欧遊記−1 関空発、イギリスが近づくにつれて美味しくなくなる機内食

物心ついてからの長距離飛行機の記憶がほとんどないため、今回の旅行でかなり大きな楽しみを占めていたのが機内食だった。ヨーロッパまで行こうとすると時差もめちゃくちゃになるし、実際どれくらいの量がどれくらいの頻度で提供されるのか?飲み物は実は課金制だったりしないのか?

関空を飛び立ったのは、18時ころだった。E.T.を観ながら、高度4万フィートへ。すでにこの頃空腹で、今か今かと機内食の搭乗を待っていた。19時頃、シートベルト着用サインが消えて、カートが来た!と思ったら、おやつの提供だった。プリッツと、オレンジジュースをもらってご満悦。お金はいらんかった。そりゃそうか。隣の人はワインを頼んでいた。ジンとかも見えたけど、まだ緊張していたので酒は入れられず。

軽食

そして20時頃、機内食が来た。そこそこでかい飛行機の飛行音のせいで、CAさんの言ってることがあんまり聞き取れず(英語が聞き取れないだけかもしれん)、最後にかろうじて聞こえたpastaに飛びついて、パスタをもらった。パスタ:チーズマシマシで美味しい。時々しょっぱい。90点。サイド:麦サラダ?コンセプトが不明。50点。美味しくないわけじゃない。デザート:チョコクリームザクザククッキーのせみたいなの。美味しすぎる。100万点。合計1000140点。ちっさいパンもついてきたけど、これは夜中の非常食としてとっておいた。飲み物はリンゴジュース。

日本に一番近い機内食

機内食食べたら眠くなったので、おねんね。翌朝4時頃、朝ごはんの機内食。今回は憧れの「ビーフorチキン」が聞き取れたので、ビーフを。そもそも牛肉と鶏肉ってコスト違いすぎるし、なぜ両立するのかわからんと常々思っていたので、どんなもんか楽しみにしていた。
結果としては、吉野家の牛丼くらいは牛肉入ってるし、普通に美味しい。100点。しかし、相変わらずサイドメニューが微妙。蕎麦オイルサラダ?味がよくわからん。40点。果物、ブドウとパイナップルは美味しいけどメロンとオレンジは味あんまりしない。50点。これを食べてすぐにドーハ空港へ着陸し、乗り換えた。少し遅れたのもあって時間なさすぎて、空港の中めちゃくちゃ走ったせいで全然見れなかった。豪華で有名な空港なのに。

中間地点の機内食

カタール航空ドーハ〜ロンドンは、一気に機内の外国人の割合が増え、アナウンスも日本語はなくなって、本番感が出てきた。午前2時頃に離陸して、3時半ごろサンドイッチが配られた。普通のサンドイッチ。本当に普通のサンドイッチ。飲み物にコーラをもらったけど、味が中東仕様でめちゃくちゃ甘くて炭酸強くてあんまり合わんかった。


2本目の便の軽食

半分くらいうつらうつらしながら過ごして、8時頃にもうなにご飯か全然わかんないけど、この便2回目のごはん。スパニッシュトルティーヤと言われたごはんがこちら。いわゆるトルティーヤとは全然違うものが出てきた。普通にオムレツみたいな感じで、栄養豊富そうだし美味しい。80点。しかし、この回のサイドディッシュが本当にしんどかった。まずは左上の謎物質。なんかの植物の種(かすかに杏仁豆腐風)がもっちょり詰まっただけ。味が薄いし食感謎だし、サラダ扱いなのかデザート扱いなのかもわからず、ほんとにこれはなに。とてもしんどかったが、貧乏旅故に毒がないものは全て胃に収めないと餓死しかねない。なんとかパン用のジャムを突っ込んだら食えることが分かり、それで完食した。2点。右上の果物は、美味しいの一つもなかった…日本の果樹園芸学万歳だね…。3点。

イギリスに最も近いご飯

ここで、イギリスが近づくにつれてだんだん機内食の美味しくない割合が増えてくることに気づく。怖すぎだろ。
しかしまあ、無事に何事もなく午前6時半頃、イギリスのガトウィック空港に降り立つことができ、旅としては満点でしたとさ。22時間の移動でした。思ったより腰も耐えたしよく寝れた。

次回、イギリス編!


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