デッキ紹介【スターライトパレード】【遊戯王アドカレ2022 Aサイド10日目】
全国1千万人のデッキビルダーのみなさん、いかがお過ごしでしょうか。
初めましての方は初めまして、初めてじゃない人はどうもです。
オスカーと申します。
本記事は年末の恒例となりつつある刺身さん(@YPsashimi)主催のブログリレー企画、「遊戯王AdventCalender2022」の企画記事となり、10日目Aサイドを担当させて頂きます。
遊戯王AdventCalender、通称アドカレは今年で通算4回目の開催となり、デッキ紹介や構築、カード考察等バラエティに富んだ構成になっていて、まさに色んな角度から遊戯王に焦点を当てた企画です。
昨年、念願の初参加を果たし非常に楽しかったので、今年も参加させて頂きました。
(記事はギリギリに書き上げてヤバかったですが)
軽く自己紹介しますと、僕は主にフリー対戦やオフ会等のいわゆる「カジュアル環境」で遊戯王をしている決闘者です。
派手なコンボで相手を驚かせたり、あまり見かけないようなカードを軸にデッキ構築をするのが好きです。
幸いにも似たような考えをしている方たちとオフ会やリモートデュエル、ブログ記事投稿を通じて繋がり、日々切磋琢磨しています。
今回は、そんなデッキ作りの日々で派手めのデッキが出来上がったので是非紹介したいと思い、筆を取りました。🖌
最後までお付き合い頂ければ嬉しいです!
やりたいこと
最新通常弾「フォトン•ハイパーノヴァ」発売されました。
看板モンスターであるこのカード、それに恥じないド派手な打点と効果をしてます。
単体でも強力な効果・打点をもつネオ光子龍皇ですが、自分はこのカードによって
『光子竜皇1体から重ねてエクシーズ召喚出来る回数が1回増えた事』
に着目しました。
従来の動きである、
「No.62 銀河眼の光子竜皇」
→「ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン」
→「銀河眼の光波刃竜」
に「CNo.62 超銀河眼の光子龍皇」を挟み、レベル8モンスター2体から下準備無しで4回のX召喚が行えるようになったんですね。
これだけだと「それがどうしたんだよ?」となっちゃいますね。
でも、このカードにとっては革命なんです。
本デッキの主軸カード。
名称ターン1どころかターン1も、同名カードの発動制限すらありません。
「CNo.62 超銀河眼の光子龍皇」の登場によって、「ギャラクシー・ウェーブ」のランク8軸においての最高火力が
・500×3枚×4回のエクシーズ=6000バーン
に跳ね上がったわけです。
こうなればもう「ギャラクシー・ウェーブ」をかき集めるしか!
では、どうやって集めるのか。
新規カードで集めます。
「フォトン・リタデイション」でサーチも容易になりました。
要するに「ギャラクシー・ウェーブ」を集めるためには「フォトン・リタデイション」を集めれば良いのです。
「フォトン・リタデイション」は通常罠。
となれば、同弾で強化があったこのテーマを使うしかないでしょう。
「迷宮城の白銀姫」の③効果を、他の通常罠で起動すれば「フォトン・リタデイション」をセット、「フォトン・リタデイション」をトリガーにすれば他通常罠を持ってこれます。
「迷宮城の白銀姫」自身が場持ちの良いレベル8モンスターである事もX素材として好都合ですね。
つまり、今回紹介するデッキは
ラビュリンスで耐えて戦いながら「ギャラクシー・ウェーブ」をかき集めて銀河眼たちの連続X召喚バーンを狙う
のがコンセプトのコンボデッキになります!
デッキレシピ
レシピなのか。
なんかエクストラがおかしい気がしますが、後で説明します。
序盤の動き
最序盤にやりたいことは、主に2つ。
①「銀河光子竜」のX召喚
② 「迷宮城の白銀姫」の出力
どちらかさえ出来れば最低限戦っていけます。
①「銀河光子竜」について
「銀河光子竜」は汎用ランク4から、「フォトン」「ギャラクシー」カードを何でもサーチor墓地送り出来る、めちゃくちゃ有用な新規Xモンスター。
②効果で「フォトン・バニッシャー」をサーチして特殊召喚すれば、「銀河眼の光子竜」をサーチした後に「銀河眼の煌星竜」をリンク召喚し、墓地の「フォトン」「ギャラクシー」を回収しつつ1妨害を構えることが出来ます。
相手を牽制しつつ、次のターンの動きを担保出来るのが強いですね。
② 「迷宮城の白銀姫」について
こちらについては皆さんご存知、バケモンカード使いましょう。
「ビッグウェルカム・ラビュリンス」で「迷宮城の白銀姫」を出してそのままバウンスしても、『通常罠を発動した』という情報は残っているのでフリーチェーンで姫が出て来ます。
Why?
セルフバウンスして美味しいモンスターは少ないですが、レベル帯が合いにくく場に余りがちな「銀河戦士」等を戻せれば強力です。
中盤の動き
中盤では後々のコンボ達成のため、相手の妨害札・除去札は積極的に吐き出させたい。
このデッキではこのカードがその役目を担います。
もう何でもありやん、なカード。
こいつの前には相手も伝家の宝刀の妨害札を使わざるを得ないはず、という想定です。
ドラグナーは普通にランク4を組むか「マスター・ピース」を経由して「No.39 希望皇ホープ・ダブル」の効果で出力します。
ホープドラグナーで出すのはこのNo.モンスター。
このデッキは、1ターン猶予を稼ぎ出せば勝ちまで持っていくコンボを揃えられる可能性がかなり上がるので、バグースカで確実にライフを守りにいきます。
エクストラから突然悪魔族が出てくるので「フェアーウェルカム・ラビュリンス」も読まれにくく、バグースカ守備表示時の効果は永続効果には及ばないので「迷宮城の白銀姫」②効果の耐性も邪魔しません。
また、のちのちコンボを通す際に「白銀の迷宮城」でバグースカを蘇生しておけば、相手盤面のリンクモンスター以外のモンスターによる妨害をほぼ無力化出来ます。
※ドラグナーの効果はX召喚扱いなので蘇生可
自分の銀河眼たちも殴れず効果発動も封じられますが、お目当ては「ギャラクシー・ウェーブ」のトリガーを引くためのX召喚そのものなので問題なし!というワケです。
また、「銀河戦士」「白銀の城の火吹炉」などで手札コストを要求されがちなので、手札のリソースは確保しながら戦わないといけません。
実は「ギャラクシー」にはテーマ専用の貪欲な壺とも言えるカードが存在します。
「銀河の修道師」は召喚・特殊召喚時に墓地の「フォトン」「ギャラクシー」を戻して2枚ドローするリフレッシュ効果持ち。
このカードを場に出す役割を新規カード「銀河の召喚師」が担ってくれます。
表示形式は限定するものの、「フォトン」「ギャラクシー」を効果有効で特殊召喚出来ます。
召喚師→修道師の動きで序盤に使った「銀河光子竜」「銀河眼の煌星竜」をエクストラに戻しつつ、2体でもう1度「銀河光子竜」を出せるのでエクストラの枠をかなり節約しつつ、リソースを枯らさずに動けます。
・当て馬となるデコイモンスター達の出力
・手札、デッキ内リソースの回復
の2つが、このデッキの中盤の妙です。
終盤の動き
最後はド派手にバーンコンボを決めて勝ちたいところ。
冒頭では6000バーンと言ったものの、このデッキの1ターンの最大火力は倍である12000バーンになります。
ここでレシピを再掲。
追加で必要なのは「RUM-アージェント・カオス・フォース」1枚。
分かりにくいですね。図にしてみました。
実際には「ギャラクシー・ウェーブ」2枚(X召喚1回につき1000バーン)で8000バーンに到達するので、3枚集めなくてもショートカット出来ますよ、ってことです。
上記の8回エクシーズ召喚するルートは友人のおいわさんに教えてもらいました。
ありがとうございます。
通話でデッキ相談してたんですが、最初聞いた時はめちゃくちゃ笑った。
アホですね。(褒めてる
以上がデュエル進行に沿った、このデッキの解説になります。
その他の採用カード
◯フォトン・ギャラクシー関連
フォトン・エンペラー
→新規カード。緩すぎる特殊召喚条件なのに除外されない。
後述の「銀河百式」から落として即蘇生、召喚権を増やすデザイナーコンボが単純に強力ですね。
「迷宮城の白銀姫」とこのカードでランク8を組む事が多いです。
フォトン・スラッシャー
→【フォトン】を名乗るならこの1枚。
「迷宮城の白銀姫」の場持ちが良すぎて結構出せない場面もあるので、ピン挿しです。
フォトン・アドバンサー
→通常召喚可能な「フォトン」として採用。「フォトン・ジャンパー」が来たら交代です。それまでがんばるぞい!
フォトン・オービタル
→こういうごちゃ混ぜデッキだと、意外と腐る可能性があるのでピン挿し。
「銀河の修道師」貪壺効果の5種が序盤ためづらいので、このカードを経由することで墓地の「フォトン」カードをカサ増し。
銀河百式
→新規カード。序盤の「フォトン・リタデイション」でサーチするのは専らこっちですね。
「フォトン・エンペラー」を落とすのは勿論、「銀河の召喚師」の蘇生で実質リクルートになります。
◯クリボー関連
ギャラクリボー
→新規カード。相手の攻撃宣言に反応して手札から捨て、デッキ・手札から「銀河眼の光子竜」をSS、そのまま戦闘させます。
②に耐性付与効果もあり、優秀なカードですが墓地からのSSに対応していないのが玉に瑕。
アストラルクリボー
→ランク8への手段は幾らあっても良いので、召喚権を必要とせず展開できるカードとして採用。
熟練の栗魔導師
→本デッキの怪しい枠筆頭。上述のクリボー2種をサーチ出来ます。
栗魔導師召喚
→ギャラクシーウェーブ①発動
→栗魔導師効果でアストラルクリボーサーチ
→他のレベル4と栗魔導師で銀河光子竜
→ギャラクシーウェーブ②サーチ
が出来ればコンボに近づくかな、と。
召喚権は「フォトン・エンペラー」のおかげで余っている事が多いです。
◯通常罠関連
エターナル・ボンド
→知られざるぶっ壊れカード。中盤〜終盤で「迷宮城の白銀姫」からセットする筆頭。
効果無効だけどなぜか表示形式は問わないので3000超えの銀河眼たちをポンポン出してこれます。
エクシーズ・リボーン
→通常罠からエクシーズに触れられる札として採用。アストラルホープのサーチ範囲内でもあります。
補強要員
貪欲な瓶
→素引きした「ダブル・アップ・チャンス」を、手札や墓地からデッキに戻す手段を通常罠で確保したかったので採用。
トラップトリック
→たくさん積みたいカードではありますが、罠いっぱいデッキなので泣く泣くピン採用。
◯その他
妖精伝記-カグヤ
→か〜〜〜〜!
・「銀河戦士」の手札コスト確保
・「フォトン・エンペラー」で召喚権を増やして強い光属性
・序盤のお茶濁し
と役割が多いカード。
このカードで相手の制圧モンスターを使わせてコンボに動く事も多いです。
ZS-昇華賢者
→調整後に入ってきたカード。
序盤に引いた「ゼアル・コンストラクション」を腐らせる事があったので、初動補助として。
「マスター・ピース」に巻き込めると爆アド。
アドバイスをくれたなつさんに感謝。
三戦の号
→RUMサーチ用として、バキューン決闘のきくりくさんにオススメしてもらって試しているカード。
「増援」からでも色々と動けるので、使用感はなかなか良い感じです。
あとがき
ここまでお付き合いくださってありがとうございました!
自分には珍しく、最新弾のカードをふんだんに使って組み上げられたので変な満足感があります。
使用しているテーマのパワーが高いのもあって、割とどんなデッキともやり合えるポテンシャルがあるので今後も細かく調整していくつもりです。
デッキ名はセカオワこと「SEKAI NO OWARI」の同名曲から拝借しました。
銀河眼の竜たちのパレードであり、歌い出しが「Welcome to the STARLIGHT PARADE」なのでラビュリンス要素も拾えるかなと。
実はこのデッキ、もともと中盤にやる事が極端に少なくどうしたものかと途方に暮れていました。
しかし、同じブログ投稿者のパピヨンさんの過去記事にインスピレーションを貰って組み上げる事が出来ました。(主にホープダブルまわり)
それと、カッコ良いサムネイルもパピヨンさんに代行作成して頂きました。
それでは「なんということでしょう」な、劇的ビフォーアフターをご覧下さい。
パピヨンさんはサムネイル画像作成、切り抜き画像作成のコツについても、ブログにまとめて下さっています。
是非ありがたく活用しましょう!
こんな感じで、他の方の紹介記事や考察記事を通じて得た知識に良い影響をもらってることが僕自身すごく多いです。
何が言いたいかというと。。
まだデッキ紹介を書いた事がないという人も、自分の自慢のデッキをブログで紹介してみませんか?
というお誘いです。
情報の言語化やアウトプットは自分のなかでの整理になりますし、他のブロガーや決闘者との交流のきっかけ、ひいては新しい遊戯王ライフに繋がるかもしれません。
この後もアドカレAサイドにはまだまだたくさんのデッキ紹介があがるようなので、それらも参考にしつつ是非検討してみて下さい。
僕が大いに参考にさせてもらったG_R0W!さんのブログも紹介しておきます!
啓蒙記事もラップも書ける万能ブロガー、すげぇぜ。
明日11日のAサイド担当はらんどるさんです。
前回の南月から色んなシナジーに伸びていくデッキ、拝見しました、お見事でした。
アドカレの記事も非常に楽しみです!
Bサイド担当は火界さんです。
前回のアドカレの記事がとても興味深くかつおもしろい内容だったので、今回も個人的に楽しみにしてます!
遊戯王AdventCalender2022も、これから中盤戦といった様相ですね。
まだまだこれから、盛り上がっていきましょう!!
それでは。
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