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【悲報】税務署はちゃんと見ています!

仮想通貨をやっている方、どういう場合に税金が発生するか良く理解しているでしょうか?

購入した仮想通貨をガチホして売買してなければ、税金は特に気にしなくても大丈夫。ただ、レンディングなどをして利息が年間20万円を超えると話は別ですが。

一方で、短期売買で多くの利益を上げている方は税金の支払いは十分に注意してください!

株やFXのように分離課税の20%ではなく、仮想通貨での利益は「雑所得」と区分され、総合課税により最高で45%の税率が適用されます。

税務署は実は個人についても良く見ています。

私は仮想通貨を始める前、FXをやっていた時期があるんですが、その利益をきちんと理解できていなかったため税務署から調査を受ける、という大きなミスした経験があるんです。

ご参考になればと思い、その時の私の体験談をお話します。

突然の電話

もう7年ほど前の話です。ある日、最寄りの税務署から自宅に電話がかかってきました。ほんとに突然です。

「FXの取引されてますよね。一度その件についてお話を伺いたいので税務署にお越し頂けませんか」と若い女性の担当官に言われました。

その時はえっ?と頭が真っ白になりました。税務署?FX?これはもしかして税金をちゃんと納めてない?脱税?

ただ、そのころはFXの税金をきちんと勉強しておらず、急いで何か問題があったか自分で調べました。

今から考えれば情けないぐらい知識不足だったんです。

当時、FXで確定利益をかなりの額で出していた一方、残っていたポジションが大幅な含み損だったり、スワップでマイナスだったりしたので、それをトータルで合算して考えていたんです。

合算すればマイナスなので税金はかからない、と独りよがりの判断をしてました。

確定利益分に課税されるのに、まったく納税していなかったのです。

これかー。でも、こんな個人の、しかも、口座金額だって何千万もないような弱小の人間でもチェックするのか、と驚きの気持ちもありました。

税務署での面談

約束した日に税務署を訪問し、最初は若い担当官と1対1で面談。

小さな会議室に通されて、そこで、予想していたとおり私の利益計算が間違っていることを指摘されました。

担当官は、FXの会社から私の取引記録をすべて入手済(!)で、その場で実際にいくら納税すべきであったか、その金額まで手元に持っていたんです。

んー、これはぐうの音も出ない・・

このまま言われたとおりにするしかないな、という諦めの心境でした。

そして、私は自分の理解が間違っていた事を正直に話しました。

一通り話が終わると若い担当官が退出し、そのあと年配の責任者(課長?部長?)の男性が部屋に入ってきたんです。

そして厳しい表情で「納税は国民の義務です。しっかり計算する必要があります。今後は気を付けてください」と一言だけあり、その場を去りました。

これって、どういう処分になるんだ?と、その時は非常にビクビクしたことを今でもよく覚えています。

修正申告の手続き

でも結果は、重加算税などを課されることはなく、利益に対する20%分の支払いのみで終わりました。

察するに、私が税金未納が初めてだったこと、あとは、故意に未納にしていなかった点などが考慮されたのかな、と思いますが、税務署が実際にどういうルールで対応しているかは分かりません。

修正申告した際の領収書

このミス以降、私は税金には非常に気をつかうようになりました(当たり前の事と言われればそれまでですが)。

税務署の調査が入るのは一部のお金持ちだけと考える方も多いかもしれませんが、実際はそうでもありません。

特に仮想通貨は大きく利益を上げた方も多いでしょうから、突如税務署から連絡が来て私のような目に合わないよう、くれぐれもご注意ください。




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