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小さなウタ

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日常の中の小さな発見をほわーっと書いてみたり。
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気持ち

こんな事思ってないって 嘘だと分かっていても

ポロリと口から滑り落ちるのは どうしてなのかな?

心の奥の「僕のブブン」は 違うと痛みを叫んでいるのに

昂る何かが 言わないことを 許してくれない

どうしてだろう どうしてだろう

言ってる時は最高潮 言った後の自己嫌悪 こんなことの繰り返し 

ダメだと叱責していても ふとした時にポロリと漏れる

誰かに対して言ってる文句は きっとホントは僕

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シアワセ

好きだなぁ 素直に思える
仲間達が そこにいるって
それがなんだか 嬉しくなって
一人 ニンマリ 笑っていたら
「嬉しそうね」 と笑われて
「そうでもないよ」 とごまかし笑い

特別なんてなんにもなくて 特になんにもしなくても ふわりと笑顔が咲いたなら
その花の名前は きっと幸せ

違う日

同じような毎日を グルグル巡る 日々のようでも
例えば 空を見上げてみれば 
昨日と違う 大きな雲が ワハハと僕らを 見つめていたり
例えば 目を閉じ耳をすまして聞いてれば
塀に寝そべるノラネコが ふにゃあとあくびをしていたり 
昨日とおんなじような きっとどこか違うもの

今日は今日とて 少しの発見

生きるっていうこと

生きるって言うことは きっと願うってコトなんだ
こんなコトがあったらなって ちょっぴり色んな夢を見て 今にないものを求めてみたり
叶えたいって 少し 今より気持ち頑張ってみたりなんかして
求めて 願って そして叶えようと努力して

生きるってきっと そういうこと
他にはきっと なんにもないんだ

ちょっぴり

今日もアナタと 会って話した
そんなありきたりな 日常でさえ
少し見方を変えたなら

世界でこの場

この時だけの

きっととても 特別なコト

雲のように

無形と言う 形になりたい

形があると言うことは いつかポロリと壊れちゃうから
形に縛られるってコトだと思うから

だから 形のない 形になりたい

お空にフワフワ浮かぶ 雲のような

ふうわり自在に形を変えて
どんな形も 気分次第に
つかみどころの ない感じ

風のある日は 走ってみたり
風のない日は 止まってみたり

そんな 「感じ」に なれたなら

じどうはんばいき

街のいたるところの 片隅で
僕らはいつでも じぃっと待ってる

毎日 むむむー とうなっているのは 体を冷やしすぎたから

いつかあなたがここへ来る そのときのため 少し張り切り過ぎたから

ほぅら あなたがやってくる

僕はいつものカナキリ声で イラッシャイマセとご挨拶

あなたが差し出す おせんべい モグモグ おいしくいただいて
あなたが選ぶ 好みの涼を ホンの少しのおすそ分け
時には貰いすぎ

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真ん中

考えなきゃ って思うほど
創らなきゃ って思うほど
頑張らなきゃ って思うほど
出来なくなるのは 何でなのかな

それはきっと 大切なものが欠けているから
その真ん中が 心が欠けているから

何かを考えたくなるのは 知りたいと思える 何かがあるから
何かを創りたくなるのは 伝えたいと思える 何かがあるから
何か頑張りたくなるのは 突き詰めたいと思える 何かがあるから

揺さぶられる感動が きっと僕

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静夜

ぴぃぃーんと張り詰めた 静かな夜は
何だか別の世界な気がして

すうっと息を 体に入れたら
まるで夜を食べてるみたい

無音て言う名の 大きな音に
負けじとうなる僕の鼓動

はんなり揺らめく月明かりの下
気づかない程小さな虫の音
遠くでアクビしている換気扇

今日はとても 静かな夜だ

夏の日

ワハハと笑う 太陽の
ジュクジュク 走る 燃える日差しが 僕の肌をチンチキ鳴らして
「あっちぃなぁ」って 笑いと一緒に じゅわりと 汗が 顔を出したり

優しい風に 軽く自転車漕ぎ出せば 街角 チリリと鳴らした 鐘の音が
風に抱かれて 流されて  
遠くの家の風鈴と そっと重なり キスしてた