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日記(アレックス・ダ・コルテ展と21世紀美術館)


金沢の21世紀美術館でアレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄 を観ました!


アレックス・ダ・コルテはヴェネズェラ系アメリカ人アーティスト。



このMVも展示作品のうちの一つでした。
Tierra Whack とのコラボレーション。



映像作品が多めだけど、ディスプレイ周りのペイントや観賞用の椅子まで凝ってて観て回って楽しい展示でした。カラフル〜。

3分で観終わる映像もあれば、50分ほどの作品もありました。
2時間くらいの映像を4分割した部屋もあります。
立って見るのが辛い人は他の作品を先に見てから椅子が空くのを待つのがいいかも。


色がとにかくポップで好きです。
ディズニーへの愛も伝わってきます。
ちょっとセンシティブ?な作品も。

アレックス・ダ・コルテ本人の演技と衣装やメイクがすごく見応えがあって印象的でした。
(とくに《ROY G BIV》に登場する3人の老人が好き)
ディズニーっぽいアニメーションや既視感のあるキャラクターなど多々登場します。
ブランクーシの彫刻が命を吹き込まれて歌ったり…。
自由の女神に扮したり、セサミストリートのキャラクターに扮したり。

ステートメントの説明文を読んでもよくわからないところもあったけど、
情報に溢れた今の時代を象徴するようなアーティストでした。
人生の寂しさや大量消費社会の虚しさもあるかもしれません。
ポップで楽しいんだけど毒っけのある感じ。
ライブ感もあって身近にも思えるけどシュールな世界観、
情熱や好きなものへの愛がとても伝わってきて良かったです。

(追記)
グッズもかわいかった…!
観る前どんな展示か全く予想が付かなかったけど、観た後も頭に???が浮かぶ感じでした。


《ROY G BIV》は虹の7色(レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、インディゴ、バイオレット)の頭文字からタイトルがつけられている。真ん中の青いキャラクターはブランクーシの《接吻》に命が吹き込まれたもの(?)でアレックス・ダ・コルテ本人が演じている。




21世紀美術館は石川県金沢市の兼六園やお城のある交差点、
街の中心部の香林坊からも歩いて10分ほどに位置します。
SANAAの建築も有名で、半年毎に入れ替わる企画展はいつも面白いです。
ショップや、無料で観れるギャラリー、恒久展示作品などたくさん見所があります。
ウサギの耳の椅子やレアンドロ・エルリッヒのプールなど人気の映えスポットも。


オラファー・エリアソンの《カラー・アクティヴィティ・ハウス》



ジェームズ・タレルの《ブルー・プラネット・スカイ》
この部屋のベンチは冬場ほんのり暖かい。


2023年は9月までは「アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄」、
10月からは「D X P (デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ―次のインターフェースへ(仮題)」の開催が予定されているようです。(難しそうなテーマだな〜)

展示以外ではタレルの部屋で空を見上げてホッとしたり(大好き)、
アートな洋書や扱うショップで本を眺めるだけでも楽しかったり。
資料室で雑誌を読んだり。
などなど楽しみ方も色々です。

展示をガッツリ楽しみたい人は、夜間開館している金曜土曜の夜の人が少ない時間を狙っていくのがおすすめです。
特に夏の日が長い時期には、ガラス張りで開放感のある建物なので、夕方から夜にかけての空気の色で時間の推移も味わえて素敵です。

また近くにお立ち寄りの際はぜひ行ってみてくださいね〜


夜の21世紀美術館と三日月🌙

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