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つみたてNISAプチ講座④ 選びかた

Q.どこで口座を作ろう?

今の時代、ネット銀行が手軽!

人気2強は、取り扱い銘柄の多い

「SBI証券」「楽天証券」

つみたてでポイントが貯まって尚お得!

他にも、「マネックス証券」「松井証券」「SMBC日興証券」など。

(誘導が目的ではないのでご自身で調べてください。)



Q.ファンド(銘柄)はどれを選ぶ?


元本割れのリスクを避けたい初心者は、

「信託報酬(運用管理費用)」の低い

「インデックスファンド」がオススメ。


「インデックスファンド」

特定の株価指数(インデックス)と連動するように作られた投資信託。手堅い。

「信託報酬(運用管理費用)」は低め。


←→対する「アクティブファンド」

特定の指数を上回る運用成績を目指す投資信託。挑戦的。

「信託報酬(運用管理費用)」が高め。「インデックスファンド」と併用するのが通常。


●「国内」(=日本)重視か、「外国」重視か?

●「先進国」重視か、「新興国」重視か?

●「株式」重視か、「債券」重視か、「リート(不動産)」重視か?

●「総資産」が多い(=人気が高い)ほうがいいのか?


ここで、これを買えば安心! と答えは出せません。

未来がどうなるかなんて、誰も分からないからです。

世の中の動きをどう読むかによりけり、好みによりけりです。

はじめる時期によってもリターンが異なるので尚更、一概に言えません。


ここからは、一例としていくつか紹介します。

「信託報酬(運用管理費用)」が低く、地域や投資対象を広くカバーしておくと、低リスクとされます。

ファンド(銘柄)の特色はそれぞれ「交付目論見書」に載っていますので、よくご確認ください。


まず紹介しておきたいのが…

「eMAXIS Slim(イーマクシススリム)」シリーズ

三菱UFJ国際投信が運用するノーロード・インデックスファンド・シリーズ。

「ノーロード」とは、

販売手数料が無料のファンド(銘柄)のこと。

オンライン取引のみのファンド(銘柄)のため、「信託報酬(運用管理費用)」が低く、名前から内容も比較的わかりやすくオススメです。

※似た名前で「eMAXIS」シリーズもありますが、こちらは対面取引もしている分、信託報酬(運用管理費用)が少し高めです。


注目されているのが…

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(通称オルカン)

全世界の株式に分散投資できるため、これ一択でいいと言う方も結構いらっしゃいます。

①アメリカをはじめとした先進国の株式(90%近く) ②中国をはじめとした新興国の株式(10%程度)

アメリカの割合が高いです。


全世界株式は他にも…

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」

ざっくり言うと「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」から日本を抜いた構成です。日本の株式を買いたくない方はこちらを選ばれます。

「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」

①日本の株式 ②アメリカを含む先進国の株式 ③中国を含む新興国の株式

これらを3等分した構成です。

3つを均等にする意味がわからないという意見もあり、「eMAXIS Slim」シリーズの中でそんなに人気はないようですが、私は面白いので買っています。今のところ意外と良い成績です。


ただ、株式やリート(不動産)は、値動きが大きくリスクが高いとされています。

株式だけでなく、他の資産、債券やリート(不動産)にも対応するものを併用するのがいいと思います。


「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」

8つの資産に均等に投資するシンプルな構成です。

①国内株式 ②国内債券 ③国内リート

④先進国株式 ⑤先進国債券 ⑥先進国リート

⑦新興国株式 ⑧新興国債券

(国内・先進国・新興国)×(株式・債券・リート(不動産))

幅広く投資ができるので、少額で手堅くいきたいと考えている方ほど、選ばない手はないと個人的に思います。



その他、「eMAXIS Slim」シリーズ…

「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」

「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」

「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」

「eMAXIS Slim 国内リートインデックス」

「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」

「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」

「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス」

「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」

名前から何を重視しているファンド(銘柄)かわかりやすく、初心者が手を出しやすいシリーズだと思います。


昨今の傾向として…

いつまで続くか不明ですが、

米国(アメリカ)株式系が好調です。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」

S&P500は、米国の株価指数の一種。

値動きがS&P500に連動するように作られています。


他、先進国と名前がつくものは、アメリカの割合が高いことが多いです。



「eMAXIS Slim」シリーズ以外でよく人気上位に上がっているのが…

楽天証券の

「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」

SBI証券の

「SBI ・V・S&P500 インデックス・ファンド」


他にも…

「たわらノーロード」シリーズ

アセットマネジメントOneが運用するノーロード・インデックスファンド・シリーズ。


知っておいたほうがいい用語として…

「為替(かわせ)ヘッジ」

為替ヘッジあり:為替相場の影響を受けにくい。

為替ヘッジなし:為替相場の影響を受けやすい。

為替ヘッジはコストがかかるため、信託報酬(運用管理費用)の低いファンド(銘柄)はたいてい「為替ヘッジなし」です。

「為替ヘッジなし」で、同じ外国資産を持っているとき、

「円安」で、価値が上がります。

「円高」で、価値が下がります。

今、米株の成績が良いのは、円安の影響もあると思います。

※実際は、円安や円高と同時に株価も変動するので、損得は一概には言えません。


まずは2〜3選んで、1000円ずつとかでもいいので始めてみるのが良いかと思います。

リスク分散のためにも、選ぶ際は、「投資地域(国内・先進国・新興国)」と「投資資産(株式・債券・リート(不動産))」がなるべく被らないように、値動きが異なるものを組み合わせるのが望ましいです。

経済の勉強になります。


Q.つみたて日の設定はいつがよいか?

「毎日」か「毎月」か?

「毎月」でつみたて日が選べる場合、「何日」につみたてるのがよいか?


シミュレーションによると、長期投資で平均化するので、いつに設定しても大差ないという結果になったそうです。


気にする方は、高値を掴みやすいとされる日、月初の「1日」や、月末の「30日」「31日」、給料日の「25日」は避ける傾向があるようです。


(まとめにつづきます。)

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