CES2024 備忘録
CES2024で学んだことを雑記します。
順番は全然最適化できていないので、そのうち整えるかも。
J-STARTUPブースは大盛況!
去年はEureka Parkのスタートアップ枠$1,500払って参加しましたが、今年はJETRO支援のJ-STARTUP枠で参加しました。感じたことを書いていきます!
・サポートすごい!
パフォーマー使った呼び込みや、集客対策がすごい。
ブースもどこよりもおしゃれで人流をよく考えている。
ブースで何をすべきか色々と教えてくれる。
アフターフォローの仕方も教えてくれる!
Unveiled, Launch-IT, Showstopperの参加へのサポートもある。
しかも無料! 普通に申し込んだら$8,000くらいらしい。
サポートに甘えて全然準備できてなかった!すいません。
・ただし、ブース狭い!
人をたくさん連れてくると、他のブースと干渉がすごい!
直接Eureka Parkに申し込むと$1,500かかるけど、ブースは広く話しやすい。
前回は絶えずきて数量や価格を聞いてきたBuyerの人が、少なかった印象でした。
ラスベガス寒い!
・びっくりするぐらい寒い!朝も夜も。昼はあんまり外出てないけど多分寒いですね。
・会場内が暑い!上着をしまうスペースもあんまりないので、薄くて暖かい服がいい。ユニクロ最強です。
・sphereが完成している!意外と引っ込んだ位置にあって見にくい!
・sphereのふもとは半端ないビル風です。
Eurekaパークはパビリオンばかり
・国別ブースが多すぎる!アメリカ人いない!アジアと欧州ばっかり。ブースがないドイツやイギリスは少しかわいそう。
・国別ブースはどこも狭いし、正直見にくくて、隅々まで見る気が全くしない。
・かろうじて緑色の個別ブースがいくつかあるけど、彼らが隅っこに追いやられているのがかわいそう。主役はこっちかと。
大阪ヒートクール社がCES参加で持っていた目標
・ThermoScratchのプロモーション
海外メディアにリーチしたい。➡結果としてまだ準備不足だったかも
ただ、フランスで一つ記事にしてもらえました。記者の人にStation-Fを褒めたからかも。
・海外スタートアップ
とくにハードウェア系と仲良くなって、実際のところの情報交換をする。
・海外企業とコネクションを持つ
ThermoScratchをODMで提供したい。
といったところでした。メディアへのリーチは難しかったですが、他はかなり達成しました。ブースに籠るだけではダメで、しっかり会場内を探っていろいろな人とつながるのが大事でした。
用意したもの
・チラシ 2000部
・人員 4人(うち1人病欠)
・ピッチ資料
・デモ用ThermoScratch 稼働可能4台、展示用2台
・デモ動画
・デモ写真
・notionページ(旅のしおり、来客リスト、ブース担当シフト、イベントリスト)
2023年に出展した時の反省はあまり活かさず、今年も大した準備もせずに出かけました。どんだけ準備しても結局当日ドタバタするので。
やるべきだったこと
・毎日コンタクトとるべき人を整理して、優先順位をつける反省会を実施する
showstopper終わるのが22時とか、アフターパーティー終わるのが23時とかざらなので、言うほど簡単じゃないです。
翌朝も早いし、何より時差で睡眠サイクルは破綻します。
Elis islandでササっと夕飯を済ませたのに全然時間がないのが不思議でした。
・Showstopperなどでもらえる記者リストに事前にプレスリリースを送る。
・渡せるサンプルを準備する、少なくともいつどこで買えるか情報を用意する。
今年も結局販売用製品間に合わず。もっと頑張ります。
ラスベガスまでの移動
CESは年始にあるため、毎回フライトがキャンセルされたりディレイになったりします。昨年完全にトラップにはまったので、今年は反省を活かしてLAからラスベガスまで運転しました。これは結構おすすめです。
・4時間以上かかるが、寄り道できて楽しい。
ただ、実際は寄り道すると8時間くらいかかってしまいました。
・テスラのモデルX試した。
オートパイロット楽しい。ハンドル離すと凄く怒られます。
モデルXのガルウィングで、目立てますが、めちゃ不便です。
スーパーチャージャーは若干面倒ですがまあ許容範囲。
・テスラ借りるために、カーシェアリング(TURO)試しました。
アプリでの車両状態の記録、マイルの記録、洗車の管理など勉強になりました。
LAX(LAの空港)の駐車場が使えず受け渡し場所までUBER移動になったが、駐車場よりはUBERで貸主の家に移動したほうが安く簡単なのでおすすめ。
おすすめの宿泊場所
内緒にしておきたいところですが、今回使ったホテルが最高すぎたので共有します。日本の方はフラミンゴに宿泊される方も多いようですが、2023年にフラミンゴに宿泊し、2024年にエリスアイランドに止まった結果、明らかにエリスアイランドのほうがいいです。
・まず、駐車場が無料
・そして、カジノが別棟。ホテルに入るときのストレスがない。
・カジノに併設しているバー、レストラン、ステーキ屋が安い。うまい。すぐ入れる。
・ストリップまで全然歩ける。
・Eureka Parkにすごく近い。下手したら一番近い。
・Eureka ParkはVenetianから入ると建物の中の行列で悲惨なのですが、sphere側の裏口から入ると行列なしでスムーズなのです。
自社ブースでの所作
・商品の紹介 30秒くらい。これは去年からできてた
・紹介したらname cardかタグの写真をとる。
・さらに仲良くなったらLinkedIn 交換する。
・誰と交換したか、どんな内容だったかメモる。
今回は人数少なかったこともあり、ここまでは中々できず。数名ちゃんと話したのに誰だったか忘れてしまった方がいて申し訳なかったです。
ブースの回り方
・Eurekaを見るのもいいですが、おすすめはDesign & SourceというOEM/ODMブースの深セン企業でした。 この世の全てのハードウェアがそこにあります。 会話ではminimum quantitiyとprice for pieceを聞きます。スマートミラーが20台、$500/台で買えることなどが知れます。何ならもっと安くなりそうです。HMDも自作するためのパーツが全て手に入ることを知れます。ただし、なぜか会場に来場者は極めて少ないです。Eurekaの1/100もいません。国際情勢の問題なのでしょうか。
・深センの技術力を理解したうえでEureka Parkに行くと、Design & Source で見た製品が焼き直されていることが発見できます。
・焼き直し製品群はスルーして、明らかに自作していそうなブースの人と話します。
・特に技術的な話を聞いてもいいか?といって、マイコンはESP32か?などと質問しましょう。
・ちゃんとした答えが返ってきたら長めに会話して、仲良くなります。
showstopperでの所作
メディア向けプレスイベントであるshowstopperは直接参加すると$8,000くらいかかるお高めのイベントだそうです。来場者はほとんど記者さんなので、すごく公立よくメディアにリーチできます。
・ご飯が出る。炭水化物多め。
・記者たちはご飯を食べに集まってくるので、ご飯もお酒もおいしい。
・最初はあまりブースを見に来ないが、お腹が膨れたらお酒片手に聞きに来る。
・あとは、自社ブースの所作と同じ感じで説明していく。
・関心を持ってくれた記者さんがいたら、連絡先を聞いてリマインド連絡する。
アフターパーティーでの所作
CES展示より大事かもしれないアフターパーティーです。大体ストリップ沿いのホテルのスイートルームで開催されていて、事前登録制です。
・CESの前からアフターパーティーについて調べて事前登録しておく
・Hardware meetupは最高のイベントでした。
・カジノの一画に集合して、スイートルームに移動
・スイートルームに少しづつ展示されている。
・展示している人と話しつつ、ランダムにそのあたりの人に話しかける。
・誰と話してもハードウェアのことをやってるので、楽しい。
・来年以降は展示側で参加してみたい。
見て面白かったブースをちょっとだけ紹介
・ボトルのIoT
高いリキュールを一定量だけ出す
どのタイミングで、どのお酒がどれだけ消費されたかデータに出来る。
ビジネスとしても面白いけど、なにより技術的なところがいけてる。
お酒のの飲み口の邪魔にならない範囲の筐体に流量メータとマイコンを詰めてる
ESP32でwifi、BLE、LoRAを載せて、目的に応じて使い分けて通信している。
・深センの会社
台湾出身で、深センで工場経営している
日本で3万くらいで売ってる美容用品だけど、OEMしたら1,000台20ドル/台でやってくれる。
製造を台湾か中国でやりたいんだけどと相談したら、中国の単価も上がっているが、やはり台湾のほうがまだちょっと高い。20%くらい。
ただ、中国人は信用できないから台湾のパートナーを見つけたほうがいいとアドバイスくれる。
TSMCの熊本工場で働いている20代の息子さんが日本人と結婚してくれることを切に望んでいる。
興味ある方は連絡ください。
ではでは
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