『極端な人』
私は双極性障害(躁鬱病)である。
名前は、オーサキ・コー。定職はまだ無い。
自己紹介をしたい。
発酵した地面がジュクジュクして温かくて、大気がキンキンに冷えきっている状態を想像して欲しい。
上の写真は、某牧場から送られてきた、れっきとした自然の産物なのだが、要するに極端ってのは、良く言うと元気。勃起している男根と一緒。極端な物からは豊饒の神様のカタチが産まれる事もあるのだ。
だから私は基本、沢山の書き物が書けると信じきっているが、あまりに極端だから、何度も何度も昨日まで大好きだった事をいきなり足げにして放り出して、踏みつけるような事をしてきた。
暫くnote、書いていなかったし。
私事だけど、オリンピックと大谷のニュースに夢中になっていたし。
そんな極端な私は探偵作家土木警備員の肩書きを名乗っているけれど、器楽や家庭教師をして収入を得たこともある。探偵経験ゼロで独学座学のみでやってしまった探偵依頼も中々のものだったけど、一番シュールだったのは、ロシアの冷凍船からの蟹の箱詰め積み下ろし、という仕事であった。
そして48歳にしてつい最近電気屋の手元をクビになり、探偵警備としてこの界隈で目立ち過ぎて見えない圧力で探偵警備の仕事を干されていたのだけど、ほとぼりが冷めて、また、警備員をやることになりそうだ。
要するに48歳の今に至るまで、まともに仕事が続いた試しは無いのだ。
双極性障害だから、と言ってしまえばそれまでだけど。
けれど四人の子供のお父さんです。
きっと極端だから、熱烈だったのだろうな。
引きこもりになった後、いきなり海外放浪したりしたけれど。何かが何とかなってきた。
(日本人は不安感を煽りすぎだよ。何かが何とでもなって行くのに)
火中の栗のようにハードボイルドな私生活に心ときめかせた後、一家離散しないかと急に不安になり、電気屋の手元という仕事がとても名残り惜しく思えた。
けれど電気屋さんのように込み入った出来事をかい摘んで理解し、解決する仕事が徹底的に苦手なのです。
そのかわり単純な作業を繰り返し長時間行う事がとても得意です。
(単なるバカの単細胞と言われればそれまでだけど)
動植物や道路標識の名称を正しく理解し
、人に伝える事がとても苦手です。
(別に物事に名前なんて必要ないのに。人にレッテルを貼り付けるのが嫌い、などと格好つけてもいますが)
説明書通りに、きちんと手順を追って、正確に物事を仕上げるのが苦手です。
(きちんと基礎が仕上がってなくても、五重の塔は倒れません)
だから、仕事で失敗しても、必ず「死ぬ訳じゃああるまいし」と思い、自分で自分を慰めます。
(デカい職場であればある程、生死に関わりが無い失敗が、まるで生死に関わりがあるかのように思えるのは何故だろう)
そんな自分の不思議な人生を生きているから、他人の軸を基準にすると、徹底的な自己否定の境地に陥ってしまいます。
(自分の命が危険に晒される程度の物ではない筈なのに)
明らかにおかしい。
自分で自分の価値を決めて行けない生活は。
寝る間を惜しんで働くとする。
必ず躁転する。
気分がハイになる。
自分が得意な単純作業が複雑に絡み合い、やることなす事パズルのピースが噛み合うようにハマる。
そんな万能感に酔いしれる。
医者には躁状態が鬱状態よりメイワクだから、と言われて処方箋を渡される。
(ここでも日本人の免罪符、「人に迷惑をかけてはイケマセン!」か?)
そんな私だけど、動物や子供が大好きです。(その事自体をしょっちゅう忘れるけど)
そして、四人の子供のお父さんです。
ちょっと極端な人だけど。
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