どう考えても性教育は必要だろ?

 どこぞのアンチフェミの人かが「脱臭した男らしさ」なる言葉を使っていたのだが、私個人的には「きたねえ性欲、それってただの子どもの感性じゃないのだろうか?」とは思ってしまう。女にだってそんな暴力的なものはあるのだが(好きな人をいじめる女子は存在する)大人になっていくにつれて洗練されていく。だから暴力的(つまりは子どもっぽい)性欲には「性教育が必要だ」と女は言っている。自分が通った道なのでわかるのだ。
 多分、幼い頃の性的感情は男女でそう変わらないのだが、女の子どもにはエロを知っていくルートが開かれているってだけの話で少女マンガは「セックスまで描いちゃうよ!」で少年マンガは「セックスはご法度でラッキースケベはOK!」なのだった。正確に言うとどうもチェンソーマンがそこら辺をギタギタにしていく作品らしいので高みの見物と参ろう状態だ。
 私は昔から生殖に関する作品がねえ!と不満に思っててやっと最近になっておかざき真理さんが体外受精マンガ作品を青年誌で始めてくれたので喜んでいる。無料で読めた第一話で性行為が冷静だったので「これこれこれ!この感じだわ!」と思った。それが男の「娯楽としてのエロ」を「精神の依存先としてのエロ」を削っていくかもしれないが、それは歪で不自然な姿に見えるので(なんというか子どもでいたい男の願望に見えるし社会的なものに飲み込まれてる姿にも見える)夢の国で妄想してるより大人になれよ……。と感じる。多分そのためのロールモデルがないから怖いのだろう。散々そういう存在はバカにされてきたし、何故か男がバカにしたのではなく女がバカにしたことになってるが(女の一群としてはスクールカースト上位組は当時やはり魅力的に映ったな……でもおばさんになって男の好みも激変した!!自分がではなく親戚の若い女の子にはこういう人がいいよね!という視点だ)
 「性加害的なことが娯楽になってない男」というものも存在はしてると思う。鉄道マニアとかインディーゲー制作とかしてる、まあオタクの人たちだ(全員がそうとも言えないけど私は彼らとは普通にコミュニケーションがとれた)その人たちは昔、まともと言われていた男……女に対して加害をしているような奴らにバカにされていた。恐ろしいことに女や子どもに加害するのが男のデフォみたいなので私はサッサとその舞台からは降りたのである。そんな私は男に色気がねえなあと呆れられてちょっと誇らしかったりしたものだがその男は私に口説いてきてたりしてはいた。なるべく女っぽくしないようにしようと思っていたのだが若い女なので男は寄ってきて大体威張っていた。男の言うことは信用ならんなあ。今から30年近く前の話だがまともな人もいたけど圧倒的に気に食わないやつばかりだった(お気持ち表明)
 先日「男に性欲がなかったら女に優しくしないけどいいのか?」というようなどうしようもない話題がツイッターでバズッていたが女のほとんどが「下心アリの優しさはおっかないのでそれでいいです」状態だ。そりゃそうだ。
 人間何で悩むのかと言えば自分のことばかり考えてしまい心の余裕がなくなってしまうからみたいなので、落ち着いて利他を考えようって言っても、男の利他は「女をイカせる」になってるからどうにもならんのだ。女に色々しがみつくなよ。男のコミュニティ作れよ。でも男って浅はかだからなあ。気も小さいし。
 先日何となく落語の本を買ったのだが、そこに「うぶでまじめで遊びなんて大嫌い。という男もけっこういた。」とあったので、そりゃあそんな繊細な存在に「女をかませ!やってやってやりまくれ!」言うたらおかしくもなる。西洋の考え方はおっかねえな。まともな恋愛物の誕生を祈ります。

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