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立派に歳を取っています

本当は1週間に1日でも居酒屋やレストランではしごをしたいです。会いたい人に会って話したいことをお腹の底から言えたらいいですね。お腹の底から笑うことが人の健康を守ることです。

最近私は内科、皮膚科、泌尿器科、整形外科と病院のはしごをしています。私のマンションの周りには腕の良い先生の病院があるので、助かっております。でも病院のはしごはあまり良いことではないですね。

骨粗しょう症だった!!

昨日は骨密度を測るベッドに寝かされて、骨が弱っていることが分かりました。骨粗しょう症には2種類の型があり、血液検査をしどの注射を打つか決めるそうです。

人間の骨は13歳から18歳にかけて決まるそうです。運動をしたり、かけっこが好きな子供は骨が丈夫になるということです。でも私はよろけながらも30歳まで歩いていました。医師にそれ言うと「歩くのが足りなかったのだね」と言われ、がっくりきました。どんなに転んでも骨はあまり折ったことがないので、自信があったのです。しかし骨を丈夫にする薬を打ち、私はまた長生きさせていただきます。

ステージ4のリンパ癌に勝つためには

かかりつけ医は私の病気を見つけるのがうまいです。ありがたいような、迷惑のような気もします。しかしその先生は12年前、胃の検査をして悪性リンパ癌を発見してくださったのです。ステージ4でした。

リンパ癌を発見した時は、先生の表情がとても暗くなり、「小山内さん、大きな病院で調べてみてください。お願いですから、すぐに行ってください。」と言われました。私は自分の身に何が起こったのか分かりませんでした。

一軒目に入院した病院では、血液内科の医師は死んでいくデータばかり見せつけ、私がどのように死んでいくか長い時間をかけ語ってくださりました。私は頭がぼーっとなり、私の後ろにどっきりカメラがあるのではないかと考えました。この先生では本当にダメになっちゃうと思いました。

そして北海道大学病院に行き、血液内科の先生方がいる廊下で「悪性リンパ癌の専門の先生はいますか?」と何度も泣きながら叫びました。今思うとちょっと恥ずかしかったですね。でも自分の命を守るためにはあのようなことをやっても良いのだと思いました。

優しい看護師さんが来てくださり「小山内さんですね。分かりました。絶対に良い先生を紹介しますから、待っていてください。」と私の肩をそっと抱きしめてくださいました。その時私は看護師さんの手のぬくもりで生きられると思いました。

そして60代くらいの恰幅のよいハンサムな先生と出会いました。先生は私のリンパ癌の検査資料をよく見て微笑みながら「小山内さん、大丈夫ですよ。あなたの癌は治ります。今は良い薬があります。どの先生があなたのことを死ぬと言ったのですか?」と言った。私はその先生の名前を言うと、「あ、知っています。私の教え子です。ダメだな、彼はもう一度大学に戻って勉強してもらわなきゃな。」と言いました。そして、すぐにその教え子に電話をかけ説教をしていました。狭い世界なんだなと驚きました。

病気を分かりやすく説明してくださることが大切

昨日は整形外科で骨粗しょう症が分かり落ち込みましたが、医師がとても丁寧に骨粗しょう症とは何なのかグラフを見せてくださったり、絵を描いて説明してくださりました。リハビリ室にとてもイケメンな理学療法士がおり、私は何か月かぶりで心がときめき、このnoteを書こうと思ったのです。

立派な年寄りの病気になっても生きていられることは幸せなことです。血液を採る時もとても痛かったが、看護師さん達の対応が良かったです。普通の大人としての会話をしてくださる医療関係者には頭が下がります。時にはまだ赤ちゃん言葉を使う人がたまにいますが、少なくなってきています。

障がいがあっても健康チェックは大事です

若い障がい者達は子どもの病院しか行けないと言って、乳がんや子宮がん検診をやってもらえないと嘆いていたことを思い出しました。障がいがどんなに重くても、色々な病院に行くことが大切です。障がい者も普通に歳をとりおばあさんになっていくことなのです。

勇気をもって不安なところを検査してもらえるように自分から積極的に行ってください。健康な人でも病院が嫌いな人がいますが、可愛い年寄りになり元気よく生きていけるように健康チェックをすることが大切ですね。

どこにも行けない車いすのばあさんは病院はしごをして心を動かし、このnoteを書きました。もっともっと心を動かせる人と出会い、面白い原稿が書けますように祈っています。今は私の左足の親指は巻き爪手術をし、靴を方びっこにはいています。1日も早く同じ靴を履くことが私の願いです。

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