🔔虐待後遺症(複雑性PTSD)の当事者研究🔔

幼いころから周囲の言動に怯え、周囲の顔色を窺い、周囲は何を望んでいるのか、どうすれば機…

🔔虐待後遺症(複雑性PTSD)の当事者研究🔔

幼いころから周囲の言動に怯え、周囲の顔色を窺い、周囲は何を望んでいるのか、どうすれば機嫌がよくなるのか、そんなことばかりを考えて生きてきました。自分を感情のはけ口にして粗末に扱う家族に迎合して平気なふりをして自分を置き去りに生きてきました。

最近の記事

今日、会ったホームレスに共通する思い

今日、仕事の帰り、普通車を降りて急行に乗り込んだ瞬間、鼻を突く異様な臭いがしました。ふと左を向くと、3人がけの座席に強烈な異臭を放ったホームレスが、意識があるのかないのか、わからないようなうなだれた姿で座っていました。向かいの席には人が座っていましたが、横や周囲には誰一人いません。外は暑く、やっと涼しい車内に入ったと思ったけれど、汗をかいて何日も、いえ、数か月もお風呂に入っていないような強烈なにおいに、思わず可能な限り離れた場所で、つり革につかまりました。 内心、串カツで有名

    • 複雑性PTSDおよび、それに伴うアルコール依存症

      タイトルが、私についた診断名でした。私が命の恩人と思い、生まれて初めて拒絶される恐れを感じずに心を開けた精神科医との出会いが私の全ての回復の始まりでした。その精神科医は昨年、四十数年の精神科医師としての生活を引退されました。引退を知ったのは一か月前でした。そこから主治医との十数年の治療を振り返る対話をし、引退当日までの3回の診察では、毎回とめどなく悲しみが込みあげ涙が止まりませんでした。主治医の姿、過ごした日々の想いはきっと死ぬまで私の心の中から消えることはないでしょう。心の

      • 夜と霧

        いまから二十数年前に、本屋で自分が何者なのかを解説してくれている”アダルトチルドレン”という言葉に出会った時は感動的だったということを先日思い出し、その後ふと、そこから更に遡り、被虐のまだ最中にいた高校生時代に読んだV.E.フランクルの「夜と霧」のことを思い出しました。 はじめて出会った感動はそこだったような気がします。第二次世界大戦にアウシュビッツ収容所で、ユダヤ人が大虐殺され、そこに収容されていた精神科医は妻や子供たちを虐殺され、それでもいかに人間性を失わずに、未来に希望

        • アダルトチルドレンという言葉との出会い

          自分の生きてきた人生や、生きる苦しみに呼び名があるということを初めて知ったのは、今から二十数年前でした。虐待防止法がまだない時代のお話。まるで自分の存在を説明してくれるかのような”アダルトチルドレ”ンという言葉に本屋ではじめて出会った時は、感動的でした。私のあの地獄のような日々に、そして、苦しさに居場所が与えられたかの思いがしました。安価な本ではなかったですが、迷いもなく即2冊購入しました。まだ幼い娘が寝静まってから、チューハイを片手にむさぼり読みました。それはまるで無実の罪

        今日、会ったホームレスに共通する思い

          こんな私が書いています

          幼いころから周囲の言動に怯え、周囲の顔色を窺い、周囲は何を望んでいるのか、どうすれば機嫌がよくなるのか、そんなことばかりを考えて生きてきました。自分を感情のはけ口にして粗末に扱う家族に迎合して平気なふりをして自分を置き去りに生きてきました。思春期頃に求められる能動性や自立心、私はどうしたいのか、どう思うのか、どう生きていきたいのか、それがわからないまま、ただ普通でいようと、普通であると思われることに自分を合わせようとして生きてきました。そして、30代になったころ、その生き方に