見出し画像

おうちでシュタイナーを実践するためのいちばんのコツ

こんにちは、おさなごのかばんnaomiです。

今日は私と同じく公立校にお子さんが通う、若いお母さんとお話したのをきっかけに、タイトルの内容で書いてみようと思いました。よろしければお付き合いください。

何度もシュタイナー教育に救われた

私は20代の終わり頃にシュタイナー教育に出会い、いつか自分が子どもを授かったらこんな風に育ててみたいな!と感じ、さて実際に子育てを始めてみたら、何度もシュタイナー教育に救われました。息子は一般的な子育て広場では個性が目立ってしまうタイプで、気持ちが凹むことも少なくなかったのです。

が、シュタイナーの親子クラスでは、そうではなかった。
息子をよりよく見る視点、環境の中で、私たち親子は、あたたかく過ごさせてもらうことができました。

息子の妹が生まれてからも、親子クラスに通い、あたたかな世界に守られた子育てが続きました。

いつかこの喜びや温かさを、ペイフォワードできたらいいな。そんなことを感じて、伝える側に立つ勉強を、少しずつ始めました。

シュタイナー園も学校も行けなくて、いったい何ができる?

一方で、シュタイナー園も学校も遠い環境に住んでいることに対する焦りもありました。自分が勉強して、見よう見まねで取り入れるのはいいけれど、それだけでいいのか。
家で、いったい何ができるのかな?と。

その頃、ある先生が、「まずは、おかあさんが心から楽しむことが大事。」と、言って下さいました。

言われたときは、なんとなくしか分からなかったのですが、何年も経って、その言葉に深く納得しています(シュタイナー教育は、ほんと、このパターンが多いの。何年も経ってふと気づく、ってのが)。

今ではこれが、おうちでシュタイナーを実践するにあたり、いちばんのコツだと私は思っています。

「さあ、手仕事をしてみよう!フォルメンしてみようね!」と、子どもの前で道具を広げても、伝わらないです。


まずはおかあさんが心から楽しむ

まずはおかあさんが学んだり、手仕事を体験したりする。

季節のテーブルを飾ってみる。

あかりを全部消して、ろうそくの炎をみつめてみる。

自分のこころがどう動いているか、感じてみて下さい。

特に9歳くらいまでの子どもは、おかあさんとの繋がりがとても強いので、おかあさんが楽しそうにしていたら、こどもも楽しい雰囲気の中にいてくれます。何も言わなくても。言葉はいりません。

シュタイナー教育のアクティビティーは、こころが豊かに動くものばかりです。
それで、受けた大人は、「私もこんな学び方がしたかったなぁ」って思うんです。

手を動かし、こころをたくさん動かしている大人のことを、子どもは好きです。

メディアを遠ざけないといけない!お部屋を整えないといけない!ではなくて、
シュタイナー教育のいろんなことが、楽しいな!豊かだな!と感じている存在に、おかあさん自身がなること。
それが、遠いようで、いちばんの近道だと思うのです。

シュタイナー教育の大人向けワークショップは、おさなごのかばんでも提供しています(笑)
宣伝するつもりはなかったのですが、必要な方に届いたらいいなと思っています。
よかったら、HPを覗いてみてくださいね。ワークショップのところに載っています。

https://veronica-persica.amebaownd.com

10月も半ば、よい秋をお過ごしくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?