西宮ストークスをミルクボーイの漫才風に紹介してみる

西・宮「はい、どうもーー。よろしくお願いします」
西「あー、ありがとうございます。今、5,000人収容のアリーナをいただきましたけどもね。こんなんなんぼあってもいいですからねー」
宮「一番いいですからね」

宮「いきなりですけどね、最近うちのおかんが好きなBリーグのチームがあるらしいねんけど、そのチームの名前をちょっと忘れたって言うねんな」
西「ええー、好きなチームがあるのに名前忘れてもうて。どうなってんねんそれ。まあでもおかんが好きなBリーグのチームていうたら、実はJリーグのチームやったりするから。ほなら俺が一緒に考えてあげるから、　どんな特徴言うてたか教えてみてよ」

宮「おかんが言うにはな、兵庫県唯一のプロバスケットボールチームで、西宮市を本拠地としてるらしいねん」
西「あー、西宮ストークスやないか。その特徴はもう完全にストークスよ」
宮「西宮ストークスな」
西「すぐわかったやん、こんなんもう」
宮「ちょっとわからへんねんな」
西「何がわからへんのよ」
宮「俺もストークスやと思ってんけどな、おかんが言うには、新しいシーズンが始まる前にユニフォームの胸スポンサーが決まったらしいねん」
西「ほなストークスと違うかー。ストークスと言えば、昨シーズンは胸スポンサーが決まらへんのをいいことに、これでもかというくらいにチーム名を大きくしてたんやから。あれ以上大きくするのはバスケのユニフォームの構造的に無理やから」

西「ほなストークスと違うがな。あれほなもうちょっとなんか言うてなかった？」
宮「ああ、おかんが言うにはな、そのチームは地元の兵庫県の選手をむっちゃ大事にするらしいねん」
西「ストークスやないか。ストークスの看板選手、谷直樹、道原紀晃、松崎賢人、みんな兵庫県出身の選手やねんから。地方銀行並みに地元採用の枠持ってるから。ストークスやろ、そんなもん」
宮「いや、俺もそう思ってんけどな。わからへんことがあんねん」
西「何がわからへんのよ？」
宮「俺もストークスやと思ってんけどな」
西「そうやろ？」
宮「おかんが言うにはな、今年のシーズンオフに真っ先に再契約が発表されたのがヘッドコーチやって言うねんな」
西「ほなストークスとちゃうやないか。ストークスのHCは毎年夏になるまでなかなか決まれへんねんから。ストークスのHCが決まったら夏の本格的な到来を告げてもいいって気象庁の人も言うてるくらいなんやから。俺はね、ストークスのコーチが選手より前に出られるのは、コートのサイドラインだけやと睨んでるのよ」

西「ほなストークスとちゃうやないか。もうちょっとなんか言うてなかった？」
宮「うん。おかんが言うにはな、そのチームのホームアリーナへ行くと妙にレゲエを推してくるらしいねん」
西「ストークスやないか。文脈はようわからんけど、西宮市立中央体育館に行ったらとにかくレゲエを推してくるから。レゲエナイトに至っては後半開始ギリギリまでレゲエで踊らせようとしてくるねんから。そんなもんストークスで決まりやがな」

宮「いやでもな、わからへんことがあんねん」
西「何がわからへんねん」
宮「俺もストークスやと思ってんけどな、おかんが言うには、新加入の外国籍選手にちゃんとしたハイライトの動画があるらしいのよ」
西「ほなストークスとちゃうやないか。ストークスの外国籍選手の動画ていうたら、28歳の選手であるにもかかわらず大学時代のハイライトしかなかったりするねんから。ものすごいボリュームで想像力による穴埋めをブースターに求めてくるのよ」

西「ほなストークスと違うがな。ほなもうちょっとなんか別の特徴言うてなかった？」
宮「おかんが言うにはな、その新しい外国籍選手の触れ込みが『1番から4番までこなせる』っていうねん」
西「ストークスやないか。ストークスはすぐに外国籍選手になんでもやらせようとするんやから。ただ注意が必要なのは、ストークスの言う『1番から4番までこなせる』は、オフェンスではPGをやらせるけども、ディフェンスではPFを守らせるっていう意味やったりするんやから。俺はなんでもお見通しなのよ。その特徴はもうストークスに決まりやがな」

宮「いや俺もそう思ってんけどな、わからへんことがあんねん」
西「何がわからへんねん。ストークスやん」
宮「俺もストークスやと思ってんけどな、おかんが言うには、B1で実績のある選手をどんどん獲得してるらしいねん」
西「ほなストークスとちゃうやないか。ストークスと言えば、期待されて入団したはずの選手がシーズン途中にいきなり何の見返りもなく移籍してしまったりするんやから。あれは絶対にみかん1年分ぐらいはもらえたはずなのよ。ほなストークスとちゃうやないか」

宮「おかんが言うにはな、背番号3番の選手が常に笑いを欲しがってるらしいねん」
西「ほなストークスやないか。ストークスの背番号3番、松崎賢人選手といえば、モットーが『皆様に笑いと感動を』なんやから。毎試合、得点・アシスト・笑いの3部門でトリプルダブルを狙いに行ってるから。それはもうストークスで決まりよ」

宮「いやでもわからへんねん」
西「何がわからへんねん」
宮「おとんが言うにはな、阪神タイガースちゃうかって」
西「いや絶対ちゃうやろ。もうええわ」
西・宮「どうもありがとうございましたー」

※この漫才はフィクションです。