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一億光年の宝

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北海道別海町中春別の小幡牧場の日常をモデルとした考察の中から産まれたポエム、エッセイの数々。酪農と宇宙を探偵作家土木警備員の著者がコラボさせるなど、好き放題やっている。創作なので…
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#牛

『男は荒野を進め』

僕だけが一億光年分の価値のある宝物を探しに行く。それは荒野を一人で歩く事と同じ位孤独な行為だ。 誰も僕の背中を押してはくれなかった。 誰もが一億光年分の価値のある宝物の存在を認めてくれなかった。 だから僕は、言葉で言葉で殴り付けてやることにした。 生かすか殺すか。生きるか死ぬか。 殴り付けても、殴り付けても、殴り付けても、誰も宝物の存在を信じてはくれなかった。 もう我慢の限界だ。 いつでも男は、荒野を一人で進む。 ヒタヒタと音を立てる。 足音が、僕の意識を軽

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俺は確かに牛だけど、ちょっと痩せすぎだって?探偵さんは病気でもしたの?と推理したけど大外れ❗小幡牧場では放牧向きの、小さくて軽い牛が好まれます。乳量は少ないけど、寿命は長い❗最近は一個体の乳量を求める酪農家が多いのですが。 長生きの牛の牛乳は、軽やかで美味しかったよ。 小幡牧場

私たちは、とにかく食べて、食べて、たべまくるの。胃が四つあって、微生物を胃の中に沢山飼っていて、草をタンパク質に変える、そんな生態系を体の中に飼っていると言うわけ 『牛の中の生態系』

ザ ヘンガオ❗詳しく解説しよう。牛のベロ(タン)はとても長い。草を根元からバツっと丸め込んで、鎌のように切れるような構造をしている。馬やヤギとは全く違う体の構造をしている。