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カフェシュヌルバルツさん店内にて原画を飾らせていただいてます。

今日から、カフェシュヌルバルツさん店内にて原画を飾らせていただいています。

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8/30まで。途中のお休みが不定期です。何よりこの状況なので急遽変更されることがあるかもしれません。
お店のHP,SNSで確認してからお越しください。

ここ3年、ありがたいことに毎年6月お声がけいただいていました。
元々こちらの事情で、今年は8月にという話でしたので、コロナウイルスの影響でずれ込んだわけではありません。
いずれにしろ6月には難しかっただろうと思うので、8月で良かったと思いきや、また感染が拡大してきました。
「ぜひ来てください」とは、とても言えないです。
どうか、自分と自分の大切な人のことを一番に考えて、決めてください。

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今回の展示に向けて、思うところを少しだけ。

ギャラリーでの展示と違って、お店の壁を借りる時には、タイトルは付けないようにしている。
付けても「Drawing」とかにしてきたつもり。
あくまでもその空間はお店のものだし、飾ってあるものは脇役であるべきだと思うから。
お店には作品を見るつもりではない方も訪れる。
作品をじっくり見たいと思っても、他のお客さんの席近くにあるもを見るのは難しい。
そういう空間に、一連の作品群として何かメッセージ性のあるタイトルを付けるということが、ぼくにはどうしてもしっくりと来ない。
だから「ただ飾っている」ということにさせてもらっている。

どんな未曾有の大災害でも、絵や音楽、写真や演劇という表現たちは、人々を楽しませる役割を担うことができた。
それが思い切り出来ないというもどかしい状況を、だれもが初めて経験している。
正解なんて誰も分からないだろう。
正解はね、分からないまま進む、です。

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ネットで見せられるものはなるべく見せたいけれど、本当にそれが求められていることなのだろうか。
でもじゃあ、誰にも求められなければお前は描かないのか?と言われれば、描くことしかできない。
何を?どう?見せるのか?分からない。
分からないまま続けるしかできない。
正解というよりも、それしかできない。

手を差し伸べるでも、声をかけるでもなく、ただそこにある、という形で見てもらうしか、今のぼくにはできない。

新しい絵具を買ってしまいます。