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リスペクト

リスペクトをキーワードに…

 中学・高校とザ・体育会系部活でした。20年ほど前なので、記憶がおぼろげで、思い出すのは印象深いシーンです。
 ある先輩との思い出は、練習や試合での一コマです。何度も反復練習して技の精度を上げたり、時には真剣勝負したり、厳しさの中にもリスペクトがあったと当時をふりかえります(思い出補正もありますが)。その先輩は、本当に強い人であり、一緒に練習していて楽しい人でした。
 
 対して、練習後に一発芸を強要したり、トレーニングとは名ばかりのイビリをしたりする嫌な先輩もいました。一緒に練習もしていたとは思うのですが、記憶は閉ざされています。どうやら思い出したくないようです。

〇〇のためという嘘

 そういえば、嫌な先輩が「お前らのためやからな」とか言っていたのを思い出しました。これって、自分を正当化する常套句で使いますね。あれから20年近く経ちますが、特に自分の人生にプラスに働いていないので、不要なイビリだったのでしょう。
 この「〇〇のため」は、教育者もよく使ってしまう言葉です。

「小学生になるため…」
「中学生になるため…」
「高校生に…」「社会人に…」

 たくさんの〇〇のためがあるかと思います。中には、本当に子どもを思う〇〇のためもあるとは思います。ただ、この言葉を使う時は、自分の不合理な指導を無理やり正当化していたり、理想を押し付けたりしていないかをチェックする必要があると思います。

 押し付けがましい〇〇のためは、止めたほうがあなたのためですよ。と、言われたら、何となく嫌じゃないですか?上から目線を感じませんか?

 やはり、相手へのリスペクトが大切なのだなあと思うニュースでした。

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