日記20240121

 何もしない内に2024年が過ぎていく。もう1年の5.46%が過ぎ去ってしまったという事実を脳が受け容れられない。たかが5.46%、されど5.46%。
 消費税よりは低いが復興特別所得税よりは高い。こんな日本に誰がした。

 それはともかくとして、JAXAの探査機が日本としてははじめて月面着陸を成功させた。太陽光発電パネルは作動しなかったが、着陸自体は成功したようで実に素晴らしい。

 20世紀の終わり頃、人類はもっともっと宇宙への道を突き進むものだと思っていた。しかし蓋を開けてみればスペースシャトルはなくなり、月面有人探査は久しく行われていない。中国やインドの宇宙進出は目覚ましく、スペースX社による軌道利用は進みつつあるが、それでもかつて想像したほどのインパクトは2024年になった今も達成されていないように思う。

 ロケット1基打ち上げる費用でどれだけ多くの人を救うことができるか、という命題はしばしば語られるが、実際にロケットが打ち上げられなかったとてその費用が弱者の救済に使われることがなさそうなのは今の国際政治を見ていれば明らかであるし、地球という惑星の上に住み続けている以上、いずれ資源を使い果たして人類は衰退を余儀なくされる。

 何が正しいのか、正しかったのかは未来にならないと分からないが、私個人としては、星の世界への夢を人類が諦めないで欲しいと、そして戦火を天にまで持ち込まないで欲しいと願うばかりである。

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