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Tea House TAKANO

 本の街・神保町には多くの喫茶店・カフェがあります。
おかげさまで購入した本をすぐに読めます。

 なかでもティーハウスタカノ(以降タカノ)は紅茶の専門店です。
今回は「おさんぽ神保町No.32」にて紹介したタカノについて、店主の高野さんの人生観に触れながら綴ります。

 お店に足を踏み入れるなり、お茶とパンの香りに包まれます。
タカノは神保町でも比較的広い造りカフェで、一人用の席が多く設けられています。ちなみに「おさんぽ神保町No.31」で紹介した理由は、広い空間とお一人様の席が充実しているタカノはコロナ禍でも入りやすいと考えたから。またお土産の茶葉やスコーンなどを自宅で楽しめるからです。
 世界各国から茶葉を仕入れているのでメニューが豊富。お茶のほかにトースト、サンドウィッチやケーキなど軽食があります。


 カップ2杯分のお茶がポットで運ばれてきます。お値段はおよそ550円から700円。店長の高野さん曰く、お茶の好みは個人によってそれぞれなので「茶葉の質は値段に比例しない」。
 タカノで楽しめる紅茶は様々。季節の茶葉に加えて王道のセイロンティだけでも、ストレート向きの茶葉、ミルクとの相性が良い茶葉があります。紅茶に限らずお茶は生産地の気候、加工法によって風味が異なります。様々なお茶を飲み比べて自分の好みの風味を探すのもお茶の楽しみ方の一つです。

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 お店の造りやお茶へのこだわりは高野さんの丁寧な生活への姿勢を反映しています。高野さん曰く、丁寧な生活を心がけて 人間を磨けば人生が豊かになる。
「丁寧な生活」について賛否両論がある昨今、私はこの言葉を以下のように理解しました。※
 「丁寧な生活」とは自分の「好きという気持ち」を大事にすることで、それによって自我を持ち、気持ちを穏やかにすることができる。そのこだわりは他人に見せびらかすものではないし、他人には理解できないものかもしれない。つまり自己満足の世界であると私は理解しました。ちなみに私は本を片手に、神保町で自己満足の世界に浸る幸せを噛み締めています。

数多ある紅茶の中から自分好みを探すように、
数多ある神保町の喫茶店から自分好みを探してみてはいかがでしょう。

※丁寧な生活・暮らしの定義は十人十色です。
 丁寧な暮らしを良いものとし憧れる意見があります。
 一方で、丁寧な暮らしを目指した結果 疲れた・・という否定的な意見もあります。

  追記:そもそも書店が専門に特化していたり、紙が茶色く変色した書籍を買い求めるニッチなお客がいるなど、神保町という街全体そのものが「誰かのこだわり」で出来ている印象を受けます。

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高野氏・紅茶について語りながら

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お土産コーナー・茶葉やスコーンなど


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この看板が目印

公式ホームページ https://www.teahouse-takano.com/annai.htm
営業 月〜金(平日) 11:30~20:30   土・祝日      11:30〜19:30
   日曜定休
お電話 03-3295-9048
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-3 寿ビル地下1階

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(白石)



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