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激動の2019ヘアショー#2「リアンフォール」参加リポ前編

気がつけば9月、僕の1番好きな季節、秋。

あと4カ月で今年も終わり。

食欲、読書、芸術、ファスティング、色んな秋を楽しみたい長内です。


さて
毎年5月にダンクスヘアショーという会社で1番大きなステージがある。
今回はそれに去年初めて参加した話。



2月頃にオーディションがある。

なんとなく今までやってこなかったが、ここ数年での参加者の盛り上がりを見ていて楽しそうだったので、
チャレンジしてみる事にした。
後編で「オーディション」について詳しく書こうと思う。
この前編では参加レポを僕視点で書く。


奇跡的に選んで頂けた、めちゃくちゃ嬉しかった。ここから激動のヘアショーが始まった。
その後、メンバーが集まって統括からテーマを発表される。
テーマは「リアンフォール」

会社側の意図はこちらをスクショして拡大して読んで欲しい。
サラリーマンとして、
やりたい事と属してる組織のバランスをめちゃくちゃ上手くやりながら、やりたい事をやる必要がある。

ビジュアルイメージはコンゴ共和国の「サプール」

繋がりや絆の大切さをさまざまな人種のモデルでダイバーシティなステージで表現する。
バンドの生演奏もあり、華やかな演出。

とてもチャレンジングでオシャレでワクワクするテーマ。
JHAノミネートのそーへさんが統括し、僕の姉ちゃんに似てるセンスと包容力があるキングダムのヨウタンワ的なYouさんと、今では僕の1番理想的美容師リーダーの鈴木さん。
要は長内的にセンスが逸脱の統括メンバーです。
ジャイアントキリングでいうたつみと椿です。
皆様大好きです!

恵比寿の事務所でモデル選考、モデル決定後に担当を配分されて、ヘアとメイクのタッグが決まる。

モデルにかなりの予算を使うので、ウルトラレベルが高い。
人間離れしたスタイルのモデルさん達を見て、自分がホビット族かドワーフ族の妖精だった事を自覚したっけか。


そしてテーマに合わせたトータルコーディネートを考えて、ファッションスタイリストに要望をプレゼン。

特性に合わせて担当モデルやペアが二転三転し、
結果的に2人のモデルさんを任せて貰えることになった。
(ボウズなモデルさんに心奪われて、ヘアショーなんだけど山崎君外したくない!と統括に伝えたが、センスが良いさすが統括陣営は起用を考えていた。)

(最低Tシャツを最高に着こなすモデル山崎君)

入社式ヘアショーや撮影3件重なってた時期、デザイン脳がフルスロットル中のフルスロットルして、
勝手にアレクサンダーマックイーンと自分を重ねた。
(小太り感も含めて)


数回にわたるヘアメイクのチェック会でデザインをブラッシュアップ⤴️⤴️⤴️


僕のタッグを組んでくれたゆーなちゃんは、その時僕以上に仕事を抱えていた、そんな中メイクの要望を想像以上に仕上げてくれた事に感謝。
めちゃくちゃ尊敬した。



前日にモデルと顔合わせして、スタイリストさんが持ってきた衣装を合わせる。

青山のミルボンさんに到着しモデルさんに挨拶して、一気に凄いプロジェクトの中にいる感で口元がアワアワする。
ヨウタンワのYOUさんが力を発揮し、皆んな山の民となる。

(青山に行く前にななちゃんとあっちといきなりステーキで300g食べて鉄板温め直してもらったりして時間ギリギリで品川をダッシュした)


終わったその足で会場に向かう。

会場は東京ドームシティホール。
ワクワクは最高潮。
黒縁メガネをかけたら、誰もがワクワクさんそのものだったと思う。

そしてステージリハ。

担当モデルの動きをスタイリストがステージに立ち確認する。
長内家の末代まで、俺は東京ドームシティホールのステージに立った事があると語り継がせたい人生だった。

そして、メンバーはそのままスパラクーアに泊まったり、帰宅したり。
それは小学校から高校までバスケ部だった自分が初めて帰宅部を経験した日になった。

そして当日。

入り口でモデルさんを出迎え中、そしてこれが最後に見る太陽の光だと、僕はまだ知らなかった。


それからはヘアメイクとリハ。

何故か自分の担当モデルさんに僕もヘアメイクされたのだか、
この日から外国人モデルさんとのコミュニケーションに自信を持つ事になる。
ロシアに帰ってしまった10代のアーニャには、

いつか会いに行ってハグを求めてキ○タマを蹴られる、そんな夢を見た。


舞台裏でのリハシーン。
参加者の写真フォルダに残されていく。
この写真こそが、のちの打ち上げや一人飲みしてる時の最高の酒の肴になる。

のは僕だけかもしれない。


タッグ以外のメンバーとはここでなんとなく交流が深まる、それまでは自分のデザインに追われて交流どころではないからだ。

ていうのも、僕だけかもしれない。
(集まりのあとに飲み行ったりカラオケ行ったりしてるInstagramを見かけた疎外感を思い出す)

そして本番。



次の投稿に、稲崎フォトグラファーに納めて頂いた写真を載せて行きます!
そのあとに、オーディションについての考えを後編として書きます!


参加した感想は、
大きな会社、団体による大規模なヘアショー。
お客様の数。
入社式ヘアショーとは比べ物にならない予算。
演出、ステージ、ファッションスタイリスト、さまざまなプロにヘアメイク側のプロとして一緒に仕事ができる経験値。

よっぽどのスーパースターでない限り、ここまでの体験を1人で作り上げるのは無理だ。

それを会社に属していて、体験しないのは勿体ない。
今年は中止になったが、いつかまた、こういうチャンスがあるかもしれない!

「オーディションを受ける」その選択をするだけで、
サロンワーク以外の興奮を得られるかもしれない!

落ちるかもしれない、落ちた原因に向き合う事で、
新しい自分を作るきっかけになるかもしれない!

受かってからも、実力が伴ってない事を実感し、成長のきっかけになるかもしれない!

オーディションを受ける事で、最高な気分と最低な気分のどちらも味わうかもしれない!

オーディションを受けなければ、そんな体験は出来ない。

だから、オーディションが好き。

くすぶりの全てを体感して表現できる。

受かっても落ちても、踏み出した現実と勇気こそ、自分のエンジン。

体験と経験値による感情こそ、ガソリン。

あとは同時期に感じたプロデューサー側とデザイナー側の役割の違い。

それも含めて、後編に書きます!