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2020年1月の神事と神楽から vol.2

大変な3月になり、1月の北海道南部に伝わる神事と神楽が行われた様子を取材しておりました。
Vol.1は、獅子頭だけの写真でしたが、2日〜4日までの取材で撮影したもの(facebookで公開済み)の写真ですが、あらためてこの「note」でも書いていきたいと思います。

1月2日 函館八幡宮・新年騎馬参拝

函館八幡宮での新年騎馬参拝を拝見しに行きましたが、凄い人です。
競争率の激しい現場です。
誰もこの光景を見たいのですよね。周辺に気を使いながら、ギリギリに現場に入りなんとか撮影できました。

初めて撮影しましたが、もっといい位置で撮影したいのだが、都合がつかないという現場を多く経験しておりますが、仕事で撮影していないときは譲り合いの気持ちで、周辺に気を使いますね。私は立つことが出来ましたが、前列座っている子供や大人がいます。その中、仕事(新聞社の人)が立ちはだかり、撮影していることもあり後ろの人から苦情を言っていたりしましたが、なんとなく事情がわかるので、なり代わりで謝ってしまったりして、喧嘩にならずに納めたりとしている中、幸いにも撮影が出来ました。

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馬の頭が切れてしまいました。まぁ人混み中での撮影は困難いたします。
いい位置で幸いにも撮影出来たことができたのに感謝ですね。

1月3日 上ノ國八幡宮・門祓神事と初神楽祭

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1月3日は、上ノ国町・上ノ國八幡宮の門祓神事(かどばらいしんじ)と初神楽祭(はつかぐらさい)の取材です。
古い風習が残っている場所に行き、写真で記録と表現をしてきました。氏子さんの服装も、黒の紋付袴での門祓神事の光景が見られるのは、北海道でもここだけだと感じております。この風習も守り続けているのも努力なくしては続けられないことです。
 
正月の門祓の光景も、雪が降るとより一層北国での神事ということが表現できると思います。今年、天気はよかったのですが、時折このような光景になり、新年早々シャッターチャンスに恵まれておりました。

1月4日 松前町・原口八幡神社門祓神事と歳旦祭

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1月4日は、松前町原口地区の原口八幡神社の門祓神事と歳旦祭及び厄払いが行われました。

長く「松前神楽」を十数年取材しておりました。ここの取材は、約5年ほど前から取材しております。
松前町には、松前神楽保存会が以前3つの民間団体がありました。1日に取材している清部(きよべ)、今回の原口(はらぐち)と、消滅した江良(えら)地区がありました。
松前神楽保存会は、基本的に神職が中心の中、清部・原口に関しては、地元の人が中心となって保存・伝承されている松前神楽保存会です。担い手も地元又は、周辺の地区から集まり執り行われています。
現在でも行われている門祓神事は、地区の家々の玄関を祓い清めて練り歩きます。初穂料、お米、御散供(おさご)を持って家の人は、この行列を待っております。
門祓いを一緒に歩くと、空き家の家も多く、出てくる人も少ないという現実を知ります。失いたくない、祈りの風景です。

正月から、祈りの現場を取材して来ました。「記録」かもしれませんが、祭りの様子というのは、その土地では当たり前の風景です。それを撮影するというのは、地元の宝を撮影させてもらっているという気持ちで毎年行かせてもらっております。

この後、10日ほどでまた正月の神事の取材です。
次回はその様子を書きたいと思います。

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