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アニメ「トップをねらえ!」スパロボ参戦した熱血ロボアニメ

映画で公開されていた。なぜ今?と思ったが、グッズも販売されていたから、中々によい企画に思える。このアニメは、ノリコがどんどん成長していくのがよく、カズミとのコンビが印象深い。ガンバスターはスパロボで見てから強いユニットだなあと思ってはいたが、ここまでの強いのは予想外だった。宇宙怪獣という架空の生物だが、生物の天敵であり和解は無理だ。ノリコの恋人や仲間が次々死んでいく中、コーチに鍛えられ、成長したノリコがガンバスターで単機で突っ込むシーンは素直にかっこいい。スポ根なのだが、ノリコの成長、カズミの恋愛など、昔らしい描写が魅力だ。
一番印象的なのは、ガンバスター対大量の宇宙怪獣のシーンだろう。戦闘シーンでは、ノリコとカズミがめちゃくちゃ叫んでいて、かなり圧倒される。スパロボで同じ台詞を言うのだが、このときの叫びがすごく、スパロボの台詞が物足りなくなるぐらいすごい。当時はらんま1/⁠2も知っていたから、あかねとシャンプーと同じ声優とは思えなかったほどだ。ガンバスターの無双っぷりをこれでもか!というほど見せてくれる。バックミュージックもノリコとカズミの歌で文句なし。ただ、ガンバスターが地球製なのが驚きだ。よくある、未知の技術ではないので。

ガンバスターはスパロボで何度も参戦しているが、なかなかに強い。声付きスパロボが出てきて二十年ぐらい経つと思うが、何度参戦しても強い。ガンダムの世界観にいるなら、間違いなく地球すら破壊できそうな性能だし、そもそも大きい。何かグランゾンに似たエンジンだったように思う。ブラックホールが何とか。まあ、明らかにオーバースペックなんだけど、宇宙怪獣がそれぐらいしないと倒せないレベルの強さだから仕方がない。スパロボだと嫌になるぐらいHPが高く、倒すのに苦労した。
今見てもかなり面白く、元気になる。ラストは同級生のユングが残したメッセージが受け継がれて残っていて感動した。トップ2にもつながる話で、ラストは感動する。ブラックホールを利用したトップマシンを使うのだが、時間の進み方が変わるために、何百年先までノリコとカズミは帰ってこない。時間の残酷な流れがあり、ユングは機体の性能からついてこれなかっただけに、感動もひとしおだ。スパロボだと、ゲッターとかライディーンが来てたけど。このアニメは面白く、テンションが高い話数もあるが、序盤は結構暗いから、人を選ぶかもしれない。カズミのライバルが、カズミは若いのに、その人は老人になって登場したりと、時間の流れの差を感じる作品だ。

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