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西宮ストークス観戦記#72 君の名は

西宮ストークスは新しい3人の外国籍選手との契約を発表しました。

いずれも西宮でプレーするのは初めて。ルオフ選手とムボジ選手については、日本でプレーするのも初めてです。ジョーンズ選手は以前、BJ時代の千葉でプレーしたことがあったそうですが、ずいぶん昔の話。西宮の伝家の宝刀「謎外国籍」が炸裂しました。名前もみんなひとクセあって謎感を増しています。狙ったのかな?

◉ハイライトを観た感想

さて、それぞれどのような特徴を持った選手たちなのでしょうか。ここからはまったくの個人的な感想ですが(いつもそうだけど)、ハイライトなどを観たり、スタッツを調べてみた感想を挙げます。

#7|アレクサンダー・ルオフ
激しいディフェンスが持ち味で、バスケットIQの高い万能タイプのSF。こちらは昨シーズンの所属チームのYouTubeチャンネル。ハイライトにも普通に出てきます。こういうところは謎感薄め。

リーグサイトの個人スタッツページ(たぶんシーズン平均)を見ると、リーグ戦の平均出場時間は30分強で11.08得点を記録し、スリーポイントは4割超え。特筆すべきはアシスト5.62とスティール1.92でしょう。公式のリリースでは「1番から4番までこなせる」点が強調されていましたが、確かに器用そうな選手ではある。シュートは上手いしボールハンドルは巧みで、選手の間を通すパスは一級品。NBAの元スパーズのマヌ・ジノビリを思い出した。

あとは西宮のオーナーも挙げていたこのハイライトも必見。エースではないけど、強いチームでこそ輝く縁の下の力持ちという感じ。え、西宮は強いチーム、だよね?

#22 |シェイク・ムボジ
ウィングスパンの長い動けるビッグマン。ポストプレーのターゲットと言うよりスクリーナーとしての働きがメインか。リバウンドへの執着心と、それを可能にするジャンプの高さと連続性。そして、ショットブロックはかなり高い&上手い。

昨季のフランスリーグでの成績を見る限り、8.1得点(FG61.1%)・4.6リバウンドとそれほど目立つスタッツではありません。ただ、平均出場時間が15分弱なのに対してORBが平均1.5本というのは多いと思う。試合によってバラつきはあるけど。

一番期待されているのは主にリバウンドやリムプロテクトといった守備面での攻撃でしょうが、空いたスペースに飛び込むタイミングの良さやキャッチングの確実さを見ると、ハンドラーの多い西宮にとってはやりやすいプレーヤーなのではと思います。何より、リバウンドに何回も跳べてもぎ取る感じがエネルギッシュでいい。個人的NBAコンプはサージ・イバカ。スリーは打たないけどね。

#18 |デクワン・ジョーンズ
何と言っても高い身体能力とバネを活かした豪快なプレー。昨シーズンはイタリアのセリエAでプレーし、下位チームではありましたが、チームトップの14.0得点を記録しています。

ランニングプレーだけでなく、ローポストからのアタックやターンシュート、スリーポイントなどオフェンスのバリエーションは多彩です。エースタイプかと思いきや、キャッチ&シュートやコーナースリーも結構あって、システムの中で得点する順応性も備えています。似ていると思ったのは、NBAじゃないけどエヴェッサ大阪のアイラ・ブラウン。

おそらくセカンドユニットのエースを任されるような使い方になるのではないかと予想します。あるいはムボジ選手&劉選手と一緒にコートに立てば、たぶんジョーンズ選手のマークは日本人選手になるわけだ。何が言いたいかはもうわかるね。

3人の新しい外国籍選手のラインアップを見て、私は心踊っています。一貫性があり、確かなビジョンの元に集められた選手たち。間違いなくこれはフィッシャーHCの主導によるものでしょう。その意図についてはまた次回。なんでそんなわかったような口をきくのかって?

いやだって、HCがそう言ってるからさ。


※このnoteは単なるファンの個人的な感想であり、
西宮ストークスとは一切関係のない非公式なものです。


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