里芋の唐揚げのような人になりたい
今〜私の〜願い事が〜叶うな〜らば〜里芋の唐揚げのような人になりたい〜
この体に〜出汁のように〜教養を含んだ〜里芋の唐揚げのような人になりたい〜
どうも、里芋親善大使です(は?)。
最近バイトを始めた。めちゃくちゃ高級な和食料理屋さんを知り合いに紹介してもらって。
そこでお客さんに出してる海老芋の唐揚げに衝撃を受けた。外側がカリッと、そして中はほくほくしているのに、出汁の香りがふわっと鼻に抜ける。なにこれ。俺、これ作りたい。
と言うわけで、これまでほとんど買ったことがなかった里芋とか海老芋を買って、作ってみたよ。作り方はバイト先のやつを見よう見まねで。
そして、案の定どハマりする。1月前半はほとんど毎日食ってた気がする。美味すぎる。勝手に里芋親善大使を名乗り始め、家に食べに来る人に片っ端から里芋の唐揚げを食べさせる。ツイッター上で里芋の広報をしまくる。
そして、ついには里芋の唐揚げって、俺が人生で目指すべき姿そのものじゃね?と自分を投影しはじめる。今の自分、外側がちょっと湿気てて、中は火の通りにムラがあって、出汁もあんまり染みてないなって感じ。
もっと外側カラッと、ホクホクっと、やや粘りも効いて、奥深い出汁の詰まった人間に、なりたい!!うおお、俺は里芋の唐揚げに、なります!
ちなみに、海老芋だとちょっと気取りすぎているから、里芋くらいがちょうどいい。
さだまさしは、味噌汁になりたかったらしい、でも自分のお代わりなどいないから味噌汁になれないらしい。
唐揚げって、揚げなおさないといけないから基本的にお代わりって概念ないよね。
俺は、唯一無二の一発勝負の、里芋の唐揚げになるぞ!
そうだ、レシピ置いとくね。
里芋を皮むいて、面取りして、30分下茹で。
滑りを優しく流水で落として、出汁パックとかで出汁作って、塩と砂糖入れてちょっと料理酒入れて、なんなら香りつけに醤油をひとたらしして、5分煮込む。
そのままクッキングシートとかで落とし蓋して、一晩寝かせる。
食べる30分前に里芋取り出して、キッチンペーパーの上置いて水気切る。
片栗粉まぶして、高すぎない温度でじっくり揚げる。焦げ色つくかつかないかくらいのところで、取り出して、軽ーく塩振って、完成。
手間かかってんだ。
俺の親も多分俺をこれくらい手間暇かけて育ててくれたから、里芋の唐揚げくらいの男になれなくて、どうする。
頑張ろう。
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