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(2枚目)真・女神転生Ⅴvengeanceプレイ記録

スクショと記録とネタバレがあるよ


このシーン、四大天使が降臨する構図とよく似てる……似てない?
ヨーコもどちらかというと「怖い側の人間」だと思う
病を癒す神とも考えられていたコンスは、奇跡をもたらす像のなかに自らの存在を示すとされた
ここでいう病気の姫とは、ラムセス2世がバフタン人の王子にコンス像を送った逸話からきているのかもしれない


タオの変化が示唆されるシーン
ヨーコという存在と関わることで、タオの心境に変化が訪れたことは間違いない
他人と関わることで、自分の内面に変化が訪れる
それはいわゆる「縁」の関わりともいえるだろう

人間の「変化」と仏教的「縁」の関わり

「朱に交われば赤くなる」というように、ヒトは身近な存在との関わりによって性格や価値観、心境が変化していく
他人に影響されて自分が変化していくように、自分自身もまた他人の変化に影響を与えている
言い換えれば「他人との関わりによって運命が変化する」ということは大いにありうることだろう

仏教でいうところの「良縁を結び悪縁を断つ」はこうした「関わりによる影響」があるからこその考えなのかもしれない

それでは「自分自身の考え」とはなんなのだろう
その考えは本当に自分自身のものだろうか。まわりの人間に影響されたものでないと断言できるものだろうか
主体性とは、本当に「じぶんひとりのもの」なのだろうか
そんなことを考えてしまう


ラフムの拒絶
運命はここで大きく変化する


タオの姿をみて、サホリとヨーコにも変化が訪れる
人間は、影響を与えあうからこそ心が変化していく


悪魔の裏庭


海の様相にたとえて、無常観を匂わせてくるマーメイド
すきです


執着心そのものみたいな発言するピアレイ
すべてが無常であるからこそ、より執着してしまうという部分もあるのかもしれない


天王洲エリアはどこか血の色が漂っている
赤黒い海。水面の表現が綺麗


太宰からの(含みを感じさせる)報酬
カセットゲーム機ではないんだね……
天に任せる側の人間なのに


リリムマンション
ここのリリムたちのポーズ、ピクシーやリャナンシーといった他の悪魔のポーズを連想させてとても良い


何度も言いますが真Ⅴvでは3Dのグラフィックが向上しました
足の指の表現がよりこまやかに!


いまから200年前……というとだいたい1824年ごろに人間界にいたみたいです
唯物論にもとづいた思想と関わりの深い「共産党宣言」が1848年
1800年代ごろには「悪魔」は「迷妄の産物」として啓蒙が広まっていき、人間界が悪魔にとって居づらい場所になった……のかもしれない


タオの心境
感情によってヒトは動くけど、感情によってヒトはまた縛られていくともいえる

新規に追加されたクエスト

他者との関わりで、ヒトは変化していく
それは良い方向であっても、悪い方向であっても
女魔の遣いとしてあらわれたのはピシャーチャ
古いインド語には「ピシャーチャの言葉」を意味する文法があるとか
社会という「法」によって縛られる人間を心のままに生きられるようにしたと「遣い」は言う
迷える人間に「ひとつの指標」を与えたという意味では、悪魔のやっていることは天使が神の言葉を伝えることと同じともいえる
しかし、やっていることは同じであっても、その方向性は悪意に満ちていないだろうか

アオガミに関するあれこれ


アクマの在り方は「その土地の暮らし」と密接にかかわっている
ヒトの営みのなかで生まれる「祈りや恐れ」のカタチが具象化したものが「アクマ」の原型なのかもしれない
しかし「アクマの在り方」だけが浸透すると話は変わってくるのではないだろうか
神話的特徴のみを拝借して自由に存在を創造する
創造を目的とした想像が「独自の存在」をつくりあげていく
主人公と合一したアオガミは「合一を前提とした設計」になっていた
その設計をデザインしたものはだれか
「ヒトと悪魔の融合」というと、真Ⅲのマガタマが連想されるが……
アハギハラとは「古事記」において伊邪那岐命は黄泉から帰還した折の汚れをすすいだ
「筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(おど)の阿波岐原(あわきはら)」
に由来するのだろう


アハギハラシステムによる「悪魔の創造」とは

「古事記」における三貴神は伊邪那岐命の禊(みそぎ)によって生じた神々である
この禊の場面では「洗った部位」や「持ち物」などからも様々な神が生じている
アハギハラシステムを考察するならば、オリジナルとなる存在を構成するマガツヒをベースに力の一部をアクマとして精製・再構築するものではないだろうか
であるならば「神話上の逸話」が多い存在であるほど「側面」が多いゆえに多様な形態のアクマを精製できるといえるのかもしれない


勾玉・鏡・剣を象徴する3つのタンク
アオガミは「剣」のタンクから製造された「英雄型」であるという
神話学的にいうならば、デュメジルの三機能説に基づいた分類なのかもしれない
「英雄型」のほか「統治者型」「生産者型」の神造魔人もいるのかもしれない



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