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復活!杉山清貴&オメガトライブ

昨日は、待ちに待った杉山清貴&オメガトライブの復活ライブであった。どんなにかこの日を待ち望んだことだろう。40年間の思いを書き綴ってみる。セットリストを含む内容なので、これからライブに行く方にはネタバレになってしまうので要注意だ。

彼らがSUMMER SUSPICIONでデビューしたのは私が中学3年生の時、今から40年前。テレビやラジオから流れる彼らの曲に一気に虜となった。当時、地元NHK横浜放送局で無料公開ミニライブがあり、部活動で行けない私は、今思うとなぜ?と思うのだが、私の代わりに中学1年生の弟に行かせた。家ではNHKFMで生放送した番組をカセットテープにタイマー録音。帰宅後にそれを楽しんだ。ライブ終了後に会場のDJは観客から曲のリクエストを受け、弟のリクエスト、RCサクセションの「雨あがりの夜空に」が放送されるといったエピソードも今は懐かしい。

そして20年前の再結成ライブは、チケットを持っていたが子供の発熱にて当日キャンセル。そして5年前の復活ライブはチケットが取れず。3年前の復活ライブは無観客、立川で行われるディナーショー形式のライブは中止に。あの病が憎たらしかった。

そんなこんなで今回の40周年ツアーのチケットが発売。自分の休みの日に行われる公演を確認する。発売順にまずは最終日(開催決定直後には最終日。後に追加公演発売にて最終日ではなくなるが)の昭和女子大学人見記念講堂に狙いを定める。が、チケットは入手出来ず数秒で売り切れ。ファンクラブに入っていれば確認に入手出来たのだろうが時すでに遅し。その後に発売される横浜公演のチケットも入手出来なかったらと考えると、すでに発売中の沼津公演のチケットが残っているようなので「抑え」として入手しておこうと。そして横浜公演のチケット発売日を指折り待った・・・いや寝坊した。寝坊したが、くじ運の強い妻が入手してくれていた。感謝だ。座席は発券が可能な公演1週間前くらいにならないと分からない。どんな席から聴けるのかなぁと、購入からふた月待った。
この間、ドラムの廣石さん(オメガトライブの後にクレイジーケンバンドの一員として長年活動も昨年脱退)の体調不良による不参加のニュースは残念であった。

ツアータイトルは

「杉山清貴&オメガトライブ~FIRST FINALE TOUR 2024~ "LIVE EMOTION"」

神奈川県民ホールの案内盤

迎えた当日、快晴。神奈川県民ホールには開演1時間前に到着。山下公演を少し散策する。

ソメイヨシノとホテルニューグランド
枝垂れ桜とマリンタワー

満開のソメイヨシノ。枝垂れ桜は少し早い。先日公開が終了したガンダムファクトリーのガンダムを遠くに望み、氷川丸、マリンタワーを眺めた。

氷川丸
みなとみらい

横浜市内の各園芸店が工夫をこらした寄せ植えも来場者を楽しませてくれている。

かわいい寄せ植え
我が地元、田口園芸の作品も

これから大興奮するであろうライブ。その前に心地よい時間を過ごせた。

神奈川県民ホール正面

神奈川県民ホールのロビーには彼らに届けられたお花、緑色のだるま、グッズ売り場には多くの人で賑やかだ。

素敵な花束
だるまにツアーグッズとして売っていたお酒(買わず)

座席は3階席の左端最後方と、ある意味一番悪い席なのかも知れないが、少し膝を悪くしている私には最高の席となった。長時間のスタンディングには耐えられないからだ。1階席はバラード以外ほぼスタンディング。座っていてはステージは見られなかっただろう。そして後方とは言え音響はいい。

3階席の左より

17時ぴったりに公演スタート。
アルバム収録曲であるROUTE 134からスタートして、一気にトップスピードへ。PADDLING TO YOU、渚のSea-dogと流れ、ふたりの夏物語まで4曲連続。経年を感じさせない音域、声量。ソロでも歌い続けている杉山清貴ならではだ。観客へ向けて「ただいま〜!」の一言も嬉しい。

当時のエピソードなどを曲間に挟み、SCRAMBLE CROSS、真夜中のSCREEN BOARDとミドルテンポの曲を。そしてバラードコーナーはサイレンスがいっぱい、ALONE AGAIN、TRADE WINDとハイトーンボイスで歌い上げる。

海風通信の歌詞に合わせ私の頭には景色が浮かぶ。

トンネルを抜け切ると
 材木座の波が見えた 
  アクセルを踏み込むよ
   茅ヶ崎まで国道づたい・・・♪

ここで面白いコーナーがあった。デビュー曲であるSUMMER SUSPICIONを、もしも別のアーティストが歌っていたらと想定したリアレンジバージョンが演奏される。

気分しだいでサスピション
(SUMMER SUSPICIONをサザンオールスターズ風に)
さよならの夏
(SUMMER SUSPICIONをオフコース風に)

ハッキリ誰とは言わないまでも、同じ神奈川県出身の桑田佳祐、小田和正へのリスペクトであろう。モノマネ風に歌うのも笑える。他の各都市の公演でも山下達郎風とか色々あるようだ。

後半は、BECAUSEから。最後のシングルとなったガラスのPALM TREE、MISTY NIGHT CRUSING、Eastern Railroad、MIDNIGHT DOWN TOWNとアップテンポ、ミドルテンポなアルバム収録曲からのマニアックな選曲。しっとりと聞かせる君のハートはマリンブルー、THE END OF THE RIVERは涙ものだ。ここで一旦幕は降ろされる。

アンコールはASPHALT LADYを。観客との掛け合いで盛り上がり、ラストはデビュー曲SUMMER SUSPICION。私にとって出会いの曲である。当時録音したカセットテープは確か上書きして消してしまったのだろう。ほとんどのカセットテープは処分してしまっているので、もし今手元にあったら宝物になっていたのかも知れない。ビリー・ジョエル、シャカタク、サザンオールスターズ杉山清貴&オメガトライブ。40年間以上ファンを続けている中、今も活動してくれているアーティスト達に感謝だ。

演奏終了後のステージ

全21曲。還暦を過ぎた彼らに大拍手。約ひと月後となる5月12日日曜日。再び沼津で彼らに会える。まだまだ興奮は醒めない。

神奈川県民ホール3階のロビーから望む
横浜みなとみらいの夜景

思い出話を含む私の長文。最後までお読み頂きありがとうございました。

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