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【CL横浜2022 予選7位 総合3位】 フーパファイヤーを語りたい!

1.ご挨拶

初めまして!「おさゆ。(@osayu278)」と申します。
この度、CL横浜2022で良い結果を残せたので、珍しくnoteなんてものを書かせていただいております。
使用デッキはご存知の通り「フーパファイヤー」になります。
ミュウがいる環境ではずっと使えるデッキタイプであると思いますし、新弾のミカルゲと合わせるのも面白そうです。
ここから長々と語りますが、お付き合いいただけますと幸いです。

CL横浜2022で実際に使用したデッキレシピ

2.「おさゆ。」とポケカ

こちら、あまり読む必要がない章になりますが、物好きな方はお付き合いください。
直近のポケカ事情につきまして、昨年までは大学院生だったため高田馬場のバトロコ(以下「ババロコ」と称する)や友人の家で昼から夜までフリーで遊んだりしておりました。今年からはブラック企業に勤めたこともあり、ババロコのジムバに間に合う訳もなく20時過ぎくらいからババロコでフリーをしています。最近は120人参加しているので場所も少なく、良い場所を探しています。
メンバーはもっぱら「チームチルット」と言う6人の仲間です。シティトナメ率50%越えや自主大会の上位独占などたまに良い結果が出ることもありますが、下位独占をすることもあり、まだまだこれからのチームで伸び代しかありません。メンバーはもう少し増やせたらいいななんて考えています。
チームのメンバーがいない時はジムバで知り合った人を誘ったり、適当にショップで話しかけて相手をしてもらっています。
その他、福井と京都に縁があるのでそちらの仲間とリモートで遊んでもらったりしています。
比較的に恵まれた環境ではあるものの、もっと色んな方と対戦させていただきたいと傲慢な希望を抱いておりますので、「見つけたらふらっと話しかけてください!!」と、宣伝をしたところでこの章を結論付けて本題の章へまいりましょう。

3.環境について

環境考察は他のnoteやYouTubeでもされているので簡易的に書かせていただきます。
今回の環境については、皆様と同じようにパルキア、ミュウが圧倒的に多く、次点でアルセウス単、アルセウスジュラルドンが多いと考えていました。その他に若干のVmax(白馬バドレックス、ムゲンダイナ等)、若干のVstar(ヒスイダイケンキ、ディアルガ等)、若干の非V(ガラルファイヤー、レジギガス等)、若干のメタ(カプ・コケコ、ハピナスミルタンク等)がいるかなり混沌とした環境であると予想していました。

4.フーパファイヤーに至るまで

フーパファイヤーは海外産のデッキタイプであるという認識でいるのですが、ミュウ環境の時代に三神さえいなければかなり強く握れるデッキとして当時からC落ちを考慮して使用していました。ただ、海外にいなかったアルセウスなどのVstarが思ったより重く、メインデッキとはならずに遊びで回していました。
時は3月まで進み、シティS5で握るデッキを考えた時にたけるとうきルカリオ、ダイケンキ、ダークライが候補としてあがりました。ただ全てのデッキでミュウが重く、WTBにも勝たなければならないと考えた時にフーパファイヤーに立ち返りました。しかし、ミュウとWTBには強く出れたもののアルセ単やアルジュラが重く、それらの解答としてダークライと合わせ、満足のいく構築になりました。そんなこんなでフーパファイヤー+αはミュウがいる限りは強いと考えており、パルキア登場前後ではゲンガーと合わせたり、ゼラオラ多投のフーパファイヤーを回していました。ただ、勝てるデッキには勝てるもののデッキパワーとしてあと一歩足りない印象でした。
ここから、シティS6とCL横浜に向けてパルキア、ディアルガ、ドガスダイケンキ、パピミルをなどを回してメインデッキを悩んでいました。そんな中、よく海外のデッキレシピを共有してくれている友人が複数あげた画像の1つに「とり使いモクローフーパファイヤー」があり、これを見て革命が起きました。海外と環境は違うもののエネを使わずにメッソンを倒せて、フーパと合わせて裏を取り切る動きはかなり強いと感じました。お守りパルキアを倒せないゼラオラとはコンセプトが全く異なり、新たな勝ちプランが見えてきたことで、パルキア&ミュウ環境はフーパファイヤーで走り切る覚悟ができました。
シティS6はとり使いモクロー型のフーパファイヤーでかなり良い構築ができたために優勝できると考えていましたが、全く想定外のイシヘンジンはジュランドンより硬く、圧倒的な鉄槌を下されました。96人規模は疲れるという理由で32人会場を甘えて選んだ自分が一戦の重みを大きくしてしまい負けに繋がったと後悔しております。
ただここで驚いたことに、同じ会場にいた「コヤチャンポケカ部のとーやさん」が全く同じようなデッキを使い、なんなら優勝していました。え?え??とびっくりしましたが、同じようなことを考えていた人は案外たくさんいたようで、そこから一気に「ゼラオラファイヤー」というデッキタイプが広まり、とり使いモクローも知られてしまったようです。正直、デッキを理解している強プレイヤーはプレイングでカバーできると思っていましたし、「コヤチャンポケカ部のマシューさん」もパルキアで絶対負けないと言っていたようで「だよなぁ」と思いながらパルキアをメインデッキ寄りでサブデッキとしてフーパファイヤーの改良をしました。
それが今回のレシピへと繋がっていくわけです。結果、満足のいく構築ができまして、CL前日の「コヤチャンポケカ部杯」で、とーやさんが対面した際に「面白いなぁ」と言葉をこぼされていたのがとてもありがたかったです。あとはひたすら練習あるのみで、当日はなんとか12戦まわし切ることができました。

5.有料部分について

大変申し訳ございませんが、7章からは有料とさせていただきます。様々な方にアドバイスいただく中で、noteはやはり価値があり有料にすることにいたしました。金額も幅広くおすすめされて悩みすぎた結果、平均値に近くゴトウにちなんだ設定とさせていただきました。
買っていただいた方がより強くなれるように時間はかなりかけましたし、レシピが頭おかしめなので、変な思考を覗くだけでも面白いのではないかと思います。
まぁ、とりあえず読んでみてください。

6.デッキコンセプト

今回のデッキのコンセプトはズバリ、
初見殺しで全てをメタる!
です。
今のポケカ界隈では本当に練度の高いプレイヤーが多く、tier1デッキへの練習量は凄まじいものがあると思いました。特にミラーマッチは一手間違えた方、少し運が無いほうが負けるものであると認識しています。
ですので、こちら側は尋常じゃないくらい練習しているのに、相手はあまり練習できていない+予想外のカードも飛んでくる状況は今の情報量の多い環境で有利であると考えておりました。
例えば、あなたがパルキアで私が先行2ターン目にこの盤面を作ったとします。どうしますか?あまりデッキが広まっていないファイヤー系のデッキで奇妙な盤面を作られるとかなり迷いますよね?相手が迷っている中、こちらは動きがだいたい分かる、そういったコンセプトでした。

ミュウをメタるために生まれたフーパファイヤーに何を入れたらパルキアと混沌とした環境に勝てるか、相方を考え続けました。変遷は下記の通りです。
ゼラオラ→ゲンガー→モクロー→Vバレット
そうなんです、今回のデッキは
「フーパファイヤーVバレット」
というデッキタイプなんです。
Vが強いに決まってるんです!笑
また、Vは取られるサイドの枚数が多く、試合を早く進められます。こちら側が奇妙なデッキを使っているとお相手がかなり迷われるので25分におさめると言う意味でもVの採用は良かったです。
各デッキに対して想定外の負け方は絶対にしない、このパターンのみ負ける、という風に決め事をしていった結果、今回は3種のVを採用することになりました。
特に1番のメタ対象であるミュウに対しては事故以外絶対に負けない、と決めていたのでかなり強く出るためのカードを多めに採用していきました。
そういった細かいことを次の章以降で話していきたいと思います。かなり時間をかけて書いたので、読んでいただけると幸いです。

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