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推し不在の生誕祭をしてみた話。

先に言っておきます。
今回めちゃくちゃ長いので、本当に興味ある人だけ読んでください。



この頃、二次元やアイドルオタクの友人が推しのお誕生日に推しのグッズをこわいぐらい(褒めてる)並べて祭壇を作ったり、推しのグッズを飾ってインスタ映えっぽい写真で推し不在でお誕生日をお祝いしているのをよく見かける。
この「推し不在の生誕祭」という風習(?)がオタ活の一部になったのには、この数年のコロナ禍で推しに会えない・生誕イベントはあるが落選して会えない等のいろいろ理由やきっかけがあったんだと思います。

アイドルオタクを経て、現在バーレスクのオタクに至っている私は、これまで推しのお誕生日にSNSの投稿をする、推し被りのオタク達と推しをお祝いする企画(お花、サイリウム、メッセージカード)等はしてきましたが、長らくオタク人生を送ってきたけどしてこなかったのが「推し不在の生誕祭」です。
(私ががっつりアイドルオタクだった5年前はそういう風習はなかったし、バーレスク界隈ではもちろん今もそんな風習はない)

私が今回「推し不在の生誕祭」をするきっかけになったのが去年の年末にしたオタクの友人との忘年会でした。

推しのお誕生日は2/27なんですけど、毎年年末ぐらいになると「もうすぐ推しのお誕生日や〜(自分のお誕生日より大事)」となるので、その時も友人にそんな話をしていました。      
推しも主現場も別ですが、たまたまその友人が推し不在の生誕祭経験者だったのもあり「楽しいから!!!やろや!!!」となったのが今回の始まりでした。


まずはなんとなくのテーマを決めて、したいこと・することをリストアップすることから始めました。

※2023年元旦に作成してたメモ

千本桜

これは私が推しのクイーン(センター)で一番好きな演目。だから写真とかを揃えるならこの千本桜にしたかった。

千本桜の写真を使うことに決めたのは良かったものの、私の当時の最新の推しの千本桜の写真は昨年の9月だった。古過ぎ。見てなさ過ぎ。運なさ過ぎ。

とりあえず1月中に見れますようにとひたすら願った。

推し祭壇

推し不在の生誕祭と言えばなこれ。
毎日のようにインスタとTwitterでハッシュタグ検索して参考に出来そうなものを保存しまくった。
オタクは調べるのも大好きなので。

アクスタ

祭壇っぽくするために必要不可欠なもの。
2023年お正月時点では公式な推しのアクスタはなかった…ならば作るしかない!!!
今じゃアクスタ作製業者は山ほどある。でも自分で作ることに意味があるので(きしょいオタク)、YouTubeを参考にアクスタを作ることにした。

この時の私は知らなかった。こんなにアクスタを作るのが大変なことを。
後に公式でアクスタが販売されることになることも。

ケーキ

推し不在の生誕祭にはこれも不可欠。

よくあるのはこんな感じのもの。

最初はこんな感じのものを用意するつもりで調べていた。
でも経験者の友人から言われたのは「結局食べるのは自分やから(なにせ推しは不在なので)おいしいのにした方が良い」とのことだった。
「それはそう」となったので、特に推しのメンバーカラー的なのもなかったしカラフルケーキは辞めておいしさ重視でいくことにした。

推しの好きなケーキを知らなかったのでさりげなく(?)聞いたところ「お洒落じゃなくて町の商店街にあるようなケーキ屋さんのシンプルな苺のショートケーキ」とのことだった。推し本人の前では普通の顔してたけど、回答まで100点満点のかわいさでニヤけた。

私の地元で昔からあるケーキ屋さんの苺のショートケーキに決めました。

オリジナルラベルのお酒

業者でオリジナルシャンパンやオリジナルラベルのお酒を作ろうかなーと思ったのですが、私も推しもお酒が好きだったので、せっかくなら推しにちなんだお酒にしようと思ったオタク。
推しに以前オススメされた地元福井のお酒があったことを思い出したので、こちらのお酒にしました。

調べてみると気になるお酒があり過ぎて、決めきれずこんなに買ってしまったよね...。
推しが生まれ育った福井県に感謝し、地元の酒蔵に課金させていただいた。ありがとうございます、ありがとうございます。

(本当は写真以外にももっと買った)
(ただ自分がお酒飲みたかっただけ)

推しの好きなご飯を並べる(作る)

これは調べたところによるとあまり「推し不在の生誕祭」ではされていなかった。

今回、この生誕祭をホテルを取ってではなく自宅のリビングのスペースですることにしていたので、それなら友人に手伝ってもらいながら飾りつけをして、ご飯も作って並べて、その後は友人と食べることにした。



元旦にリストアップして実現するまで約2ヶ月。
するならちゃんとしたい派の形から入るめんどくさいオタクが調べに調べ、初めて開いた「推し不在の生誕祭」がこちらです。

狂気。オタクはやっぱり頭がおかしい。
でもオタクという生き物はきしょくてなんぼみたいなところがあるので*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

当日の献立
お寿司とケーキ以外は作りました。
推しの好きな海老と茄子とお寿司とお肉。
ブロッコリーは推しと言えばな野菜なのと色合い的にも良かったので入れました。


無事に1月中に千本桜を見ることに成功したので、その日撮った写真をポストカードにした。50枚。

たまたまショー終わりに推しのことを撮って遊んでて、居酒屋に貼ってるビールのグラビアポスターみたいやなって話をしてた時、これ使える...!と心の中で思ってたオタク。早速ポスターを作らせていただいた。
あの日の酔ってた推しメンありがとう。おかげでこのアイデアが舞い降りました。

背景の波は推しメンの名前にちなんだ波にした
オタク、発想が気持ち悪い
加工前の元画像
こっちにするか迷った画像

あの日、この写真を撮るのに風を起こしてくれた読んでくれてるか分からないあなた。どうもありがとう。

そして、アクスタなんですけど、2月入ってすぐ作り始めたんですが、心が折れました。
経過を写真で残してるのでとりあえず見てください。

2月3日
1作目はプラ板で作成
1日目。こんな溶ける?縮む?くっつく?
初日で心折れかける
2日目。だいぶ進歩。
どうしても腕と脚が丸まって縮んだ後そのままくっついてしまう
2日目からだいぶ期間を空けた3日目
温度管理難し過ぎ。縮み方違い過ぎ。

まず見本にしてたYouTubeの作り方は基本ポーズがシンプルだった。
どうしても手を伸ばしたポーズにしたかった私はプラ板は向いてないことに気付き諦めた。

2作目はレジンで作成
日当たりの良い玄関前で日向ぼっこする推しメン
(UVレジンを固めています)
枠からレジンが漏れでてもはや型取りできなかった
とりあえず切ってヤスリで削ったけど、気泡もあるしこれまた失敗

そして時間が迫りに迫っていたので潔くアクスタ作りは諦めた。なぜなら公式がアクスタの販売してくれたのを買っていたので。

代わりに撮った写真でアクリルブロックを作りました


この日、来てくれた友人達に送ったフライヤー

正直、みんながお店の周年で忙しかった頃、私はこの生誕祭のことで頭がいっぱいでした。

当日、家に来て私より真剣に飾りつけをしてくれて、たまたまなぜか手土産にみかんを持ってきてくれた友人2人。

本当にありがとう。2人がいなかったらこんな素晴らしい祭壇は出来てませんでした。
やはり持つべきものは友。

こうして私の最初で最後の自己満「推し不在の生誕祭」が無事に終わりました。

最後に
推しメン、お誕生日おめでとう。
この一年も良き一年になりますように。

推しのおかげでまたオタクとして楽しいことが出来ました。ありがとう。

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