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(4枚目)真・女神転生Ⅴvengeance プレイ記録

スクショと記録とネタバレがあるよ


クエスト「憎しみの蛮声」
復讐の女神編で訪れる新宿区にちなんだ「肉の万世新宿西口店」は2022年5月31日で閉店してしまった
真Ⅴ発売(2021年11月11日)以後の出来事である


リリス戦
本作のリリスには翼がついている
リリスの前身とされる悪魔アルダト・リリーには翼が備わっていたそうな


本作にはアマテラスが登場しない


タオを連れているとクエストシーンに登場する
無言のセリフが用意されているあたり
「謎の力が作用した特殊な魂」がタオであることをほのめかしているのかも

「いそのかみ」とニギハヤヒ

「磯野上タオ」の由来になったのは石上神宮だが、石上氏は物部氏から分化した姓であり、物部氏の始祖は饒速日命(ニギハヤヒ)にあたる

饒速日命は天磐船(あまのいわふね)に乗り飛翔し、神武天皇の東征に先駆けたなどの神話を持っている
また、大正時代にはその神話性から「航空守護の神」として飛行神社が創建されるなどの「ヒトの知恵によって神性が創造的に解釈された側面」を持っている

初代天皇である神武天皇に先駆ける神話
飛翔の能力をもった神話
この両側面は作中における「タオの役割」とどこか似通っていると言えるのではないだろうか


明治神宮は「近世に創建された神社」である
ヒトもまた生前の事績によって神性を持ちうる点は神道の特徴でもある
言い換えるならば、日本国は「ヒトの信仰(知恵)によって神性を付与ないしは変質しうる」生きた祈りが残る地だともいえる


本作はモー・ショボーもクエストナビに
モブショボーと比べてひとまわり小さい
かわいい
アブディエルが独り言で言及していたアトゥム
作中には登場しないが、かつては至高天にたどり着くナホビノであったそうだ
アトゥムは「原初の水」より生まれ、蛇の姿をしていたと考えられている
アトゥムという言葉には「万物の創造者」「それ自身で完成するもの」といった意味を持つ
多くの蛇神が持つ「不死性」を持った存在といえる
「死者の書」によると、アトゥムは世界が終わるときに自分が創造したものすべてを破壊して原初の蛇に戻ると言われている
さて、もしも「不死性」を持ったものが王となればどうなるか
永遠の命を持った存在が頂点に君臨する組織は「野心あるもの」からすれば不都合極まりないものだと言えないだろうか
ちなみにトートは「知恵の神」であり、文字や秩序をつかさどる
文字によって、ヒトは記録を後世に遺せるようになった
また、アメンは「隠れたもの」を意味する
隠れた不明であるからこそ、自由な解釈が可能となる
エジプトのヒトはそのような「知恵」を用いてアメンを主神に押し上げたのかもしれない

マルドゥークの時代とアトゥムの時代

マルドゥークが歴史に登場するのは紀元前1760年ごろ
ハンムラビ王が制定した「ハンムラビ法典」に名前が登場している
ハンムラビ王は紀元前1764年ごろにメソポタミアを統一しており、おそらくこの頃が「マルドゥークが王座についた時代」であると考えられる

ハンムラビ王がメソポタミアを統一する以前は、アムル人の小国が分立していた混乱の時代(イシン・ラルサ時代)で、アムル人とはセム族系の遊牧民である
メソポタミアで都市生活を行っていたシュメール人は、アムル人を野蛮人と見なしていたが、徐々にシュメールの都市社会に定着していったとされる
ハンムラビ王もアムル人の出自で、自らを「アムルの王」と自称している

ハンムラビ王はその後1750年ごろに没するが、後継者に恵まれずその治世は凋落していく

エジプトがアメンを主神にかかげ、中東で影響力を伸ばしたのが紀元前1550年ー1292年ごろまでのエジプト第18王朝であり、この頃がいわゆる「ラーの時代」にあたると言える

アメンとコンスとイシスとトート

また、エジプト第18王朝において、テーベではアメン・ムト・コンスの親子三神が大きな信仰を得ていた
ムトはイシスとも習合しており、これらの点から、真Ⅴでは作中において「イシスがコンスの母親」にあたる存在であることをほのめかしている
そのほか、コンスはトートと習合しているが、トートがコンスを坊ちゃん呼びしているあたり「トートがコンスの教育係をになっていた」のかもしれない

至聖所シャカンにて
東京受胎が20年前、終の決戦が18年前と、2年間の時間経過があることを匂わせている
「真・女神転生Ⅲ」も2003年発売、2004年マニアクス発売・2005年マニアクス再販といった2年間の紆余曲折があった
タヌ……クマのバグズ
ヒロえもんごっこと称してクエストナビになってくれる
お腹のポケットが邪悪すぎる
ナホビホ
たくさん本を読んだそうです
青で統一されたナホビホだけど、創世の知恵はマガツヒのようにアカい
アクマが唯物史観を謳うインテリジョーク
知恵のパラが10以上ないとわかんないやーつ


八雲の過去にカディシュトゥが関わっていたことが明かされる
ジョカもまた「蛇の姿」を持っており、過去の一件を通じて八雲の目的が「すべての神魔の殲滅」になったことをうかがわせる
「王座の否定」という意味ではカディシュトゥの目的に一脈通じている部分がある
ジョカとカディシュトゥの間にもなんらかのつながりがあったのかもしれない
カディシュトゥは「別の多元宇宙からきた存在」のようだ
八雲の過去もまた、サマエルの目論見のひとつだったのかもしれない

小難しい内容ばかりだったので最後はマーメイドの膝でも見ていってください


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