可能です。

また、このデッキの除去は対象に取る効果が多いので、耐性持ちはこいつで無理矢理突破します。

ネフティスが雑にモンスターを並べられるので、「閉ザサレシ世界ノ冥神」が比較的簡単に出ます。後続のモンスターの耐性も消してくれるのが優秀ですね。

まとめ

・ダーク・アドバンスで相手ターンにもデッキバウンスand手札バウンス

・やっかいな耐性持ちは「閉ザサレシ世界ノ冥神」で吸ったり無効化


その他採用カード

○スピードロイド

・SR吹戻童子
→新規カードの⭐︎4チューナー。繋ぎ手から3体出した後に召喚するだけで、制約なしの強欲で謙虚な壺。一度墓地にいったあとも電々大公で特殊召喚出来るので、手札を稼げます。
ライザーでデッキトップに戻したカードを即拾えたり、かなり便利。

↑パワプロにいそう。パワポケ新作楽しみ。

・SRスクラッチ
→万能サーチ札。マジックハウンド初動の安定に大きく貢献すると共に、電々大公墓地送り、吹戻童子サーチして即特殊召喚など小回りも効く。

○戦士族ペンデュラムスピリット

・スモウ魂 YOKO-ZUNA
・ケンドウ魂 KAI-DEN
→イゾルデのサーチ先。
「ダークネス・シムルグ」起動のための風属性アドバンス召喚要員であり、片方が初手にあれば割られにくいPスケールとして運用可能。
2400/1000の帝ステータスなので「ダーク・アドバンス」のために手札コスト等で墓地に送っておいて仕事が出来るのもgood。

○鳥獣族たち

・風霊神ウィンドローズ
→「守護神-ネフティス」からのサーチ先その②。生ける羽根箒はやはり強い、マジックハウンドや電々大公、デュプリゲートである程度墓地の風属性の枚数は調整できます。

・BF-精鋭のゼピュロス
→ダークネスシムルグ引いてたら王神鳥から出す枠。他に良いのがいたら変えたい枠ですが、シューティングライザーから落として旨みのある⭐︎4、召喚権使わずアドバンス要員並べられるのが重要なので一応。

○ロマン枠

・ジェノミックス・ファイター
・HSR/CWライダー
→ファイターがリンクウィンから持って来れる⭐︎6の風チューナーなので、チャンバライダーorマッハゴーイータとシンクロしてCWライダーに。
墓地に溜まってしまったネフティス連中を戻してデッキ内リソースを回復させたい。

○魔導書出張セット

・魔導書士 バテル
・グリモの魔導書
・ルドラの魔導書
・魔導書院ラメイソン
→ ネフティスの動きには召喚権は使わないのと手札消費が激しいので、ドロソとして試験的に採用中。
自己蘇生できる祀り手など、下級ネフティスがフィールドによく余るのでルドラはかなり器用に使える。

○流星輝巧群
→お試し枠。ネフティスは儀式モンスターより儀式魔法に触るのが難しいので、4枚目の儀式魔法として採用。
チャンバライダー、マッハゴーイータが繋ぎ手と同じ2000、ベイゴマックスが祀り手と同じ1200なので割と噛み合うかなと。

あとがき

以上が解説になります。
コンボが終着点でなく、コンボを整えてから戦っていくデッキなのでなかなかどうやって記事を書いたものかなと思っていたのですが、やっぱりフワフワしてしまいましたね。

個人的に先攻・後攻どちらでも立ち回れるデッキになったかなという自負があるのでもっと磨いていきたいです。

このデッキが形になる過程で、ありおりお(@AgliO_OliO_YGO )さんという方のデッキに影響を受けています。
「烈風帝ライザー」を切り札にしようと思ったのも「剛地帝グランマーグ」を強く使っているありおりおさんのデッキを拝見してのことです。Special thanks。

また、ありおりおさんは絵心のある方で、イラストまで描いて頂きました。サムネにも使わせて貰ってます。感謝感激雨嵐。

↑全体的にエッジがかかって超カッコいい

例によって、このデッキも『バキューン決闘』の投稿者であるきくりくさんの企画、『構築に効く理屈』でデッキ構築のアドバイスを頂いています。魔導書ドロソ要素はここでアイデアを頂きました。ありがとうございます。


少し旬を過ぎたかもしれませんが、「疾風のデュエリスト編」の新規カードは面白い効果、縛りの緩さから絶妙な汎用性を持つカードが多いです。
個人的にカジュアル考察し甲斐のあるパックだと思いますので、皆さんも是非。

ではでは。

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