日記(架空の姉ができた)
2022/10/09
ある日突然、架空の姉ができた話です。
先日Diorのショーの動画を観てホワーとなった私。
すっかりDiorが神格化されたのでした。
と同時に感じた違和感。
エレガントな雰囲気って全然自分と離れたものなのに、憧れはあるんだよな。ショーの印象とデザイナーさんの仕事が良すぎたっていうのもあると思うけど、時々急に自分の好きとかけ離れたものに目が行くのは何なんだろう。真っ黒な服とか、繊細な刺繍とか。
もちろん、かけ離れていたイメージに近づこうとするパワーもファッションの力だと思うけど、そういうのとは別に、わたしはかわいいものや親しみのあるものが好きなのに。
自分の中に全然違うキャラの人がいて、その人が好きな服やメイクをチラチラ見てしまう。その人になりたいわけじゃない。でもなんか強烈に気になる。
その人を架空の姉とします(架空の女上司でも可)。
架空の姉は、歳が離れていて真っ黒で繊細な服をよく着ている。ハイヒールでカツカツ歩く。おしゃれが好きで皮のバッグを持っている。レースや刺繍やパールが好き。アクセサリーもたくさん。コンクリートの家に住んでいる。美しいものを愛していて、仕事が趣味。自分に厳しくて、完璧主義。周りから恐れられている。リーダー的存在。家事が苦手で、子供や動物も苦手。
わたしとは全然違う人だ。かっこいい人なんだけど、あまり仲良し姉妹じゃないかもしれない。お互い違う方向を向いていそう。こっちは姉のことを偉そうにと思っているし姉はこっちのことをガサツで小汚い妹だと思っていそう。
架空の人に対してものすごい悪口を書いてしまった。
現実で架空の姉に似た人に会うと、気になってチラチラ見てしまう。
この感じは何なのか不思議だったけど、架空の姉という仮の人物像を作ったら、急に納得がいった。
今まで不思議と気になっていたものは架空の姉の好きなものだったんだ。わたしは姉のことが好きなので、姉の好きなものが目に入ると気になってしまうのね。好きで憧れてるけど、なりたいわけじゃないんだね。
でももし架空の姉みたいなファッションやメイクがしたくなったら教えてもらうこともあるかもしれない。普段は怖くて話せないけど、意外とドジでかわいいところもあるかもしれない。
わたしが好きなのはカラフルでポップで、ユニークなものです。
そっちをもっと育てていきたい。
自分の中で好きと憧れが棲み分けが上手くいった気がしてホッとしたのでした。
楽しくてワクワクでかわいいものを探すぞ〜。
…
棲み分けはできたけど、誰なんでしょう、架空の姉って。
いつからわたしの中にいるキャラなの。
気になる…。
もしあなたの脳内に住んでいる特別な人物がいたら、また今度こっそり教えてください。
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