自分の選択が正しいかどうかを決める力、自分のことを観察する視点
ただいま、ブログをnoteにお引越し中。
2020年のはじめに書いた記事を、転載します。
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2020年になりました。
ずっとほったらかしだったこちらのブログ。
今年も、マイペースすぎるマイペースでも、書けるときに何か書けたらと思うのです。
さて、最近目にした「VOGUE JAPAN」2月号掲載、中野信子さんのインタビュー「直感力の正体。」が、とても良かった。
*中野さんの定義する直感力は、ひらめきを論理力を使って実現したもの。
ひらめき、迅速に判断を下す機構=Xシステム
論理力、慎重に判断を下す機構=Cシステム
この1年くらいずっと感じていて、自分のためにも文章にしたいなと思いながらできていなかったことがあったのですが、このインタビューを読んで、書く気持ちになれました。
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インタビュー抜粋
「例えば私たちは子ども時代から高校を卒業するまでに「正解を選びなさい」と何回言われるでしょうか?私もまだ数えていないのですが、1回の期末テストで少なくとも100回は正解を問われるとすれば、毎年少なくとも3回、小中高で12年あるなら単純計算で3600回。それに小テストや臨時テスト、模擬試験などを加えれば大変な回数になる。そうすると、人は「正解を選ばなければならない」と考えるのが習性になってしまうものなのです。
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でも、社会に出たとき、自分の選択が正しいかどうかを決めるのは誰でしょうか。上司ですか?国家元首ですか?違いますよね。「自分」です。例えば、自分が結婚した相手が正しかったかどうか判断するのは自分ですし、自分は正しいと思っていても相手は正しくないと思う場合もあるし、逆もありうる。この時に必要になるのは、直感で選んだ答えを正解にする力であって、必ずしも正解を選ぶ力ではないんです。」
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記事テーマは直感力に関することなのですが、この後「直感と実行力の協働にはマインドフルネスが役立つ」として以下のように続きます。
「マインドフルネスは少し前にあまりにも流行ったので、今さら、と思われるかもしれませんが、日本で流行った解釈は本来の意味からずれていたのようなので説明しますね。
マインドフルネスの本来の意味は非常に単純で、「自分が今やっていることを常に気づくようにしていくこと」。例えば、今ここに座って話をしていますが、話しているうちに話していること以外にも気が回って「あ、気温が低いな」とか「あ、口が乾いたな」と思う。
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一人の自分を別の視点から客観的に見ることがある。でも、私たちは普段、そんな風に自分を外側から見ることをほとんどしていません。だからこそ自分のことを観察する視点を育てましょう、と考えるのが、本来のマインドフルネスなんです。」
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自分の選択が正しいかどうかを決める力、自分のことを観察する視点。これらはどちらも、シュタイナー教育が大切にしていることです。
私は、公教育を受ける子ども2人のいる家庭で、シュタイナー教育を取り入れられたらと思いながら自分なりにできる工夫を、あれこれ試してきました。
はっきりと、書いておきたいのですが、これまで子どもたちがお世話になってきた先生方が私はとても好きです。そして、学校でも、それぞれの意見を出し合い、尊重し合うようなディスカッションの場面が、想像した以上に多く設定されていると感じています。そして、テストにももちろんメリットはあります。
しかし、中学生になった息子には、もともと不器用なところがあり、テスト教育の良くない影響の方をもろに受けているな・・・と最近感じています。
中学生の息子にとって、まだまだ続くテスト人生。さてどんな工夫ができるか?親として、考えるところです。
余談ですが、マインドフルネス、自分のことを観察する視点については、私も、シュタイナーの本など参考にエクササイズをするようになり、自分がすごく変わったなという自覚があります。
日常的に「今、自分はどういう状態か?」を、外側から見る癖がつきました。そうすることで、自分がとても楽になったと感じています。
「私、今子どもにめっちゃ怒ってるな。ちょっと怒りスイッチを下げよう」
「私、今、ダラダラしてるな。ダラダラするのは楽しいな。よしもうちょっとダラダラしよう」・・・笑
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