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ぷち吉方取り 滋賀県 西教寺の人形供養へ

本日も、近場で吉方取りになりました。

元々出向く予定をしていた場所が、たまたまこの日の六白金星の私にとっての最大吉方位でした。

向かった場所は、滋賀県にある西教寺。
前回ご紹介した日吉大社から車で5分程度離れた場所にあります。

天台真盛宗総本山 西教寺

お目当ては、人形供養

毎年ひな祭りの時期になると、西教寺では全国から集まった雛人形の供養法要が行われます。

私も母が曾祖母に買ってもらったという雛人形を娘が生まれた時に譲り受けたのですが、年月が経っていることもありボロボロ…

ここ数年は、母が娘のために買ってくれた陶器のお雛様を飾っていたので、古い雛人形はずっとクローゼットの奥に眠っていました。

価値のあるもの・想いが詰まったものであっても、使わなければ悲しい存在になっていく。

期間内に持っていけば、3月3日の人形供養をしてから処分してもらえるとのことだったので、2月の下旬に持っていき供養をお願いしていました。

全国から集まった、3500体あまりの雛人形。圧巻でした。

30分ほど法要があり、参拝者するとお焼香もさせてもらえました。
手を合わせ、曾祖母の代から見守ってくださった感謝をお伝えしました。

西教寺は古くから雛人形の供養をしてきたわけではありません。

平成7年の阪神淡路大震災の年、家屋の倒壊や火災により壊れてしまった雛人形を供養してもらえないかという1本の電話がきっかけに人形供養をはじめたそうです。

古い雛人形が並んでいると、ちょっと怖いかな……というイメージがありましたが、実際に見てみると本当に美しい。

子どもが健やかに育ちますように、病気やケガの身代わりになるようにと願いを込めて、親から子へ贈られる雛人形。眺めていると、1つひとつに込められた暖かい願いを感じました。

法要のあとは雛人形展へ

ひな人形展も開催されていたので、のぞいてきました。

幕末の雛人形!

江戸時代から現代までのひな人形が展示されていて、これも圧巻。
頭の飾りや顔つき、お着物が少しずつ変化していきます。

男雛

めずらしい男雛も展示されていました。
昔は3月3日は男女の差別なく子の成長を願う日だったようで、静岡県の中西部地方では、男の子に「天神人形」を贈る習慣があったのだとか。

男雛、通称「天神さん」のモデルは、菅原道真。学問の神様で有名ですね。

菅原道真のような、文武両道の逞しい子に育つようにという願いが込められています。

ミニチュアのお城と華やかな雛人形たち

散策しながら帰路へ

西教寺は夏は風鈴の装飾を施したイベントを開催するなど、歴史はありつつも華やかで活気あるお寺という印象があります。

梅も咲き始めていました

ただ実際に足を踏み入れてみると、高潔な雰囲気を感じます。
気軽に訪れることができますが、誇り高さも感じとれる場所。

境界線を引く、とか
分ける、といった潔さのエネルギーが流れているなぁといつも思います。

よいお参りでした。

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