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吉本新喜劇・千葉公平さんの『西成ハウス』

吉本の劇場が一斉に休館になって、担当していた三月末の祇園花月の新喜劇が中止になったことは、以前にも書きました。
公演がなくなったこと自体も残念ですが、もう一つ、その公演で初めてご一緒するはずだった座員さんと、お会いせぬまま自粛期間に突入したこともまた心残りであります。

その座員さんとは、千葉公平さん。
今年一月、東京吉本から大阪の新喜劇に移籍されたかたで、以前は「ギンナナ」、その前は「ハローバイバイ」というコンビで活動されていたかたです。

さて、その千葉さん、YouTubeもされているんですね。『西成ハウス』というチャンネル名なのですが、今回の記事では、こちらをみなさんにお勧めしたいと思います。
というかね、「お勧めしたいと思います」なんて、そういう取り澄ました言い方じゃ足りないくらいに僕はこのチャンネルの大ファンです!!
今、イッキ見したい映像コンテンツ、それは『西成ハウス』でしょう!!

https://www.youtube.com/channel/UCFbriRsbWPUYAsbqesRmJ2A

内容はというと、千葉さんが、ご自分のお住まいである西成の古い家をひたすらDIYで修繕していく様子です。途中、箸休め的に漫談とか、身の上話などもありますが、基本は千葉さんの作業風景がメインの動画。ただ、これがまあとにかく面白い。見出したら止まらない。

千葉さんも、修繕のプロではありませんから、作業の過程でいろんな失敗や試行錯誤があるわけです。工具の扱いが覚束なかったり、屋上の作業場に重いものを運ぶのに悪戦苦闘したり、途中で嫌になってタバコ吸ったり。そういうシーンの一つひとつが笑えて、そして、ときにはちょっぴり哀愁もあって、とにかく目が離せない。

よく、テロップがやたらとうるさい動画がありますが、『西成ハウス』はそこもすごくシンプル。基本的には、作業風景に千葉さんのナレーションが乗っかるスタイルで、テロップもたまに使われますけど、それもくどくなくて実に見やすい構成になっています。
で、千葉さんのナレーションというのがまた、いい声なんです。さわやかで、聞き取りやすい、癒し系の声。言葉選びにも嫌味がなくて、落ち着いた大人の語り口。時々噛むこともあるのですが、そこもまたチャーミングです。

今現在(5/7)、『西成ハウス』は♯1~♯23までの動画がアップされています。
23本もあんの? と、若干しり込みしてしまったかた。
♯7「壁の無い家」
https://www.youtube.com/watch?v=S8pT_ex5n4E
♯18「死の予感」
https://www.youtube.com/watch?v=D7wgBBp-3l0
♯19「使徒襲来」
https://www.youtube.com/watch?v=94XaT9e7GQQ

この辺りからお試しになってはいかがでしょうか。※「使徒襲来」は、虫が苦手なかたは、ご注意ください。僕も苦手ですが、でも、見てしまいました。むちゃくちゃ笑いましたけど。

千葉公平さん。44歳。私、同い年ということで、勝手に親近感を抱いています。ご挨拶できておらず、すみません。いつの日か、ご一緒できることを楽しみにしております。『西成ハウス』も、引き続き楽しみにしております!

……最後、私信のメールみたいになっちゃったな。

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